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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース ジャイアントX-MEN 35周年記念6体セットからネイティヴ・アメリカンの戦士、サンダーバードを紹介。



サンダーバードの本名は、ジョン・プラウドスター(John Proudstar)。
ジョンはアリゾナ州のキャンプ・ベルデにあるアパッチ族保護区に生まれた。
幼少期から青年期にかけての彼は非常にタフなアスリートとしての才能を発揮したが、彼自身は自分のことを周囲から拒絶され、孤立しているとみなしていた。



ジョンは祖先が伝統ある戦士であることを誇りに思い、自分がそれを証明することを望んでいたが、同族の仲間達が自己満足の生活に浸っていることに対して不満を抱いていた。



彼は、よりアグレッシブな生活を求め、年齢を偽って海兵隊に入隊した。
海兵隊で彼は伍長となり、数々の勲章を獲得している。
軍隊での任期が終わった後、彼は故郷に戻っていたが、自分の人生に対しての不満が解消されることはなかった。



ジョンが初めて自分の超人的なミュータント・パワーに気がついたのは20歳の時で、野牛に襲われた少女を助けるために、素手で野牛に組み付き、投げ飛ばしている。
この功績は、部族の間での彼に名声をもたらしはしたが、その能力の持つ本当の意味については、彼をスカウトに訪れたチャールズ・エグゼビア教授によって解明されるまで不明のままであった



ジョンは、エグゼビア教授によって発明されたセレブロによって見出され、第二期のX-MENに加入。サンダーバードと名乗るようになる。



正式にメンバーに加わったサンダーバードとX-MENの最初の任務はコロラドのロッキー山脈にある北アメリカ防空司令部で犯罪王チルノ・ネファリア伯爵による国際的な犯罪計画の一部を阻止することであった。



X-MENが伯爵の計画を阻止した後、ネファリアは小型飛行機で脱出しようとしたが、サンダーバードは離陸前の飛行機の機体に飛び乗った。



エグゼビア教授はテレパシーで飛行機から降りるよう警告したが、サンダーバードは、最後まで自分が真のアパッチ戦士であることを証明することに拘わり、 超人的なパワーで、飛行機の開口部を破壊、内部システムに混乱を生じさせたが、 最終的に彼は飛行機もろとも爆発。死ぬまで猛烈に飛行機を素手で殴り続けた。なお、その際、当のネファリアはテレポート装置で逃げ延びている。



そんなわけで、サンダーバードはX-MENに加入したものの、すぐに死亡して離脱している。
ちなみにサンダーバードには彼よりも優れた能力を持つ弟がいて、弟はそのことを恨んでエグゼビア教授を付け狙っていたが、後に改心して二代目サンダーバードとなり、しばらくしてウォーパスと改名した。



サンダーバードの能力はその超人的なパワーで、最大2トンほどの重量を持ち上げることが可能。
また、耐久力や持久力も優れており、通常の人間の約3倍の能力を持つ。



さて、フィギュアに関しては、マーベルユニバースの標準的な大型素体をベースとして使用。



プロポーション及び造型はまずまず。いかにもネイティヴ・アメリカン風のコスチューム。



カラーリング及びペイントに関しても問題なし。
胸と背にはコードネームの由来となったサンダーバード(伝説の霊鳥)がプリント。



可動も標準的な素体なので特筆すべき点はない。おかっぱのヘアスタイルのせいか首の可動はイマイチ。



サイクロプスと比較。なぜかジム・リー版。
なんでも、現在のところ、このサンダーバードのフィギュアが入手できるのは、このセットのみだとか。

最初は特に欲しいとは思わなかったのだが、後はハズブロがバンシーさえリリースしてくれれば、一応二期の当初のメンツは全員揃うことになる。

…出たら買っちゃうんだろうな、きっと。

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本日は米ハズブロ社、マーベル・ユニバース ジャイアントサイズ X-MEN 35周年記念6体セットから、ストームを紹介。

“ジャイアントサイズ X-MEN”とはいわゆる人気低迷のために事実上休止状態に陥ったオリジナル版X-MENのためのテコ入れとして、新たに多国籍メンバーで編成しなおされた第二期のX-MENのタイトルである。

