16.07.27 TOYSRUS RAY HARRYHAUSEN FILM LIBRARY : DRAGON

まぁ、順当に行けば当然、こうなるわな。

そんなワケで本日は、エクスプラス社のトイザラス限定、レイ・ハリーハウゼン・フィルム・ライブラリーから、シンドバット七回目の航海に登場したドラゴンをご紹介。

実は、これがなかなかの食わせ物。
このドラゴンに限らず、アルゴ探検隊の大冒険に登場した青銅の巨人タロス、シンドバット黄金の航海に登場した破壊の女神カーリー、ドラゴン同様、シンドバット七回目の航海に登場したサイクロプス、地球より２千万マイルに登場した金星竜イーマなど、エクスプラス社のレイ・ハリーハウゼンものには同じフィギュアなのに、いくつか種類があり、それぞれ大きさが違う。



例えば、このドラゴンも、大きさは８インチ相当で、尻尾まで含めると全長は約４０センチくらいなのだが、ボックスで更に一回り大きいものが販売されていたりするので購入時には注意が必要。



さて、ひとくちにドラゴンといっても、実は色々な種類がある。
RPGなどに登場するドラゴンは、棲んでいる場所や、色によって区別されることもあるが、その形状によって分類される場合もある。

例えば、このドラゴンのように羽が生えていないものは、ドレイクとかウィルムと呼ばれる。
また、前脚のない羽の生えたものはワイバーン、脚がなく羽だけのものをワイアーム、羽も脚もない蛇に似たものはワームと呼ばれたりするが、特にこれといって厳密な決まりというものがあるわけではないようだ。（だったら書くなよ。）



さて、フィギュアに関しては非常によくできた部類。

プロポーション、及び造型は秀逸。カラーリング及びペイントも問題なし。



可動部は、首、両前脚の付け根、両前足首、両後脚の付け根、両後脚首、尻尾。



以前紹介したレオニダスと比較すると、大きさ的に丁度いい感じ。
イメージ的にはイアソン対金羊毛を守るドラゴンといったところか。



ひとりでは勝てそうにないので、やはり援軍が欲しい。海外オクで取り寄せようか思案中。

どうでもいい話だが、ドラゴンスレイヤーと聞くと、懐かしのパソコンゲーム“ザナドゥ”の影響なのか、真っ先に“剣”を想像してしまうが、特に“剣”に限らず、龍を斃す者、或いは龍を斃す武器のことを示すらしい。

ちなみに『荘子』の列禦寇に“屠竜之技”ということわざがある。ある者が長い年月と万金を費やして、竜をも屠るという技を習得したが、その時代には竜がいなかったため、使い途がなかった。
転じていかに巧みであっても実用にならない技を指す。なんか悲しい。