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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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GRIN社開発、カプコム販売の「バイオニック・コマンドー」。
1988年に登場したファミコンのアクションゲーム『ヒットラーの復活』の続編。
以前、米ネカ社のアクション・フィギュアを購入したので、ゲームの方もプレイしてみた(まさに本末転倒)。

ストーリーは帝国騒乱から10年後のFSA(アメリカ連邦国)。
戦争や訓練中の事故によって失われた身体の一部を機械で補うバイオニック技術で超人的な能力を持つに至ったバイオニック兵。やがて彼らに不信や恐れを抱きはじめた市民に後押しされる形で、「バイオニック廃止令」が制定され、「バイオニック・パーツ」を身に帯びた者達は全て迫害の対象となった。

かつてアメリカ連邦国のTASC特殊部隊「バイオニックコマンドー」に所属し、帝国騒乱時の英雄であった主人公ラッド・スペンサーこと、ネイサン・スペンサーも、5年前のブラックアウト作戦従事中に上官命令に逆らったことで叛逆罪に問われ、不名誉除隊処分。更に「バイオニック廃止令」に反抗して暴動を起こした者たちの首謀者であるという濡れ衣を着せられ、有罪判決の末、死刑が確定していた。

しかし、ネイサンの処刑執行直前、連邦国最大規模の街、アセンション・シティがバイオニック復活運動組織「バイオレイン」の大量破壊兵器により攻撃され、壊滅的ダメージを受けた事で状況は一転する。
「バイオレイン」は、かつて帝国軍の残党と、バイオニック・パーツの押収を拒否して脱走したバイオニック兵によって構成されているため、どちらにも事情の詳しいネイサンに白羽の矢が立ったのだ。
かつてのネイサンの上司であり、彼を投獄した張本人でもある“スーパー・ジョー”ギブソン長官はテロ組織の真の目的を探る代わりに、バイオニック手術後、謎の失踪を遂げた妻、エミリー・スペンサーの情報提供を申し出る。
ネイサンは、剥奪されたバイオニック・アームと共に、バイオレンの占拠する廃墟となったアセンション・シティに向かうのだった。

主人公「ネイサン・スペンサー」の声優は、アメリカのロックバンド「ミスター・バングル」のボーカル、マイク・パットンが演じているらしい。ラテン系ノリノリのオフレコはイっちゃってる感じがして、非常にヤヴァい(笑

前作はプレイしていないが、本作は横スクロールから完全3Dに変わっており、移動方向が上下360度と大幅に広がっている。
このゲームの特色はなんと言っても主人公ネイサンの左腕に装着されたバイオニック・アーム。バイオニック・アームは、ケーブルを長く伸ばし、放射能に汚染された場所以外ほとんど全ての場所をキャッチでき、そこを支点にして、ぶら下がる、スイングする、ジャンプするといったアクションが可能。荒廃したアセンション・シティーはところどころ道路や高架が分断され、水没し、あるいは放射能に汚染されているが、一見して普通の人間ではとても行けそうにない場所でも、バイオニック・アームの機能を使って移動することができる。
対象をキャッチ、スイング、ジャンプの繰り返しで移動するのだが、慣れてくるとこれが非常に爽快。しかし、目測を誤ると、落下して水にドボン、ゲーム・オーバーなんてことにもなりかねないので、注意が必要。
バイオニック・アームの弱点として、
・重くて泳げないので一定時間足の立たない水に沈んだらゲーム・オーバー
・放射能に極端に弱いので、一定時間汚染されたゾーンにいたらゲーム・オーバー
などがあり、これらの条件により、プレイヤーの行動範囲を制限する形になっている。また、プレイヤーがどこに行ったらよいか迷わないように常にチェックポイントに対してナビゲーション・システムが働くようになっているので、広い場所でも迷子になるようなことはない。

ではこのゲーム、ケーブルを使用して移動するマップ攻略がメインのアクションかと言うと決してそうでもなく、主人公は物理的な攻撃に対して結構弱い。
目に見えるヒットポイントゲージはなく、継続的に一定量のダメージを受けると死ぬシステムなので、ヤバくなったら攻撃を受けない場所に移動してしばらく待つと回復する。ダメージを受けると画面が徐々に赤くなっていくのでそれとわかり、いよいよマズくなると警告のビープ音が鳴り響くので非常にアセる。

