16.01.24 MARVEL INFINITE SERIES 2015 WAVE2 : THUNDER STRIKE

本日は、米ハズブロ社、マーベル・インフィニットシリーズから、サンダーストライクをご紹介。

サンダーストライクの中の人の名前はエリック・マスタースン（Eric Masterson）。ソーの地球でのアバター(のひとり)であったシグルド・ヤールソンの友人。
やはりソーのアバターであるドナルド・ブレイクと同様、脚に障害を持つという設定が共通しているのは、変身時に使用する樫の杖を常に持ち歩いている理由を説明する必要からだろうか。
職業は建築家で、別れた妻との間にケビンというひとり息子がいる。
後述するが、過去には２代目のソーだった経歴を持つ。



ソーがマングースと戦った際に巻き添えを食い、建築家のくせに梁の下敷きとなって重傷を負う。
ソーは友人の命を救うために、アスガルドの主神オーディン王に乞い、自らの生命力をエリックに与え、その結果、ひとつの身体にふたつの人格が共存することとなった。
しかし、ふたりは体の支配権を巡って度々争い、また、ソーとして活動する間、家を不在にすることが多くなってしまったせいで、エリックはケビンの親権を失ってしまう。



ソーがロキを倒し、親族殺しの罪を問われて追放された際、オーディンは一時的にソーのパワーの源であるムジョルニアをエリックに授けた。
エリックは２代目のソーとしてアベンジャーズに加わるが、たちまち経験の浅さを露呈してしまう。
だが、後に完全に能力を使いこなせるようになると、他のメンバーも彼の実力を認めて受け入れた。



ロキの死が偽装であったことが発覚し、ソーが赦免されると、ムジョルニアは本来の持ち主であるソーの手に還されたが、オーディンはエリックにもムジョルニアに代わる新たな武器を授けた。
エリックは（他にこれといってよい名前を思いつかなかったので）その新たな武器に因んで自らを“サンダーストライク”と名乗るようになる。



サンダーストライクとなったエリックは、その後もソーやアベンジャーズのコミック・シリーズに時折ゲストとして登場していたが、ブラッドアクスとの戦いで命を落としてしまう。
後年、キャプテン・アメリカの手によって息子のケビンにサンダーストライクが手渡されると、ケビンもまた父エリックと同じ姿に変身している。



さて、フィギュアに関してはプロポーション及び造型はまずまず。



カラーリング及びペイントも特に問題はなし。



だが、問題は可動。この時期のハズブロは可動を簡略化する傾向があり、実際、このサンダーストライクも、首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両肘（ヒンジ）、両股関節（ボールジョイント）、両膝（ダブル・ジョイント）、両足首のみとなっている。
手首と胴部、脚部の横回転軸がオミットされたせいで、ポージングの幅が狭いのが残念。
マーベル・ユニバースの初期の素体だって、もう少し動いたと思うのだが。



アクセサリーとしてオーディンから授けられた魔法の戦鎚、サンダーストライクが付属。
ムジョルニアが四角なのに対し、サンダーストライクは三角になっているのが特徴。



コスチュームは革ベスト、ポニーテイルにひげ面、しかもバツイチで子持ちという、とてもヒーローらしからぬ、ある意味では確かに今風でリアル設定なのだが、正直、さほど人気の出るキャラとはとても思えない。
親権争いするヒーローって…(￣＿￣∥)



面頬のついたヘルメットが特徴である二代目ソーのコスチュームを纏ったエリックと。

ところで、ブラッドアクスの方はいつになったらリリースされるのだろうか。