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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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SEGA販売、GEARBOX開発の“エイリアンズ:コロニアル・マリーンズ”、PC版。
コロニアル・マリーンとは映画“エイリアン2”に登場した植民地海兵隊のこと。
エイリアンvs.プレデターのゲームをリリースしてきたSEGAだが、今回はプレデターはハブられた模様。
もっとも、ゲームバランスの観点からするとプレデターは強すぎて困るというのが本音かも知れないが。

このゲームはマルチプラットフォームでPC版はパッケージだけでなく、STEAMでもDL販売されているが、いわゆる「おま国ゲーム」で、日本では未発売。
今後も日本語版は勿論、代理店版すらも発売される可能性が極めて低いので今回は海外版を購入。
…したのだが、ちゃんと確認していなかったので、届いたのが北米版ではなく、アジア版。
当然の如くSTEAMの認証で跳ねられインストールできず。

頭にきたので色々手を尽くして何とかVPNを経由してインストールはできたものの、今度は原因不明の理由で落ちてしまい起動できず。
色々調べたところ、どうやら文字コードに問題があるらしく、MICROSOFT APPLOCALE なるソフトをインストールすれば動くとのことだったので、早速試してみたところ、今度はAPPLOCALE自体がインストールできない。

更に調べてみたところ、OSのバージョンによってインストールの仕方が異なり、管理者権限でDOSプロンプトを使って直接起動すればインストールできるとのことだったので、再度挑戦。

で、やっと動いてくれた。

ゲームをプレイするよりも、起動させること自体が目的になってしまっているような今日この頃。

さて、ここにきて、やっとこさゲームのレビューにまでたどり着いたワケだが、今更ながら調べてみると、とかく海外での評価はすこぶる悪い。
延期に延期を重ね、開発に6年間かけたハズなのだが、いざ蓋を開けてみると以前公開されたデモに比べて、グラフィックが格段に劣化しており、かつデモ画面で何度も繰り返しアップされていたシーンがバッサリとカットされているから…だとか。

デモデモ詐欺ですか。

デベロッパーが、自社の人気ゲームの続編の開発を優先して下請けに丸投げしたとか、パブリッシャーがゲームの基本コンセプトに注文をつけて内容が二転三転したとか、色々と事情があったようだ。
管理人はデモ画面は見ていないし、事前情報も知らないし、全く期待もしていなかったので、購入後にそんな話を聞かされても困るのだが…。

【ストーリー】
…英語が苦手なのでよくわからない(死
映画「ALIENS」(邦題:エイリアン2)で、リプリーが単身ニュートの救出に向かった直後、ヒックスが、他の海兵隊にLV-426についての通信を送っていた…という設定で始まる。
惑星LV-426の軌道上で回収され、表向きは廃棄されたはずの宇宙船U.S.S. Sulacoへ、植民地海兵隊が調査のために潜入する…というストーリー。

【グラフィック】
UNREALエンジンを使用。質的には中の上くらいか。
最新のグラフィックとは言えないまでも、そこそこ見られるレベル。
以前公開されたデモ画面は、宣伝のためにとにかく高性能パソコン上で走らせたため、後になってコンシューマ機では性能が追いつかないことが発覚、結局画質レベルを落とさざるを得なくなったとか。

【サウンド】
全体的には中位のレベルか。
映画のBGMを使用して雰囲気を出しているのはともかく、後ろから拳銃で撃たれたような音がしたので振り返ってみたら、実はエイリアンの攻撃を受けていた…みたいな。ちょっとチープな気がしないでもない。

【システム】
ゲームスタイルはごく一般的なFPSの部類。
画面のインターフェースには、ヘルス、アーマー、弾薬数などが表示されるが、質の悪いビデオカメラを通した画像のように、端が微妙に歪んで見えるのが演出的に優れている。
FPSというと通常は、ワンマンアーミーなのだが、このゲームの場合は、常に複数人数で行動する。
A.I.のデキは決してお世辞にも良いとは言えないが、動きは悪くなく、仲間と行動することで海兵“隊”としての雰囲気は出ていると思われる。
但し、プレイヤーキャラクターから離れた仲間がいきなりワープしてくるのはいただけない。

