21.12.26 DC MULTIVERCE : MERCILESS

なんかデジャヴュ。

そんなワケで本日は、米マクファーレン社、ＤＣマルチバース、マーシレス・ウェブからビルド・フィギュアのマーシレスをご紹介。

ルーズ品をヲクでお譲りいただいたため、パッケ画像はなし。
小遣いも底をつき、これ以上フィギュアは買うまい、と固く心に誓っていたハズなのだが、ネットで画像を見かけてどうしても欲しくなり、ダメ元で入札したところ奇跡的に落札してしまったという次第。



マーシレスは『ダークナイツ：メタル』シリーズに登場する、悪の力に憑りつかれてしまったバットマン。



アース・ネガティブ12の世界でのバットマンはワンダーウーマンと共に、世界征服を目論むアレスと戦っていた。
ふたりは力を併せてアレスを倒し、彼の力を百倍に増幅させていたヘルメットを奪い取ることに成功するが、その戦いの中でワンダーウーマンは瀕死の重傷を負い、意識を喪ってしまう。



彼女が死んでしまったとばかり思い込んだバットマンは、その償いをさせようとするが、アレスは嘲笑によってのみそれに応える。

かねてからワンダーウーマンに忠告されていたにも関わらず、この争いを正しく終わらせることができると信じたバットマンは奪ったヘルメットを被ることで、遂にはオリンポスごとアレスを滅ぼしてしまう。
しかし、その代償として尽きることなき戦いへの渇望に憑りつかれるまま、共に戦い、互いに愛し合っていたはずのワンダーウーマンさえ手にかけ、かつて己に架していたはずの高潔な誓いを捨て去ったバットマンは、無慈悲な戦士“マーシレス”と化してしまったのである。



さて、実はこのフィギュア、管理人が久々に購入したマクファーレン社の製品である。

さすがにマクファだけあり、プロポーション及び造形はすこぶる良好。
全体の甲冑姿はアレスのようでいて、兜の羽飾りがコウモリ風なのがいかにもバットマンらしい。また、腰廻りのチェーンの形状がスポーンに酷似しているので、ついニヤニヤしてしまう。



カラーリング及びペイントも問題なし。
全体的にほぼメタリック・ブルー一色だが、一部シルバーが入っている。
胸のエンブレムがどこぞのプロレス団体のロゴに見えてしまうのは気のせいか。



可動については首（ボール・ジョイント）、両肩当（ボール・ジョイント）、両肩（ボール・ジョイント、ヒンジ）、両肘、両手首（ヒンジ）、胸部（ボール・ジョイント）、両股関節（ヒンジ）、両膝、両足首（ヒンジ）、両爪先とまずまず。
頭部の可動範囲は狭く、肘と膝もシングル・ジョイントなのでこちらも可動域はあまり広くない。
その反面、肩と肩当がボール・ジョイントなので見かけよりもよく動く。
関節の緩みはなく、逆にちょっと固すぎるくらい。



アクセサリーとして神殺しの剣“ゴッドキラー”が付属。



大きさ的には前回紹介したアレスとほぼ同じ。

動かないアクションフィギュアと呼ばれたスポーン・シリーズで一時代を築いたマクファが、まさかＤＣキャラクター、それもフルポーザブルのフィギュアをリリースすることになるとは夢にも思わなかったというのが正直なところ。

しかし、それ以前に、まずは自社（イメージ・コミック）のキャラクターをフルポーザブルで出すべきではなかろうか。