まさに進撃のX-MEN。



最も有名な黒人女性のスーパーヒロインであり、X-MENの傑出したリーダーのひとりとして良く知られている(らしい)ストームの本名は、オロロ・マンロー(Ororo Munroe)。
長く続くアフリカの巫女(シャーマン)の家系の末裔であり、白い髪の毛、父親譲りの青い瞳を持つ。



オロロはケニアの王女とアフリカ系アメリカ人の写真家デイヴィッド・マンローの娘としてニューヨークで生を受けた。
彼女が生まれてから半年後、家族はエジプトへ移住したが、その5年後にアラブ・イスラエル紛争に巻き込まれ、スエズ危機の際、戦闘機が家に墜落。瓦礫と化した家の中で家族共々生き埋めになってしまう。
オロロ自身は辛くも生き延びたものの両親を失い、同時に極度の閉所恐怖症となってしまった。



孤児となったオロロはエジプトのカイロでスリをしながら生計を立てたが、十代の頃に内なる衝動に突き動かされ、何かに引き寄せられるようにサハラを目指した。
1年で2000マイルを踏破した彼女は、心の故郷、ケニアへと辿り着き、 そこでオロロは初めて天候を操る能力に目覚め、プロフェッサーXにスカウトされるまでセレンゲティで雨の女王として崇められて過ごした。



ストームの持つ能力の最たるものは天候を操作する能力である。
彼女はマーベル・ユニバースで最も強力なミュータントの一人であり、潜在的なオメガレベルとされている。

あらゆる形態の天候を操作する能力を持ち、周囲の気温を変化させ、風を操作して身体を持ち上げ高速で飛行し、毒性の大気汚染物質を融合させて酸性雨や毒性の霧を作り出し、稲妻や他の電磁力による大気現象を発生させることができ、気圧の操作さえ可能である。



それどころか、地球の大気だけではなく、宇宙嵐や太陽風、海流、電磁放射を含む自然の力を操る能力もあり、太陽風を操作してセンチネルを破壊したことすらある。
また、彼女は自分の視覚を、森羅万象をエネルギーのパターンとして捉えられるように変化させることができ、気象現象や機械、神経系の電気の流れを感じ取れる。
更に宇宙では惑星間および銀河間にある物質に影響を及ぼし、操作することができるらしい。
さすがにここまでくると原作者が「あの設定はやりすぎた」って後悔したという話も頷ける。



さて、フィギュアに関しては、造形及びプロポーションはまずまず。



カラーリング及びペイントについても特に問題なし。
管理人が購入したフィギュアは、コスチュームの腹部にあるはずのリングのプリントがないエラー品だが、さして気にするほどのことでもない。



問題は可動。
マーベルユニバースの標準的な女性版の旧素体を使用してはいるのだが、コスチュームが原作コミックのデザインを忠実に再現するあまり、マントが手首がと繋がっているため、腕がほとんど動かない。



後にシングル版でリリースされたフィギュアは、マントと腕が切り離され、その点は改良されているのだが、個人的にデザインとカラーリングは今回紹介したフィギュアの方が好みである。











同じセットのサイクと。
実写版映画三部作ではオスカー女優のハル・ベリーがストームを演じていたが、一時スピン・オフで彼女を主人公にした映画の制作が取り沙汰されたものの、ハル・ベリーが固辞してお流れになったとか。ハル・ベリーといえば、同じくアメコミの実写版バットマンのスピンオフであるキャット・ウーマンで大コケ、ラジィ賞で最低主演女優賞を受賞している。
たぶん、その経験がよほどショックだったのかもしれない。

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本日は、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース・シリーズ2から、ジーン・グレイを紹介。
女性フィギュアはあまり好きではないのだが、なぜか少しづつ増えている。

こいつら、もしかしてRPGのモンスターみたく、仲間を呼ぶのかもしれない。



ジーン・グレイ(Jean Grey)本名は同じ。
プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア教授)によって集められた「恵まれし子らの学園」の最初の5人の生徒の一人。
教授には及ばないものの、サイコキネシスとテレパシー能力を有し、アシスタントも務めることもある。



ジーンはバード大学教授の娘として生まれた。
彼女は10歳の頃、仲の良い友達が目の前で交通事故に遭い、腕の中で息を引き取る友人の意識を感じたことで能力に目覚めたが、同時にこの事が原因となって精神的にダメージを受けてしまう。