【ヘルスとアーマー】
敵の攻撃を受けるとまず、アーマーが減り、アーマーがゼロになるとヘルスを消費する。
ヘルスのライフ・ゲージは今や主流となっているブロックスタイルで、ブロックは3つに分かれており、受けたダメージによって減ったライフ・ケージは、時間の経過とともに各ブロックのマックスまで自然回復する。
ブロックが減ると、視界が赤く染まり、危険な状態であることが知覚できる。
アーマーやヘルスはマップ上に置かれたアイテムを拾うと回復するが、マルチプレイを意識してか、USEキー(デフォルトではE)を押さないと、拾ったことにはならないのだが、感度があまり良くないので急いでいる時は非常にストレスを感じる。

【武 器】
シングルプレイでは、武器は基本的にパルスライフル、ショットガン、ピストルの3種類。
それぞれ、プライマリー、セコンダリー、サイドアームに区別され、ロックが解除されるとカテゴリー内で使用できる武器の種類が増える。
武器の攻撃方法にはプライマリとアルティネイト(デフォルトではF)がある他、接近戦においては銃把等で敵を殴ることで距離を取ることもできる(デフォルトではV)。
ゲーム中に特定の条件をクリアすることでロックを解除し、経験値を上げることで武器をカスタマイズできる。
カスタマイズにより弾丸の装填数や、リロードの速さ、破壊力、照準の精度を上げること等が可能だが、サイレンサーを着用すると威力が減り、レーザーサイトとスコープは同時に付けることができないなど、プレイスタイルによって試行錯誤が必要となる。
なお、カスタマイズは、ゲームの途中でも可能で、一度ゲームをクリアした後にも適用され続けるので、難易度を上げて再チャレンジする場合などは非常にありがたい。
また、スマートガンや火炎放射器、ミサイルランチャーなど特定のレベルにおけるイベント専用の武器も用意されており、これらの武器は弾が無くなったり、他の武器に持ち替えると自然にドロップしてしまう。

【敵キャラ】
エイリアンの他、ユタニ・ウェイランド社の兵士が登場。
パブリッシャー側の考えとしては、コール・オブ・デューティーのように人間同士の戦いを前面に出したかったようだ。
エイリアンは、映画に登場した一般的なウォリアー、フェイスハガー、クィーン・エイリアンの他、オリジナルのエイリアンが登場するものの、あまり強くなく、映画のような怖さがあまり感じられないのが残念。
むしろ人間の兵士で頑丈なアーマーに身を包み、バカスカとミサイルを打ち込んでくる相手の方がよほど厄介である。

【ビーグル】
ビーグルの運転はできないが、パワーローダーが登場。
人間の力では開けることができない扉を開けたり、映画よろしく巨大エイリアンと戦ったりできる。
また、ビーグルではないが、タレットも持ち運びでき、拠点防御の要として用いることも可能。

【その他】
トーチを使用して、溶接された扉を開けたり、逆に扉を溶接したりできる。
一見して進めないような袋小路で使用したり、逆に敵を閉じ込めたりと用途は広いが、どこでも自由に使えるワケではない。
モーション・トラッカー(デフォルトではQキー)を使用すると、自分の周囲360度で動く物体を感知できる(映画同様上下までは感知できない)。また、ミッションをクリアするために行くべき場所を表示してくれるため、英語のストーリーがわからなくてもなんとかなる点はありがたい。

エイリアンに組みつかれたり、フェイスハガーに貼り付かれそうになった際に、特定のキーを連打することで引き剥がすことが可能。連打が間に合わないと即死する。

【ファンサービス】
エイリアン2に出演したヒックス伍長とビショップがNPCとして登場。(声も本人が当ててるらしい。)

【残酷表現】
引きちぎれた死体が散乱していたり、爆弾の直撃を受けると体が飛び散る表現あり。

【総 評】
開発に6年もかかったと聞かされれば確かに“?”なゲームではあるが、色々と“大人の事情”があるのだろう。しかし、それほど過渡の期待をしていなければ、十分楽しめるゲーム。
何よりも原作映画のファンであれば、ニヤリとする場面に出くわすことが多い。
ゲームの進行もスムーズで、ほぼ一本道なので迷うことはないだろう。
マルチプレイの方が面白いという話も聞くので、そちらがメインの方にはオススメできるかもしれない。
個人的には海外レビューでボロクソ言われているほど酷いゲームだとは思わない。
まあ、起動できた時点で、お金をドブに捨てずに済んだという安心感もあるのかも知れないが。

