或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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変則的な紹介の仕方だが、実はそれなりに理由がある。
さて、その理由(ワケ)とは…?
本日は、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース、グレイティスト・バトルズ、コミック・パックス・シリーズから、ウルヴァリン&シルバー・サムライ。
2パックと言っても、主役はシルバー・サムライであって、ウルヴァリンはオマケみたいな扱い。刺身で言えばツマみたいなものか。
常に主役級の人気キャラであったにも関わらず、ここにきて、まさかこのようなぞんざいな扱いを受けるとは、さぞかし無念だろう。
しかし、どう見ても分が悪い。
なんと言っても、相手はシルバー・サムライ。
彼の存在感の前には、例えウルヴァリンと雖も影が薄くなるのは仕方あるまい。
シルバー・サムライ。
日本文化への曲解、ここに極まれり。
本名はケンイチロウ・ハラダ。
日本最大の犯罪組織の親分、シンゲン・ヤシダの非嫡子にしてミュータント。
物質に対するエネルギー・チャージ能力を持ち、特に愛用の刀にその能力を付与する事で、ほとんど全ての物質を切り裂くことが可能。
シルバー・サムライの名の由来は、その銀色の金属でできた伝統的な侍の鎧兜。
ヤ○ザの息子なのに、なぜサムライなのかは不明。
しかし、それ以前の問題として伝統的な鎧兜で、さすがに銀色はないだろう。
しかも、胴丸にプリントされているのはどう見ても日章旗である。
突撃の時にバンザイと叫び、失敗したらハラキリしそうな勢いである。
もしかして好きな食べ物はスキヤキとサシミで、趣味はボンサイ、奥さんはゲイシャで、娘はシャミセンを習っているのかもしれない(あくまでもイメージだが)。
ちなみに、シルバー・サムライの異母妹、マリコ・ヤシダは、ウルヴァリンと恋仲になり結婚するのだが、敵対組織にフグ毒を盛られて命を落とす。
日本広しと言えど、管理人はフグ毒で暗殺された人物
なぞ、寡聞にして知らない。
マリコの死後、シルバーサムライはヤシダ一家を総帥を継承している。
ウルヴァリンの最大の敵のひとりだったが、戦いを通じてお互いを認め合い、一時は改心して日本のヒーロー・チームを率いていたこともあったらしい。
根っからのヴィランというよりは、ウルヴァリンのライバル的な存在として広く認知されているようだ。
さて、フィギュアは見てのとおり。
根っからの日本人である管理人としては、非常に評価し難いが。
客観的に見れば非常に良いデキであり、造型、プロポーション、
カラーリング、ペイト、いずれも良好。
可動は標準的なマーベル・ユニバースのフルポーザブルタイプで、鎧部分は軟素材でできており、極力可動の妨げにならないように配慮されている。
アクセサリーとして、大小の刀が付属。
刀は腰に佩くことができるが、抜き身のままなので危険。
何気にマスクの形状からシャアを連想してしまう。
鎧を紅く塗ったらヤシダの紅いサムライとか呼ばれたり。
これだけ秀逸なフィギュアでありながら、手放しで褒められないのは、やはり、カウンター・カルチャーのせいだろう。
ちなみにコミック・パックスにはウルヴァリンのミニ・コミックが付属している。
並べて比較すると、その力の入れ方が全く違う事がよくわかる。
いつになくウルヴァリンの造型やコスチュームが中途半端で、投げ遣りな気がしないでもない…。
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