彼女の異常な言動を心配した両親は、当時高名な精神科医でもあったチャールズ・エグゼビアに相談。彼女の能力を教授が知ると同時に、教授の能力も知った彼女は、彼の最初の生徒として密かに能力開発の個人教授を受けた。

ちなみに教授は若い頃のジーンに仄かな恋心を抱いていたロリコン。



10代の頃はマーベル・ガールと名乗っていた彼女は、一時期チームを離れてモデルとして活動していたが、この時期、休暇中に参加したミッションでミスター・シニスターによって密かに遺伝子情報を盗まれている。X-MENのリーダーであるサイクロップスとは結成当初から恋愛関係にあった。



ある時、宇宙でのミッションから帰還する際、X-MENの乗ったスペースシャトルが強力な宇宙放射線にさらされ、墜落。
彼女は他のメンバーを放射線防護室に押し込め、自らの能力を駆使してシャトル墜落を防ごうとしたが、被爆により瀕死の重傷を負ってしまう。



しかし、彼女の生に対する強い意志を感知した超エネルギー生命体フェニックス・フォースが彼女を救うために肉体をカプセルに納め、海中深くに保存した。
だが、この時、フェニックス・フォースは図らずもジーンの肉体および記憶と人格をコピーしてしまい、自分自身をジーン本人と錯覚したまま、救出ポッドに保護されてジャマイカ沖に流され、X-MENに復帰、フェニックスと名乗るようになる。この時はまだ、誰もが、ジーンが宇宙の超エネルギー生命体のパワーを受け取っただけのものと思っていた。



彼女はその後もしばらくの間は、X-MEN最強メンバーとして活躍、シャイア帝国の覇権を巡る戦いでは銀河を食い尽くさんとするエムクラン・クリスタルをフェニックス・フォースで制御し全宇宙の危機を救った。



だが人間の心と体はフェニックスの巨大な力の器としてはあまりにも小さすぎ、彼女は徐々に精神の均衡を失って破壊衝動にとり憑かれ、遂にはダーク・フェニックスとして暴走。地球を飛び立つと恒星を食らい、50億人余りの宇宙人を殺害して銀河全域に恐怖をもたらす存在となる。



やがてX-MENとの闘いの最中に蘇ったジーンの意識により、彼女は自ら命を絶って世界の破滅を阻止する。
フェニックスは極北の海中で眠るジーンの体に戻ろうとしたのだが、ダーク・フェニックスとしての恐ろしい記憶も持っていたため、休眠状態のジーンに敢え無く拒絶。



調度その頃、ミスター・シニスターが、ジーンの遺伝子情報を元に彼女のクローンを制作しており、同じ遺伝形質に引き寄せられたフェニックスは、魂のない人形にすぎなかったマデリーン・ブライアーに乗り移り、蘇ることとなった。



一方、死亡したものと思われたジーンだが、ところがどっこい本物のジーンは救出ポットの中で仮死状態のまま生きており、アベンジャーズによって救助されチームに復帰。
しかし彼女が帰ってきた時には、既にサイクロップスはミスター・シニスターの策略によって送り込まれたマデリーン・プライアーと結婚して子供(ネイサン)まで設けていた事実を知り、深く傷つく。



サイクロプスと本人とクローンのビミョーな三角関係の末、いろいろあってマデリーンは発狂、ゴブリンクィーンとなり、ジーンと闘いの末に倒される。
その後、ジーンは「一人の女性として生きたい」という願いから本名をそのままコードネームとした。



その数年後、遂にサイクロップスと念願の結婚を果たし、さらにその後、遠い別世界の未来からやってきた、サイクロップスとジーンの間に生まれたという娘、レイチェルとの出会いを経て、改めてコードネームをフェニックスとする。



死んだり生き返ったりを繰り返し、その度に後付け設定が増えていくジーンだったが、マグニートーの偽物、エクゾーンによって殺され、現在までのところ死んだままになっている状態。
だが、アメコミだからいつ復活するか油断はできない。