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6月14日、ついにリリースされてしまった、伝説のゲーム『DUKE NUKEM FOREVER』(以下DNF)。

当ブログでも何度となくネタとして扱わせていただいたが、正直、本当にリリースされる日がくるとは思わなかった。

このゲームの開発が最初にアナウンスされたのが確か1998年頃だったと思うから、およそ足かけ13年の計算になる。
その間もゲームエンジンが途中でビルドからQUAKE2、UNREALへと変更され、更にカスタマイズを加えてほぼ独自のものへと変化している。

また、開発元である3D REALMS社の資金繰り悪化による閉鎖だの、ACTIVISION社の訴訟だの、問題だらけだったようだ。

…果たしてホントに完成させる気があったのかと。

まぁ、もともと3D REALMS社はこだわりのせいか製品開発が遅く、前作の『DUKE NUKEM 3D』(以下DN3D)にしても、DOOMの影響を受けて制作が開始されたものの、実際に発売された頃には時代はすでに遥か先を行っており、オブジェクトが全てポリゴンで描写された『QUAKE』とほぼ同じ頃、つまり時代遅れだった。

さて、DNFがいよいよ発売間近になった頃、予約したショップさんからsteamによる認証の後にインストールができないトラブルが生じたと連絡が入る。
「キャンセルしますか?」との問い合わせだったが、なんせ、PC版は日本での発売が未定であるため、とりあえず予定通り購入することに。

結局のところ、発売日と同時にロック解除されることになっていたらしいが、どこまでお騒がせなゲームなのか。

で、早速だが到着早々シングル用キャンペーンをプレイしてみた。

《ストーリー》
ゲームはDN3Dの後のお話。前回のエイリアンの襲撃から地球を守った事によりデュークは国民的英雄としてハンバーガー・ショップやストリップ・バーなどを起業し、ヒマラヤには登る、月には行く、カジノでボロ設けする、UFCで優勝する、サメは釣るなど自由気ままに暮らしていた。
しかし、ある日、突如としてエイリアンの巨大宇宙船が再襲来、ハンバーガーショップ「DUKES BURGER」を占拠してしまう。
緊急の呼び出しを受けてデューク・ケイブ(バットマンにおけるバット・ケイブみたいな秘密基地)に到着すると、大統領からは「和平交渉をするから手出し禁止」の命令を受ける。しかしデュークは一連の騒動にイヤな予感を覚えていた。そして案の定、エイリアンの魔手がデュークとベイブ(美女)達に迫るのだった。

《システム》
ゲームのシステムは今風に改められており、昨今主流となっている、一定時間ダメージを受けないとヘルスインジゲーターが自動的に回復するタイプ。
面白いのはヘルスに該当するステータスはエゴ(エゴイズム)と呼ばれており、鏡を見たり、ウェイトトレーニングをしたり、ファンにサインをすると上限値が上がる仕組みになっている(それぞれ1回だけのイベント。)
セーブはオートで、攻略したステージは何度でもプレイできるが、プレイする都度上書きされる仕組み。セーブ用のスロットは用意されておらず、プレイを再開すると強制的にチェックポイントに戻される。

《武器》
武器は、ピストル、ショットガン、チェーンガン、ロケット・ランチャー等に加え、お馴染みのシュリンク・レイ(縮小光線)や、フリーズ・スロワー(冷気放射機)も登場。
また、パイプ・ボンブや、レザートリップ・ボンブなどの爆弾系もある。
武器は2つしか持つことができず(爆弾系は除く)、それぞれ敵によって有効な武器が異なるので、いい加減な選び方をすると後で後悔することになる。
大抵は必要な武器はステージのどこかに用意されているので、怪しいと感じたら拾って置くことを推奨する。
なお、武器は全て水中でも普通に使えるようになっている。
また、厳密には武器とは言えないが、DN3Dに登場したジェットパックは、今回はマルチにのみに登場。

《ビーグル》
今回のゲームではビーグル(車両)の運転が可能。
バギーやランド・クルーザー、フォークリフト等、様々な車種が登場する。また、タレット(砲台)を用いた射撃ステージも用意されている。

