或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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台風が来ても地震が来てもJアラートが鳴っても、真っ先にフィギュアが棚から落ちやしないか心配する管理人が来ましたよ、と。
そんなワケで本日は前回に引き続き、華ジョイトイ社、ウォーハンマー40,000、ケイオス・スペースマリーン、ブラック・レギオンから、ブラザー・タラスをご紹介。
前回は一般的なケイオス・スペースマリーンの装備について説明したので、今回はケイオス・スペースマリーンの中でも最も代表的なブラック・レギオン軍団について簡単に。
ケイオス・スペースマリーンが混沌の神々に魂を売り渡し、人類の皇帝と帝国に反旗を翻した元スペースマリーンである事は前回述べた通りであるが、どうしてケイオス・スペースマリーンなるものが生まれたのかと言うと、実は人類の帝国の歴史と密接に絡んでいたりする。
そもそも、“皇帝”とはなんぞや?というと、その本当の名前も出自もはっきりしないが、人類の帝国の創設者であり、それ以前の何万年もの間、密かに人類を見守ってきた神の如き超人である。
皇帝は衰退した人類の前に姿を顕すと、巧みな指導力と政治力で瞬く間にテラン(地球)を統一して人類の帝国を建国。次にその目を宇宙へと向け、帝国の版図を銀河系全域に広げ続けた。
皇帝の野望は多種族を排除し、人類が銀河系を支配する事にあった。でもあんた絶対、人類じゃねぇだろ。
そしてその過程で自分の忠実な補佐とすべく、自らのクローンである20人の総主長(プライマーク)を極秘裏に造り出し、更に彼らの遺伝子構造を基に誕生したのが究極の超人兵士、あ~る田中一郎スペースマリーンである。
つまり、スペースマリーンは皇帝の孫みたいなものか。(ちょっと違う)
神の如き超人である皇帝と同等の能力を持つとされる総主長の中でも、ひと際その才能に恵まれ、皇帝の寵愛を一身に受けていたのがホルスと呼ばれる人物であった。
ホルスは“皇帝の息子”と称され、遂には皇帝自身に変わって帝国の軍隊を指揮する大元帥(ウォー・ロード)に任命される。
しかし、ホルスは皇帝から寄せられる期待と責任の重圧に苛まされ、疲弊した彼の心の隙を狙った混沌の神々の策略にまんまと嵌められてしまう。混沌の手先によって嘘を吹き込まれた彼は、やがて精神を蝕まれ、皇帝に対し謀叛を企てる。
ホルスは皇帝に私怨を抱く8人の総主長を懐柔して抱き込むと、ついには銀河を二分する内乱“ホルスの大逆”を引き起こすに至った。
忠誠派と大逆派に別れた総主長と彼らが率いるスペースマリーンによる血で血を洗う熾烈な争いは、皇帝とホルスの一騎討ちと言う象徴的な形で幕を閉じる。
ホルスは皇帝に討ち果たされるが、皇帝もまた戦いで深い傷を負い、生命維持装置を兼ねた黄金の玉座に繋ぎ止められ、話すことも動くこともできない植物人間と化してしまう。
一方、偉大なる大元帥を失った大逆軍だが、やがてホルスの右腕にして、サン・オブ・ホルス兵団の第一中隊長として名を馳せたエカゼイル・アバドンがその地位を引き継ぐこととなった。
アバドンは味方達が敗走する中、決死隊を率いてホルスの亡骸を奪還。敗れた他の大逆軍と共に銀河北部、混沌の領域に接した“恐怖の眼”の内部に存在する数々の惑星へと撤退し、そこに新たな拠点を構えた。
アバドンは苦難の時代を耐え抜き、自分達に敵意と侮蔑の眼を向けた者たちに対する復讐を誓うと共に、先の戦による自らの失策を決して忘れぬように、彼に忠誠を誓うのスペースマリーン達の装甲を全て黒く塗り潰すように命じた。
ほどなくして新たな大元帥のもと、かつてのサン・オブ・ホルス兵団の名をうち捨て、歪んだ栄光を取り戻すべく帝国との熾烈な戦いを開始したアバドン率いる戦闘集団は、いつしか漆黒の兵団(ブラックレギオン)の名で知れ渡ることとなる。
さて、フィギュアは前回紹介したブラザー・ナーガスト同様、ケイオス・スペースマリーンのブラック・レギオンに所属するブラザー・タラス。
別に“WON'T BE LONG~♪”とか歌ったりはしない。たぶん。
ウルトラマリーンズがスペースマリーンの代表なら、さしずめケイオス・スペースマリーンの代表はこのブラック・レギオンといったところなのだろう。
プロポーション及び造型は秀逸。
とにかく、黒くてゴツくていかにも悪そうでカッコいい。
つまるところ、悪は正義。異論は認めない。
スペース・ウルブズもそうだったが、ケイオス・スペースマリーンも個々の一兵卒にも装備に違いがあって感心しきり。なるほど高いわけだ。
画一的なウルトラマリーンズで節約したコストは全てこちらに回されているのかも知れない。
カラーリング及びペイントも問題なし。
黒に塗り潰され、歪みの影響を受けたアーマーや武器の細部に至るまで丁寧に塗り分けられている。
アクセサリーとして見るからに武骨なチェーンソードと、
旧式と思しき弾帯が露出したボルトピストル。
他にも形状の異なる替えの手首も付属しているが、正直、個人的にはあまり使わない。
ヘルメットの形状のせいか、そこはかとなく、日本の甲冑の面影があるような、ないような?
前回紹介したブラザー・ナーガストと。
カラーリングが統一されているせいか、一見して同じ様に見えるがその実、外側の共通パーツはほとんどない。
可動部分のフォーマットは共通なので、パーツを色々組み変えてオリジナルのケイオス・スペースマリーンをカスタマイズしてもいいかも知れない。
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無題
これまた黒くてゴツくてトガッておりますな(*'ω'*)
しかし、思えばほぼ同じフォーマットのデザインに、得物や意匠、灰汁の強い設定を付けて差別することで数知れないキャラクターを作っていると思うと恐ろしい世界観ですねえ。
「ガンダム」で言ったらザク(と、せいぜいグフ)だけの大集団みたいなものでしょう!?(何その例え)
しかし、思えばほぼ同じフォーマットのデザインに、得物や意匠、灰汁の強い設定を付けて差別することで数知れないキャラクターを作っていると思うと恐ろしい世界観ですねえ。
「ガンダム」で言ったらザク(と、せいぜいグフ)だけの大集団みたいなものでしょう!?(何その例え)
Re:無題
NTさん、コンバンワ(*'ω'*)
ゲームにせよ映画にせよアニメにせよマンガにせよ、やっぱりカッコいい悪役あってこそですよね。
まぁ、原作が局地戦をテーマにしたウォーゲームですから、ユニットも軍隊の兵士で、同じ陣営に属する以上、似たような外観になるのは当然なのですが(´°ω°`)
他より目立とうとして制服(アーマー)を改造しちゃうあたり、ひと昔前のツッパリ(死語)みたいで微笑ましいですね。
ゲームにせよ映画にせよアニメにせよマンガにせよ、やっぱりカッコいい悪役あってこそですよね。
まぁ、原作が局地戦をテーマにしたウォーゲームですから、ユニットも軍隊の兵士で、同じ陣営に属する以上、似たような外観になるのは当然なのですが(´°ω°`)
他より目立とうとして制服(アーマー)を改造しちゃうあたり、ひと昔前のツッパリ(死語)みたいで微笑ましいですね。