彼女はプロフェッサーXに次ぐ強力なテレパシーの能力を持ち、また、極めて強力なテレキネシスを使うことができる。
その能力は高速で移動する質量の大きな物体の運動にも干渉することができるほどであり、チーム全員をサイ・フィールドで包んで浮遊させることもでき、広範囲を覆い衝撃や放射線から護ることもできるが、戦いにおいては主に敵の攻撃を弾いたり、敵の動きを止めたり、といった使い方をすることが多い。



ジーンの肉体と精神をコピーしたフェニックス・フォースは超生命体コズミック・ビーイングの中でも最大級のパワーを誇る超エネルギー生命体。
分子レベルで瞬時に物体を分解・構成する能力を持ち、その力はサイクロプスのオプティック・ブラストを念動力で消し去ることもでき、テレパス能力で居並ぶ人間の意識を瞬時に作り替えることができる。
また、宇宙を自在に駆け巡り、ワープゲートを開くことができ、恒星のパワーを瞬時に吸収することすら可能。



さて、長々とキャラクターの説明に費やしてしまったが、フィギュアに関しては、ごくフツウ。



使用されている素体は女性キャラに使用されている標準的な旧素体。



造形、プロポーションはまずまず。ただし、長髪にボリュームがありすぎて首の可動に干渉。
また、若干猫背に見える。



カラーリング及びペイントも無難なところか。
目のペイントに個体差があり、酷いのは邪神かと思えるくらいのレベルのようだ。



可動は前述のように髪が首の可動に干渉。
肩のアーマーは上腕部に固定されており、上下方向に可動。



アクセサリーとして、サイパワーのエフェクトを視覚化したクリア・パーツが付属。























パートナーのサイクロプスと。
映画では、主人公格のウルヴァリンとの三角関係がクローズアップされ、旦那となるハズのサイクに至っては、三作目で途中退場という酷い扱い。
昨年公開された『ウルヴァリン サムライ』でも、旧三部作でジーンを演じたファムケがカメオ出演している。

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新年早々ブログを更新していて、我が事ながら、つくづく疑問を抱くことがある。

他にすることがないのか?

そんなワケで本日は、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース・シリーズ4から、ビーストを紹介。



ビーストはマーベル・コミックに登場するミュータントのヒーローチーム、X-MENのメンバーのひとりで、本名はヘンリー・フィリップ・マッコイ(Henry Philip McCoy)。通称ハンク。

設立当時のX-MENの一員であり、関連コミックスに終始一貫して登場している。
X-MENから脱退していた時期は、アベンジャーズやディフェンダーズにも所属していた。



ハンク・マッコイは父ノートン、母エドナの間にアメリカのイリノイ州で生を受けた。
ノートン・マッコイはハンクが生まれる以前に地元の原子力発電所に務めていた関係で、一時に大量の放射線に晒さらされた経験があり、それがハンクのミューテーションの原因になったと考えられている。

ハンクは生まれつき優れた頭脳と並外れて大きな手足を持っていたが、彼のプロポーションは人間よりもむしろゴリラに似ており、学校では『Magilla Gorilla』と呼ばれた。
父の失業をきっかけに一家は引っ越すことになり、その先でもハンクはその類人猿じみた外見からいじめを受けるが、ある時車に轢かれそうになったことから、咄嗟にとった反応がきっかけとなってミューテーション能力が開花した。

ちなみにMagilla Gorillaとはトムとジェリーで有名なハンナ・バーベラ・プロダクションが制作したアニメのキャラクターで、邦題“ゴリラのゴンちゃん”として日本でも放映されている。



ハンクの能力は青年期にさしかかった頃には完全に明確になり、人間の学校に留まっていたわずかな間に、運動競技では優れた成績を収めている。
勉学にもスポーツにも優れていたハンクだったが、アメリカンフットボールの試合で人並み外れた身体能力と巨大な足を見せてしまう。
結果としてそれが同級生の差別を助長し、ミュータントに対する迫害から逃れるうちに、ハンクの載った新聞記事を目にしたチャールズ・エグゼビア教授のスカウトを受け、彼の運営する『恵まれし子らの学園』へと招かれることとなる。



ハンクは学園で研鑽を積みつつ、X-MENの一員として活躍するが、20歳の誕生日を迎えて間もなく、X-MENを卒業し、有名な企業であるブランド・コープに入社。
そこで遺伝子学研究施設で研究者として働き、生物の突然変異に関する研究をするが、その目的は自分の身体を常人に近づけるためでもあった。