《敵キャラ》
敵は前作DNFと同種のエイリアンで、グラントやエンフォーサー、ピッグ・コップ等のザコキャラや、ウォーロード等の中ボスなどお馴染みの面々だが、グラフィックが格段に向上しているため、グロさが倍増している。
開発初期、中期頃に公開されたスクリーン・ショットに登場した新型エイリアンは登場しない。
また要所要所に新しいボス・キャラも登場する。

《その他》
このゲームのウリである下品な表現は健在。
デュークは相変わらず品のないスラングを吐き、トイレではオシッコをするし、ビールを飲むと酔っ払ってゲップする。ビールは最大6本持ち運びできて、ここぞという場面で飲むとタフになるが、視点が定まらなくなる弊害を持つ。同様に短時間のパワーアップアイテムとしてステロイドもある。
残酷表現は今時のゲームに比較して、さほどで過剰でもないが、敢えてレート18の規制を受けたのは、むしろ下ネタのせいかと。
決してお上品なゲームとは言えないので、予め覚悟が必要…というか、コレ、コンシューマ機で発売して大丈夫なのか?

《総評》
海外のレビューサイトの評価は低いが、個人的は面白いと感じたし、終始楽しくプレイできた。

ただし、10年以上前に開発が始まったゲームなのだから、当然ゲームの造り自体が古臭くなっており、今時のストーリー重視のハイテンポなゲームに比べると展開が遅く、かなり野暮ったく感じるのもまた事実。

ところどころ今風のゲームのシステムは取り入れており、物理演算を使用したパズルもあるし、キー連打によるフィニッシュも採用されてるあたりは、なるほど、ゲーム完成を託されたギアボックス・ソフトウェアの手際の良さに関心させられるが、取って着けた感は拭えない。

しかし、このゲームはお蔵出し、つまり本来は“お蔵入り”になるハズであったゲームをムリヤリ白日の下に引っ張り出したものである。
13年間の開発期間の途中で、当然時代遅れのゲームになっていたにも関わらず、結局のところ開発元が完成まで漕ぎ着かなかった最大の理由は、大ヒットした人気タイトルのネームバリューで、開発費と称した運営費を確保し続けるという思惑も少なからずあったのではないだろうか。

このゲームは、数多あるキャンセル作品同様、伝説のまま闇に葬られるべきだったのかもしれない。しかし、酷評を覚悟の上で、敢えてリリースさせた2Kゲームズの功績は称えるべきであろう。

購入する側としては、それを踏まえた上で、アニバーサリー的な位置づけのゲームとして楽しむのが一番妥当なのかも知れない。

この13年の歳月の中で、いちファンとして唯一画期的な進化を遂げたと感動したのが、オネエちゃんのムネの表現だけ、というのは、いくらなんでもやはり問題があると思うがいかがだろうか。

ファンサービスとしては全然OKなのだが。


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VISCERAL GAMES社開発、エレクトロニック・アーツ社販売の『デッド・スペース2』。

前作はPCの買い替えに合わせて発売よりかなり遅れて入手したのだが、今回は味を占めて早々に購入、プレイ。

前作ではその残酷表現に加え、ゲームの完成度の高さで大好評だったが、さて本作は。

[ストーリー]
前作のラストで惑星イージス7を脱出した主人公アイザック・クラークは、宇宙を漂流中に救助されたものの、昏睡状態に陥っていた。
それから3年後の西暦2511年、土星の衛星タイタンの軌道上に位置する宇宙ステーション「スプロール」 の医療施設に収容されていたアイザックは、スプロールの技術師、フランコによって目覚めさせられ、宇宙ステーション内でネクロモーフが発生している事実を知らされる。
しかし、アイザックは重度のPTSDにより、脱出後3年間の記憶を全て失い、頻繁にニコルの幻覚を見るようになっていた。
また、彼に救助の手を差し伸べる謎の女性ダイアンはアイザックが特異な認知障害により、いずれは自殺する可能性があると仄めかし、自分なら治療を施す事ができると言うのだが…。

