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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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TRIUMPH STUDIOS社制作、CODEMASTERS社発売のオーバーロード2。

前作、オーバーロードが非常にツボだったため、今回もPC買い替えと同時に購入。そのままプレイ、クリアしたのだが、なんと有志の方が日本語化ファイルを作成しており、一部のファイルを置き換えるだけで日本語版が楽しめるということで、改めて1作目からプレイし直し。
英語なんてわからなくても楽しめる、と思ったのだが、やっぱり内容が分かった方が面白いというごく当たり前の発見をした。

と言うか、よくもまあ内容もわからずクリアできたもんだと我ながら感心。

このゲームの特色は、
1.プレイヤーキャラクターは蘇った悪の魔王。
2.魔王は4種類の手下からなる手下(ミニオン)の軍勢を率いている。
3.重要なパワーアップアイテムはミニオンにしか運べない。
であり、いかに上手にミニオンを使うかがゲーム攻略のポイントとなる。

1作目については、以前も述べたが、往年の名作、ダンジョン・キーパーを彷彿させ、映画「ロード・オブ・ザ・リングス」のパロディのような雰囲気で、ストラテジー要素が強いアクションゲームだった。
しかし、Ⅱは基本コンセプトこそ同じだが、RPG的な面が強調されており、前作よりもプレイヤー・キャラクターの“レベル・アップ”が重要なポイントとなっている。

通常のRPGなら敵を倒して経験値を貯めるのが普通だが、このゲームの場合はアイテムやヘルス、マナ(いわゆるマジック・ポイント)を高めるために、ゴールドや特殊なアイテムを求めてマップを右往左往することになる。
また、町を侵略し、住民を洗脳すると、生産能力が向上し、より強い武器を鍛えるために必要なゴールドや、ミニオンを召喚するためのライフ・フォースがタダで手に入るようになる。

先にも述べたが、このゲームではミニオンと呼ばれる4種類の手下を率いて行動し、マップの攻略にはそれぞれのミニオンの持つ特殊能力が欠かせないのだが、今回は更にミニオンがオオカミ、クモ、サラマンダーに騎乗することで移動範囲が広がり、マップ攻略だけでもよりパズル的な要素が濃くなっている。

セーブは前作と同様オートセーブ方式で、勝手にセーブされてしまうため、1回のゲームのストーリー性が重要視されるが、今回は複数のセーブ・スロットが用意されており、ストーリーを分岐点からやりなおすこともできる(かなりさかのぼることになるが)。

前作同様ムフフなイベントも用意されており、更に今回はお金さえあれば都合三回も楽しむことが可能なのだ。さすが良いゲームは力を入れるところが違う(笑)。

このゲームはある意味で独特なゲーム・システムなので、続編を作るにはやや難しかったと思われる。1と2では世界は同じだが、プレイヤー・キャラクターが別人ということで、なんとか辻褄を合わせている感じ。
また、武器や防具のカスタマイズなど、一部のシステムが簡略化されているのも寂しい。
前作をプレイしていなくても支障はないのだろうが、冒頭でも述べたとおり、比較的容易に、無料で日本語化できるので、1をプレイして、その面白さを確認してから余韻のあるうちに2をプレイした方がいいかもしれない。短い期間に続けてやることで、新鮮な驚きもあるかも?

それにしても、パッケのミニオンの顔って、日野日出志氏の書くキャラみたいに見えるのだが、子供の頃、氏の漫画を病院の待合室で読んで以来トラウマになっているので、勘弁願いたい(汗


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