或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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更新したくてもネタがない。
そんな訳で、また最近ハマってしまった古いゲームでも紹介。
本日は日本で1997年にゲームバンク社から発売された『エクスタティカⅡ』。
ディベロッパーはANDREW SPENCER STUDIO、パブリッシャーはPSYGNOSIS。
PSYGNOSISと言えば、一昔前の洋ゲーマニアならご存知の通り、製品に言語コードによるプロテクトを掛けまくっていた会社である。
当時は洋ゲーの値段がまだ高く、しかも日本語版ウィンドウズで起動するかどうかは、イチかバチかの賭けみたいなものだった。
(裏技でレジストリの書き換えによる回避を覚えたのは暫くしてからだったのだ。)
結構おもしろそうなゲームを出していた会社だったのに言語コードのせいで指を咥えてスルーするしかなかったので随分悔しい思いをしたものだ。
さて、この『エクスタティカ』シリーズは、海外でも結構人気が高かったせいか、先に述べたとおりゲームバンク社から日本語版が発売された。
当時は洋ゲーを扱った日本語サイトもなく、洋ゲーを紹介した雑誌も少なく、ほとんどいきあたりばったりで買ったのだが、これが大当たり。
タイトルのエクスタティカとは王女の名前であり、前作で彼女を救い出した主人公が城に送り届けたところから始まっているらしい。(前作はプレイしていないので詳細は不明。)
イントロムービーは城まで辿る道筋から始まるのだが、なぜか死体の山。
これは全編通して言えることだが、グラフィックは比較的コミカルなのに対し、描写は結構ドギツかったりする(ハダカの女性の死体とかもフツウに出てくる)。
主人公はプリーテス(修道女?)の助言を得て、エルダーサイン(古き印)の破片と、重要なアイテムを探しながら悪しき魔法使いの手下に占領され、死体だらけの城の中を駆けずり回るのだが、このプリーテスの助言が全く意味不明。はっきり言って助言になっていないのだ。
さらに、必ずしも制作者の意図したとおりゲームが進むわけではないので、不適切なタイミングで不適切な助言をされると余計混乱してしまうことになる。
だいたい、“悪しき魔法使い”ってどれだよ?“塔”ってどの塔だよっ?とツッコミたくなるほどだ。(プレイされた方ならわかるだろうが、魔法使いがゾロゾロ出てくるし、城が舞台なので塔だらけである。)
海外でのレビュー記事でも高得点ながら、軒並み口を揃えて言われている通り、謎解きが滅茶苦茶難しく、ゲーマー泣かせのゲームなのである。
ゲームは固定視点の三人称視点で、3Dから起こした2Dの風景に3Dのキャラクターを重ねたバイオハザードスタイル。グラフィックはみるからにポリゴン風でコミカル調だが、ゲームの雰囲気にマッチしているせいか雰囲気を損ねていない。敵キャラの種類も豊富なうえ、外見同様、動きも特徴的なので最後まで飽きさせない。当時としてはかなりグラフィックの質が高いのに、サクサクと動く事に驚かされた。
操作キーの数の割にはキャラクターのアクションが豊富で、キーの組み合わせによって見た目にも派手な技も用意されている点もポイントが高い。
ゲームを進める上ではあまり関係のない謎解きやマップも随所に用意されており、そうでなくともマップ自体が広い上に多彩なステージが用意されているのでリプレイ性も高い。
海外では今だ根強いファンがいるためか、まだ随所でウォークスルー記事が掲載されているので、あまりの難度の高さに途中でリタイアした方も、もう一度再チャレンジしてみてもいいかもしれない。
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