[グラフィック]
前作に比べて、かなり向上が見受けられる。
今回購入したのはアジア版だが、購入前の情報が乏しかったので北米版に比べ、規制されるかも知れない点が懸念されたが、特にそのような事はなく、レートもしっかりと18。ゲームの初っ端から人間がネクロモーフに変身するシーンを間近で見せつけられ、お子様に売るつもりがない強気な姿勢が伺えた。
ゲーム内では前作よりも更に凄惨で残酷な描写がなされており、まさに目を覆うような場面展開もあり、アイザックが死ぬシチュエーションもバリエーションに富んでいる。
前作では43歳だったアイザックは、本作では46歳。外観はかなり様変わりしており、今回はやたらと会話するうえ、素顔を晒す機会も多い。

[ゲームシステム]
ゲームはアイザックがネクロモーフに襲われ、収容されていた精神病棟から逃亡するところから始まる。
武器やスーツはもちろん、両腕を拘束された状態でのスタートはなかなかに緊張を強いられ、有無を言わさずゲームの中に引き込まれてしまう。
システム自体に大きな変更点はなく、前作をプレイしていれば戸惑うことはないが、反面、新鮮味に欠けるのは確かかも知れない。

ゲームではプレイヤー・キャラクターが兵士ではなく、技師なので、テクノロジーに通じており、武器や装備のグレード・アップ、システムのハッキング、メンテナンス用のダクト移動など多彩な活躍が演出されている。

[操作性]
やや見にくい三人称視点、真後ろに振り返る動作がモタつく点は前作と同じ。当然恐怖感を煽る演出なのだが、特に今回はステージ内に暗所が多く、更に心臓に悪くなっている。

[謎解き]
マップ攻略の謎解きの要素も健在。ごく簡単なパズルで、ヒントもマップ内に存在するのため特に詰まるようなことはないと思われる。

[幻影]
精神状態が不安定であるた、死んだはずの恋人ニコルの幻影がまるでストーカーのように登場。彼女の目的は一体?

[スーツ]
今回は4種類のスーツが登場し、前作同様一度ゲームをクリアすると、最初のストアで5つ目のスーツがロハで手に入る。
スーツは一度購入したら売る事はできず、新しいスーツを購入するとそれまで来ていたスーツはストア内のセーフ(個人金庫たいなもの?)にストックされ、その気になれば着替えることができる。
デザインは前作を踏襲しつつも、かなり洗練されており、地味で武骨なイメージから様変わりしている。

[ウェポン]
武器は前作とほぼ同じ。メインとセカンダリーの2種類の攻撃方法があり、パワーノードによってパワー・アップできる。
なお、本作ではパワーノードは有料で「取り外し」が可能になっている。

[ネクロモーフ]
敵キャラは前作とほぼ同じだが、グラフィックがパワーアップされているため、キモさも倍増。
新たに乳児や子供のネクロモーフが追加されており、生理的な嫌悪感も強くなっている。暗闇で聞く赤ん坊の泣き声がトラウマになりそう。

[総 論]
総じて2作目は1作目に及ばないものだが、前作がシステム的にもかなり完成されたものであったため、本作でシステムに大きな変更を加えなかったのは、正しい選択だったかも知れない。
演出面でかなり力を入れているのが感じられたが、やはり前作のインパクトには及ばなかったのではないか、というのが正直な感想。
ヒネリはなかなかのものだと思うし、クリアしてみて満足しているのだからやっぱり面白いゲームであることは間違いないのだが。

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スウェーデンのデベロッパ、スターブリーズ・スタジオ開発、アタリ社販売の『クロニクルズ・オブ・リディック/アサルト・オブ・ダーク・アテナ』。

前作、『エスケープ・オブ・ブッチャーベイ』同様、ヴァン・ディーゼル主演の映画『ピッチブラック』『リディック』の外伝エピソードをゲーム化した作品。

前作は、X-BOX販売時にかなり好評で、PC版もそこそこの評判だった。
個人的にも何十億とかけて制作された映画『リディック』はダメダメだったが、ゲームの方は非常に良かったと記憶している。
その続編が出たと聞いて、さっそく手に入れた…のが去年。興が乗らずそのまま放置していたのだが、過去にプレイした他のゲームを探していたところ、目に着いたので今回たまたまプレイしてみた次第。

パッケージには2004年に発売された前作も同梱されており、そちらは本作でビルド・アップされたグラフィック・エンジンでリメイクされたもの。前作をプレイしていない人にとっては一本で2度美味しい中身となっている。
前作を既にプレイしている管理人は、今回新たに追加された『アサルト・オン・ダークアテナ』から始めてみた。

