21.11.17 MARVEL LEGENDS SEIRES WHAT IF...? / HYDRA STOMPER

力こそパワーではない！

パワーこそ力だ！！

そんなワケで本日は米ハズブロ社、マーベル・レジェンズシリーズ、ホワット・イフから、ハイドラ・ストンパーをご紹介。

ハイドラ・ストンパーはDisney＋で公開されたマーベル・スタジオのアニメシリーズ、“ホワット・イフ...？”に登場するパワードスーツである。
制作者はトニー・スタークのオヤジさんであるハワード・スターク（カエルの親もやっぱりカエル）。パイロットはなんとスティーブ・ロジャース。



「ホワット・イフ...？（もしも～だったら？）」とは、その名の通りMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の正史において実際には起きなかった“仮定のストーリー”が、もし本当に実現していたら世界はいったいどのようになっていたのか、というプロットで展開される平行宇宙での物語である。
その第一弾「もしも、キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら」では、ヘインズ・クルーガーの妨害工作により負傷してしまったスティーブ・ロジャースに代わり超人血清を接種したペギー・カーターがキャプテン・アメリカならぬキャプテン・カーターとなり、正史におけるキャップよろしくレッド・スカル率いるハイドラに立ち向かう、というお話。



そしてこのエピソードの中で、アーニム・ゾラから奪い取ったテセラック（コズミック・キューブ）のパワーを原動力として、ハワードが（痩躯のままであったスティーブのために）開発したのがハイドラ・ストンパーである。
劇中でカーターとハウリング・コマンドーズが窮地に陥った際に颯爽と登場し、その無双な戦いぶりを目にしたダム・ダム・デュガンによって“ハイドラ潰し”と呼ばれたのが名称の由来らしい。



前述のようにハイドラ・ストンパーはテセラックを原動力とし、戦車をもひっくり返すパワーを持ち、砲弾の直撃を受けてもビクともしない装甲を誇る。また、右腕からリパルサービームを放ち、背中のジェットロケットで高速かつ長時間の飛行が可能。まるで鉄人２８号である。



さて、フィギュアに関しては、とにかくその武骨でマッシヴなデザインが完全に管理人のツボ。
プロポーション及び造形は秀逸。
ところどころあしらわれたリベットや左半身の昇降用タラップがいかにもミリタリーっぽい雰囲気を醸している。
マークＩやアイアンモンガーを彷彿させる洗練されていないダサカッコ良さの前に、ひと目見て痺れてしまった。



カラーリング及びペイントも良好。
とはいっても、ほぼオリーブ・グリーンの成型色なのだが、細部まで作り込まれたデティールのせいか、安っぽい感じはない。それによく考えたら元々アニメのキャラだし？



可動に関しては、首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両上腕、両肘、両手首（ヒンジ）、胴（ボールジョイント）、両股関節（ヒンジ）、両大腿、両膝、両足首（ヒンジ＆ロール）に加え、背中のジェットロケットも前後に可動。


▲ジェットロケットを開いた状態


▲同、閉じた状態



アクセサリーとしてジェットロケットのエフェクトと、



握った状態の替えの両手首が付属。
もうね、ハイテク装備なのに殴る気満々。



欠点は重心が後ろ寄りなので安定が悪いところか。



通常のマーベル・レジェンドのフィギュアと比較するとこれくらいの大きさ。
ずんぐりとしていて厚みがあるので、その迫力は画像では十分に伝わらないかも知れない。
公式設定として大きさや重さは公表されていないが、だいたい３ｍ強くらいではないかと推測。

来年２月には同じくＭＬでキャプテン・カーターのフィギュアもリリース予定らしいので、是非とも一緒に並べて飾りたいところ。