或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は米ネカ社、プレデター・アクション・フィギュア・シリーズ8から、ジャングルパトロール・ダッチを紹介。
映画「プレデター」第1作に登場した、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるアラン・“ダッチ”・シェイファーまさかのフィギュア化。
まさに映画1作目公開25周年記念にふさわしいチョイスである。
アラン・ダッチ・シェイファーは、特殊部隊の指揮官で、階級は少佐。
過去に数々の困難な作戦を成功させ、優秀な指揮官として絶大な信頼を得ている。
その一方で「我々は軍人であり殺し屋ではない」というポリシーを持ち、暗殺などの作戦は引き受けないことでも知られている。
映画では、圧倒的な攻撃力を誇るプレデターとの戦闘の中でその弱点を発見し、近代的な武器を失いながらも策を巡らせ、己の知恵と体力、原始的な武器や罠を用いて、死闘の末に勝利する。
さて、ターミネーターシリーズで既に肖像権をクリアしているネカだが、本当にプレデターに登場したシュワちゃんまでリリースするとは思いもよらなかったというのが本音。
フィギュア化しないかなー、まさかしないよねーのノリで当ブログでも過去ネタにしてきたが、こうして実際に入手すると、時代の流れを感じざるを得ない。
シュワちゃんといえば、最初にリアル系のフィギュア化に踏み切ったのは往年の米マクファーレン社だったが、ムービー・マニアクス・シリーズで、『ターミネーター2』のT-800をフィギュア化しようとして、肖像権のクリアに敢え無く失敗。
当時から、政界への進出を画策しており、共和党で銃の規制派であったシュアちゃんにしてみれば、銃を手にした自らのフィギュアが世の中に出回るのは色々と都合が悪かったようだ。まさにバッドタイミング。
当時、業界トップレベルだったマクファーレンのクオリティで、ターミネーターのフィギュア化を望んでいたファンを失望のドン底に叩き込んだ記憶は、今でもしっかりと残っている。
実際に製品化されたものは、顔がほぼ全壊し、いろんな意味で二眼と見られないものであった…。
その後、マクファーレンが雪辱を果たすのは、映画『ターミネーター3』公開後のことである。
さて、いちアメトイコレクターのどうでもいい感慨を他所に、フィギュアの方は非常に良いデキである。
プロポーション、造形は共に良好。顔もひと目見てそれとわかる程よく似ている。
カラーリング及びペイントも問題なし。
肌の露出が多い分、肌色が短調にならないようにスミ入れがされており、筋肉の筋が強調され全盛期の若いシュワちゃんの肉体を見事に再現。
顔には迷彩が施してあり、販促画像を見た印象では製品版で雑にならないか心配だったが、製品版ではペイントではなくプリントになっているようで、個体差はなく、なおかつ、意図したのかどうかはわからないが、結果としてこのテの人間フィギュアにありがちな、顔がのっぺりとなる印象を防ぐ効果もあるようだ。
最大のポイントは可動部。
ターミネーターシリーズでは、下半身はほぼ固定だったが、今回のフィギュアはフルポーザブル。
首(ボールジョイント)、両肩(ヒンジ)、両肘(ヒンジ)、両手首(ヒンジ)、胸部(ボールジョイント)、両股関節(ヒンジ)、両膝(ヒンジ)、両足首(ヒンジ)と、ネカ社の製品にしてはかなり豊富。
筋肉質なので、パーツ同士が干渉しそうだが、ちゃんと両手で銃を構えることもできる。
また、足首は横方向にロールもするので接地性が良く、自立時の安定性の高さも評価のポイント。
アクセサリーとして 39mm M203 グレネードランチャー付きコルト・AR-15 Sporter-1と、
コンバットナイフ、
デザート・イーグル(拳銃)が付属。
余談だが、このデザートイーグルという拳銃は、以前はリボルバーのみで使用されていたマグナム弾が撃てるようにした自動拳銃のひとつ。
この手の拳銃は女子供が撃つと反動で肩の関節が外れてしまうという都市伝説が生まれるほど大きさも威力もものすごいらしいが、シュワちゃんの体格がよすぎるせいか、まるで子どもの玩具のように見えてしまっている。
ナイフと拳銃はそれぞれホルスターに収納可能。
拳銃用のホルスターのストラップは軟素材なので、凸部を凹部を差込にくいのが難。
非常に期待していたフィギュアだけに、実際に現物を目にするまでは、クオリティの劣化しないか不安だったが、実際は予想以上に良いデキで非常に満足。
特に可動部が豊富で、胸をそらしたり、背中を丸めたりとかほんとにちょっとしたことなのだが、それだけでもかなりポージングの幅が増え、いじっていても非常に楽しい。
今後は、エイリアン2の植民地海兵隊もリリースされるので、そちらも是非、期待して待ちたい。
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