[グラフィックス]
最初、オプションでグラフィックを最高にしても、あまりキレイにならないのでいきなり戸惑う。
前作をプレイした時はもっとレベルが高かったハズだが…と思ったら、それもそのハズ、設定のオプションが一画面では収まりきらず、矢印で更に下に続いていたのである。
設定画面自体も、モノによってはテンキーしか受け付けないなど、少し操作性に難があったが、全ての設定をデフォルトからハイレベルに変更してみたところ、かなり美しくなり、かつ、ストレスなくプレイできることに驚かされた。

[シナリオ]
ストーリーは、脱獄不可能と謳われた刑務所ブッチャーベイから脱出したリディックが、宇宙船内でコールド・スリープから目覚めるところから始まる。
リディックが乗っていた宇宙船が女首領リーヴァス率いる傭兵達の乗ったダーク・アテナ号に捕獲され、いち早く気づいたリディックはひとり難を逃れ、ドローンと呼ばれる改造人間達がウヨウヨいるダーク・アテナ号から脱出する方法を求めて闘う…というもの。

[ステージ]
ゲームは前半が、ダーク・アテナ号でのステルス、後半が傭兵団の本拠地、惑星アグレアでのガン・アクションとなる。
前半については前作同様、銃器を所持しない状態でのステルスがメイン。
暗闇に隠れ、背後から敵を刺殺する戦法を多様することとなるが、ステージ内でもっとも出くわす機会の多いドローンを斃すと、その死体を盾にして、腕に接続されたドローン・ガンが使用できる選択肢が発生する。
ドローンの死体は後ろ向きにゆっくりと引きずりながら移動することもできるが、一定量の弾を討つとオーバーフロ-してしまう。
なるほど、ダーク・アテナ号の中という限られた空間の中で、このゲームのだいご味であるステルスを継続しつつ、限定的ではあるが、ガン・ファイトもできるという秀逸なシステムである。
さて問題はゲーム後半、惑星アグレアでのプレイ。
ダーク・アテナ号から脱出したリディックの脱出ポットが攻撃を受け、アグレアに漂着。舞台は暗く入り組んだ宇宙船内から、市街地に移行する。
最初こそ地下道を利用してステルスがメインになるが、途中からSCARと呼ばれる武器を手に入れることでプレイ感覚がガラリと変わる。

[武器]
前作に登場した各種ナイフ、棍棒等の近接武器、ハンドガン、ショットガン、アサルトライフル、ミニガン等の銃器、そして新たにSCARが加わっている。銃器類は近接戦においてFキーで相手を殴ることができる。
また、大型のドローンを斃すと所持しているグレネード弾が使用でき(持ち運びは不可)、壁を壊すなどしてマップを攻略するための必須アイテムとなっている。

新たに登場したSCAR(SONIC COMPLESSER ASAULT RIFLE)はエネルギーを基とする武器で、弾丸を発射すると一定時間後に自動的にリチャージする。弾は最高で99発(?)まで連続で発射でき、左マウスで発砲後、右マウスで爆破。いわゆるグレネードに似ているが、エネルギー・ライフルなので、弾の軌道は直線で、速度は遅い。また、着弾してから爆破する2動作が必要なため、やや爽快感に欠ける。
しかし、スパイダー・タレットと呼ばれる、邪魔なトラップ・メカを駆逐するために使用したり、特定の扉を壊したり、オブジェクトを移動させるなど用途は広い。
また、戦闘時必ずしも敵自身に着弾させる必要はなく、敵が通りそうな場所に予め弾を何発か着弾させておいて、敵が近寄ったら爆破させるとかの戦法もとれる。
中ボスなどの大型キャラに対しては一発一発では効かないので、4-5発連続して着弾させ、一気に爆破、フィニッシュという使い方もできる。

[スペシャル]
前作同様パワード・スーツを奪って操作できるイベントに加え、ドローンを遠隔操作できるステージがある。自身は傷つくことなく、ザコキャラをバッタバッタとなぎ倒すシーンはなかなか爽快。

[総 論]
いくつかのサイトで、レビューを見ると後半はあまり評判が芳しくない。
確かに、暗闇を利用したステルスがメインのゲーム・コンセプトにそぐわないシチュエーションとなっているのだが、個人的はコレもアリかな、と。
だってステルスってストレス溜まるんだもん(笑)
前半で溜まりに溜まったフラストレーションを後半で発散。
そのギャップもまた楽しからずや…かな。

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Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!Q!