ハンクは研究の過程で、人間が一時的にミュータントになれる薬の精製に成功するが、その研究成果を盗もうとする犯罪者を前にして、試薬を全て飲み干すことで守ろうとする。
しかし、薬は彼のミュータント化を著しく進行させることとなり、灰色(後に青色)の体毛に覆われた獣の様な姿に変貌してしまう。



更に、ヴァーガスによって瀕死の重傷を負わされた時、ハンクの命を救うため、セージがミュータント因子を活性化させたことから、セカンド・ミューテーションを引き起こすこととなり、類人猿のような姿から今度は現在の猫科のような姿に変化してしまった。



当初、ハンクは類人猿じみた長く大きな手足以外は普通の人間と変わらない外見だったが、ミューテーションの開花により超人的なパワー、スピード、反射神経、敏捷性、器用さ、平衡感覚、耐久性を持ち、オリンピック選手にも等しい運動能力を得ている。



後に、自らの開発した薬の試作品を飲んだ事で、更にミューテーションが進行し、体全体が青色の毛皮で覆われ、鉤爪と牙を持つ野獣の様な外見となった。
同時に鉤爪を使って壁をよじ上る能力と、女性を惹きつけるフェロモンの能力も新たに身につけている。



そしてセカンド・ミューテーションの後、ネコに近い外見となった彼は、パワー、スピード、感覚機能はパワーアップし、ネコの様な反射能力と敏捷性を手に入れ、視覚と嗅覚の能力が拡張された。加えて、大怪我をしても数時間のうちに復帰できるほどの治癒能力を発達させている。



獰猛そうな外見に反して、優れた科学者であり、画家であり、作家でもあり、とりわけ生物化学や遺伝学の権威であり、ユーモアに関しては機知に富んだセンスを持ち合わせている。

また、彼はミュータントの政治的な活動家でもあり、自らの獣性の部分が引き起こす、野生の衝動と拒絶に対する恐怖と戦いながらも、己の肉体的・精神的な天賦の才能を人類とミュータントにとってのよりよき世界の創造に捧げている。



さて、フィギュアに関しては、実によくできた部類。

プロポーション及び造型は良好。
セカンド・ミューテーション後のネコに似た外観なのだが、最近のビーストを知らない管理人は、てっきり最初は、アーティストによるデザインの違いなのかと思った。



カラーリング及びペイントに関しては、スミマセン、実は少しばかり手を加えている。
顔がやけに長く見えたので、タミヤカラーのロイヤルブルーを薄めて、頭部と手足にスミ入れ。
結果としては満足しているのだが、いかがだろうか。



可動に関してはまさに秀逸の一言。
パッケ状態ではわからないが、開封すると一目瞭然。
特に手首と足首は非常に自由度が高く、つま先まで可動する、まさにウルトラ・ポーザブル。











逆立ちした状態でのパッケージのバリエなど、趣向を凝らしているようだが、日本ではあまり人気がないせいか、安値で叩き売られたりしている不遇なフィギュア。
管理人も、実はついでに購入したようなものだったのだが、その可動部の豊富さに思わず目からウロコ。

是非実際に一度、手にとっていただきたいと思う、隠れた良作。

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本日は前回に引き続き、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース、ジャイアント・X-MEN 35周年記念6体セットから、ナイトクロウラーを紹介。



ナイトクロウラーはX-MENに登場する、ミュータントで、本名はカート・ワグナー(Kurt Wagner)。
ドイツのバイエルン州にあるウィンゼルドーフという小さな村で生まれた。

生まれながらにして、既に全身青黒い毛皮に覆われ、手足には独特な3本の指、長い犬歯、黄色い目、尖った耳、物を掴むことのできる尖った尾を持つ特異な姿であった。
その悪魔的な容姿に反して、彼は敬虔なクリスチャンでもある。



ジプシーの魔術師マルガリ・スザダロスは、バイエルンのアルプスの道ばたの小さなテントで、生まれて間もないワグナーと、テントのそばで心臓発作を起こして死んでいる彼の父親エリック・ワグナーを見つけた。
また、母親も彼の隣に横たわって死んでいた、とマルガリは証言しているが、後に彼の両親は全く別の人物であったことが発覚しているため、その話は疑問視されている。