携帯できる武器は、メインとなるジョー・マシンガンに加えて、手榴弾と、そのほかの武器を1種類だけである。マシンガンはさほど威力がなく、狙いをすましたヘッド・ショット以外は一発で即死させることは不可能。FPSのようなつもりで弾をバラ巻いていると、あっと言う間に弾切れをおこし、窮地に陥ってしまう。また、落ちている弾薬数は少なく、まれに倒した敵から手に入ることもあるが、その数もごく限られている。
ちなみに照準モードに入ると画面がズームされ、命中精度は向上するが、逆に移動速度が削減され、開けた場所でそのままでいると、当然被弾する確率も高くなる。
手榴弾は威力こそ大きいが、一度に持てる数が少なく、ここぞという時に使用しないと後で泣くことになる。
その他の武器は、状況に応じてスーパージョー・ギブソンが搬送してくれるものを使うことになるが、威力が大きくなるにしたがって装填してある弾の数が少なくなり、弾切れのまま持ち歩く事も多くなる。(交換はできるが捨てることはできない。)
いわゆるコンボ技ともいえる、戦闘時のケーブル・アクションは、威力が大きい分、予備動作も大きく、もたもたしていると敵のマシンガンでハチの巣にされてしまう。
ケーブルで移動して、死角から敵に近付き、ケーブル・アクションでの不意を打つか、照準モードにしてヘッドショットで敵の数を減らし、バイオメックなど、巨大な敵に対しては温存しておいた重火器や手榴弾、また敵の攻撃を回避しながらのケーブル・アクションで大きなダメージを与えて倒すのがベストだろう。

なお、このゲームではプレイ中に「チャレンジ」として試練が課され、戦闘やケーブル・アクションで「素手で敵を倒す」、「ショットガンの一撃で一度に敵を二人倒す」など、一定条件をクリアすると能力がアップするようになっている。ヒットポントが向上したり、装填できる弾薬の数が増える等、後々ゲームの進行が楽になるので、おろそかにできない。

海外ではこのゲームの評価はあまり高くないようだが、その原因はゲーム開発者の意図がうまく伝わっていないことにあるだろう。
主人公の撃たれ弱さや、操作ミスによるゲーム・オーバーは横スクロール時代のファンを意識した設定だと思われるが、本作を普通のアクション・ゲームだと思って購入したプレイヤーは戸惑ってしまうかもしれない。
意外だが、ゲーム自体はアクションよりも、むしろスニーク(潜入型)に近い感じだ。
また、プレイヤー・キャラクターの圧倒的な強さを期待させるケーブル・アクションも、先に述べたようにやや扱いが難しいうえ、実は最初から全ての技が使えるわけではない。ボタンを押しても反応しないので「?」と思ったら、どうやら、プレイヤー・キャラクターは、長い獄中生活で身体がなまって、技を忘れているらしい(!)。ステージが進むに従って、徐々に思い出すという設定なのだ。

ストーリーも分かりづらい。戦闘中にも構わず会話が進み、字幕を見ているヒマがないうえ、内容も難解で、一体何がどうなってるのやらわからなくなることも多い。面倒かもしれないがTABキーで情報と設定を逐一確認した方が良いだろう。

ネタバレになるかも知れないが、PC版の終盤、バルチャーと呼ばれる鳥型のバイオメックとの戦闘だが、「リップ」という技を使えと指示されるのだが、キーが反応しない。
海外のサイトで、「アナログのジョイステックではジャミングされる」との書き込みがあったので、もしかしてバグかと思い、いつも使っているマウスポートのマウスをUSBに変えてみたり、キー設定を変えてみたのだが全く反応なし。
結局思考錯誤のうえ、画面に指示の出た移動方向キーを押してからアクションキー(デフォルトでは「F」)を連打すれば良いことが判明。マニュアルにも書いてない操作は不親切すぎるぞっ!

総じて、管理人の評価としては佳作の評価やむなし、だが決して面白くないゲームではない。あらかじめスニーク面が強いゲームである事を念頭に置いて購入するならば、十分“買い”である。

が、が、が、ラストはちょっといだだけないかも?
つか、明らかに続編狙ってるだろ?!

日本語版も出ているが、実は海外版でもインストール時に日本語を選択すれば日本語の字幕でプレイできる。海外版の方が安く手に入るならば、そちらをオススメする。(もちろんマニュアルは英語だけどね。)

最後に公式サイトで7/22付けで修正パッチが配布されている。素のままではプレイ中に時々落ちることがあるので、最初から充てておいた方が良い。

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