ぬぅおー!クリアッ!

…というわけで、PC版ゲーム、“スター・ウォーズ フォースアンリーシュド2”をプレイ。

前作もマルチプラットフォームだったが、PC版はコンシューマ版より遅れて発売されたためオマケの追加レベルがあり、そこそこ楽しめたが今回は全機種同時発売のため特に特典はなかったのが残念。

前作のラスト、反乱軍の設立の礎(いしずえ)となってカッコ良く散った(ハズの)スター・キラー(ギャレン・マリック)が生きていたっ!

考えてみたらヤツはクローンなんだから、この展開は十分あり得たハズ。

あの感動的ラストは一体何だった

のか…?


物語は前作より6ヶ月後、そして映画EPⅣ“新たなる希望”の1年前という設定で、惑星カミーノから始まる。
カミーノと言えばクローン。
既成事実のように再度再生されたスター・キラーは、なぜか前世の記憶を持っていたため、危うくヴェイダーに殺されそうになるのだが、フォースのお導きにより危機を察して逃亡する。以前一度殺されているからマスターの殺気には敏感らしい。
もしかして我々の知らない間に何度か死んでいるかも知れない。
つか、ヴェイダーって何気に短気だから、ちょっとした事ですぐ人殺すし。
取り巻きも命がけである。

さて、うまいことヴェイダーの魔の手から逃れたスター・キラーは、帝国に囚われたコタ将軍をタルコ男爵の闘技場から救出し、ジュノの行方を探すために惑星ダゴバのヨーダのもとに向かい悪の洞穴に入り、ジュノがスター・キラーの弱点と見抜いたヴェイダーの命によりボバ・フェットにさらわれた彼女を救出するために、再度ヴェイダーの待つカミーノに舞い戻り決死の戦いを挑む。

システム的には前作とほぼ同じだが、タイトルの“Ⅱ”に掛けたのか、スター・キラーのライトセーバーが二刀流になっている。

相変わらず皇帝を凌ぐような強力無比なフォースと、逆手持ちのダブル・ライトセーバーをお手玉のように操り、バッタバッタと敵をなぎ倒しつつ、自分のアインデティを確立し、運命(フォース)に導かれていくといった感じのストーリー…たぶん?
英語よくわからないし。

マルチ・プラットフォームだけに、PCゲーム特有の自由度の高さを犠牲にして、より洗練されたゲーム・システムになっているが、その分プレイが単調になってしまう感は否めない。
RPG的な成長の要素も残っているのだが、選択の幅が狭いため、どのようにプレイをしても、やはり、同じようなキャラクターになってしまう、というか、ならないのでは、あまり意味がないような気もする。
もっとも、自由度の高さは煩雑さに繋がるため、何も考えずにゲームの世界に浸るなら、システムはシンプルな方が良いのだろうが、個人的はどっちかつかずの中途半端さしか感じられなかった。

ゲームとしても、スター・ウオーズの映画のファンなら楽しめるだろうが、一本の独立したゲームとしてはあまり高く評価できない。
特にバック・グラウンドは全て映画の設定に依存しているため、プレイヤー・キャラクター以外の登場人物の掘り下げ度がイマイチ低い。
映画のファンとしても、オリジナルの要素が増えて、前作ほど映画の主要人物との絡み(戦い)が多くないのがちょっと寂しい。

但し、やはり“見せる”の非常にがうまい。シチュエーションが豊富で、なるほど、こんな“見せ方”があるのかと目からウロコ。
明らかに他の映画のパクリ的な要素もあるが、さすがルーカス・アーツが絡んでいるだけのことはある。

おまえはガンダルフか?!という突っ込みは後廻しだろう。

ラストはお約束通り、ライト・サイドとダーク・サイドの2つの選択肢が用意されている。

今回はさすがにいくらカッコ良く死んだとしても誰も感動してくれないと踏んだのか、いかにも次回作を連想させるエンディングになっている。

つか、さすがにあのままの状態じゃ困るでしょ、アノ人も。

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