或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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ライダー・ウィンダム著、富永晶子訳、エフエックス出版の『スター・ウォーズ/オビ=ワン・ケノービの伝説』。
7月に出版されていたのだが、なぜか見落とし。
探しまくっても近所の書店さんにはなかったので、アマゾンで購入。
この本は以前出版された『ダース・ヴェイダー 光と影』の対となるマルチアングル・ノベルで、サガ6部作の主要な出来事をオビ=ワンの視点から描いている。
実際には、EPⅡとⅢの間、ルークがタトゥーインのジャンドランド、オビ=ワンの旧宅でライトセーバー制作の手引書を紐解くことから始まる。
オビ=ワンの修行時代から始まり、デクスター・ジェットスターとの出会いや、クローン大戦の後、タトゥーインでルークを陰ながら見守っていた頃の出来事、そしてヴェイダー/アナキンとの再会、死闘、和解までを描いている。
映画に登場していなかったオビ=ワンが、どのように行動し、何を考えていたのかを知るうえで非常に役に立つ。
最低限の記述で、矛盾が生じないようにサガの設定を補足しているため、小説を読み進めていくだけで端的に情報を得ることができるのはありがたい。また、ヤングアダルトを対象にしているだけに、文章も平易で難解な言い回しがないため、あっと言う間に読み終えてしまった。
残念といえば、表紙が写真のコラージュになっている点で、巻末の解説でも述べられているが、ここはひとつSW画家である長野剛氏に是非ともお願いしてほしかったというのは贅沢か。
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