マルガリはワグナーをバイエルンの小さなサーカスに連れて行き、そこで占い師として働きながら、ワグナーの乳母の役割と務めた。
マルガリの機転が功を奏し、ワグナー自身はサーカスの団員達から、その奇妙な身体的特徴に対して決して偏見を持たれることなく、幸せに育つことができた。



ワグナーはマルガリの実子のステファンとジメインと幼馴染として兄弟同然に育った。
彼はとても俊敏であり、成人するまでにサーカスの花形アクロバット曲芸師となっていた。
また、サーカスの客も彼のことを悪魔じみたコスチュームを纏った普通の人間だと思い込んでいたようだ。



数年後、フロリダを拠点に大きなサーカスを経営するテキサスの富豪アーノス・ジャーディンが、ワグナーが所属するサーカスを買収する。
ジャーディンはアメリカのサーカスに優秀な団員たちを移籍させるつもりだったが、ワグナーに対してはサーカスの見世物小屋にいるように要求した。



失望したワグナーはサーカスを抜けてステファンがいるドイツのウィンセルドルフに向かったが、そこでステファンが狂気に捕われ、罪のない子供達を殺害している事実を知る。

彼等がまだ小さかった頃、「もしも自分が罪のない命を摘んでしまうようなことがあれば、自分を殺して欲しい」と約束していたことを思い出したワグナーは、ステファンを見つけ出して争いになるが、揉み合ううちに意図せずして彼の首の骨を折って殺してしまう。



村人たちはワグナーの悪魔のような外見から子供殺しの犯人と勘違いして彼を殺そうとしたが、彼をスカウトに来たチャールズ・エグゼビア教授(プロフェッサーX)によってその命を救われる。
その後、教授に請われるままX-メンに加入し、ナイトクロウラーとして活躍することとなる。



ナイトクロウラーの最も優れた能力は、そのテレポーテーションである。
彼は短時間、別の次元に入り込む事ができ、再び望んだ場所に出現できる。
最大で2キロの距離をテレポートすることが可能だが、距離に応じて体力を消耗する。
また、テレポートの移動先にある液体や気体は自動的に排除できるが、固体の中へテレポートしてしまうと大怪我をしたり、場合によっては死んでしまう危険が生じるため、自分がよく知っている場所か、はっきりと見る事が出来る範囲にしかテレポートしない。



彼自身だけではなく、他の人間を一緒にテレポートすることもできるが、同伴者には、かなり過酷な忍耐力を強いることになる。
彼自身は経験によりテレポートに対する耐性を持っているが、当然のことながら殆どの者はテレポートの未経験者である。
それを逆手に取って、敵をつかんだまま何度も素早いテレポーテーションを繰り返すことで、相手の体力を消耗させ、気絶させてしまうことができる。



もっと残酷な方法としては、敵の一部分だけ(例えば頭のみ)をテレポートさせて抹殺することもできるのだが、ナイトクロウラーは、暴力や殺人を好まないため、この残忍な手段を選ぶような事は滅多にない。



ナイトクロウラーがテレポートする時は、煙と、わずかな硫黄の臭いを残す。
これはテレポート時に通り抜ける次元の大気の一部であるらしい。彼が存在した空間に空気が流れ込むことによって大きな音が発生し、コミックでは「bamf」という擬音で表現されている。



また、ナイトクローラーはその他にもオリンピック体操選手をもしのぐ肉体的な能力、限定的だが影と混じり合う能力、暗視能力があり、卓越した剣士であり、近接戦闘の達人でもある。



さて、フィギュアに関しては、マーベル・ユニバースの標準的な旧素体を使用している。



プロポーション及び造形に関してはフツウ。



カラーリング及びペイントに関してもまずまず。



可動に関しても特に問題はない。
尻尾は軟素材でペンタブル仕様ではないが、付け根の部分から回転させることは可能。

















同じ素体のフィギュアが、コミックパックスでストームとセットで販売されている。

単品では、X-フォース版のコスチュームもリリースされているが、こちらはエイジ・オブ・アポカリプスの世界から連れて来られた二代目。外見や能力はほぼ同じだが、シビアで冷酷な性格であるらしい。

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