20.09.28 MEGA CONSTRUX HEROES SERIES 4 : MASTERS OF THE UNIVERSE WAVE 2 / FAKER (BATTLE ARMOR)

※　画像はイメージです。

本日は米マテル社、メガ・コンストラックス ヒーローズ シリーズ４、マスターズ・オブ・ザ・ユニバース ウェブ２から、フェイカー（バトル・アーマー）をご紹介。

意外に思われるかも知れないが、実は１９８０年代にリリースされたオリジナル・フィギュアのラインにバトルアーマー・フェイカーは存在していない。
ネットでググるといくつか画像が見つかるのだが、よくよく調べてみれば、いずれも熱心なファンによるカスタムである。



それではいったいいつからバトルアーマー・フェイカーのフィギュアが存在しているかというと、これまた意外なことに今は亡き米トイザらス限定で販売していた、ＤＣＵＣｖｓ.ＭＯＴＵＣの２パックシリーズで、２０１１年ＳＤＣＣ限定版のビザロｖｓ.フェイカーが初登場である。



このＤＣＵＣｖｓ.ＭＯＴＵＣの２パックシリーズは、それまでマテル社の通販サイトでのみでしか入手できなかったＭＯＴＵＣ（マスターズ・オブ・ザ・ユニバース・クラッシックス）の流通を拡大しようとした実験的な試みであり、当時マテル社がライセンスを所有していたＤＣＵＣ（ＤＣユニバース・クラシックス）のキャラクターと２コイチで抱き合わせ、全米に店舗のあったトイザらスで店頭販売による展開を考えていたのである。



もちろん、マテル社でもこの企画を成功させるために、既存のフィギュアをリデコ、リペイントするなど購買意欲をそそる試みもなされたが、逆にＭＯＴＵとファン層の異なるＤＣキャラとの２コイチが仇となってあえなく失敗。ＳＤＣＣ限定版を含め７セットをもって打ち切り終了となっている。合掌。



さて、その時代の仇花のようなこのシリーズだが、最後の方はそれこそ最低限の数しか製造されなかったため、現在はマニアの間ではかなりの高値で取引されてる。
バトルアーマー・フェイカーがまさにそれ。
ＳＤＣＣ限定版もいずれは小売販売されるのではないかと希望的観測でスルーしていたファンからの怨嗟の声が上がったと聞いているので、もしかしたらメガコン版はそんなファンに対する贖罪の意味が込められているのかも知れない。



設定としては、エターニアのミラー・ユニバース（マーベルにおけるマルチバース）である、アンチ・エターニアにおいてのヴィラン、アンチ・ヒーマンの手で、この世界におけるヒーロー役のケルダー王子（！）にダブルスパイとして送り込まれた多次元世界のヒーマンという役どころ。
その多次元世界のヒーマン（フェイカー）に対し、ケルダー王子から善意のしるしと贈られたのがこのバトルアーマー。恐らく読んでいても全然意味が分からないと思うが書いている方も意味がわかってないので無問題。



フィギュアのバトルアーマーはパンソア・アット・バトルドレッド版のスケルターのリカラー。よく見ると胸のところに小さなドクロがあしらわれている。
アクセサリーとしてパワーソード（偽）とシールドが付属。



ノーマルフェイカー（右）と比べるとこんな。
ペイントの違いだけなのだが、バトルアーマー版は口を開いて歯が見えている。


左からバトルダメージ版、ノーマル版、バトルアーマー版。



同じく左から、スケルター、ヒーマン、フェイカー。
これでバトルアーマー版の３体が揃ったことに。
というか、同じパーツを使用したフィギュアが連続してリリースされるのは、やっぱり大人の事情なのだろう。



ところで管理人にとって、今回、オレンジのシールドが手に入ったことで、やっと完全武装のフェイカーが完成したことが何気に一番嬉しかったりする。