或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は久しぶりに本のご紹介。
ジェームズ・ルシーノの「スター・ウォーズ ダース・プレイガス」。
映画エピソードⅢ“シスの復讐”でパルパティーンがアナキンを誘惑する際に言及された“賢者ダース・プレイガスの悲劇”の秘密が本作でついに明かされる。
上巻は主としてダース・プレイガス(ヒーゴ・ダマスク)の半生記であり、マスターであるダース・テネブラスとの決別からパルパティーンとの出会いが描かれている。
とにかく惑星、種族、企業、組織、人物の固有名詞が目白押しで、よほどのスターウォーズ通でもない限り読み進めるのに困難が伴う。
それもそのはず、著者であるジェームズ・ルシーノはスター・ウォーズの小説の他、レファレンス本を数多く執筆しており、それだけに本作に限らず著者の作品全てに言えることだか、情報量、密度共にハンパない。
下巻は直接映画EPⅠのストーリーにも絡んだ舞台裏が描かれており、上巻に比べて読みやすく、逆にやや駆け足気味でもあるのだが、映画では重要な設定の割にはさらりと流された感のあるドゥークー伯爵の闇堕ちや、マスター・サイフォ=ディアスが極秘の裡にカミーノにクローン兵を発注することになったバックグラウンド等についても触れられている。
ここのくだりはなるほど、と腑に落ちる、というか、長年喉に刺さったままだった小骨がとれる感じさえする。
惜しむらくはこのストーリー、カノン(正史)ではなく、あくまでもレジェンズ(拡張世界)扱いとなっている点だが、映画を補完するにうってつけのオススメの一冊である。上下巻だけど。
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Re:無題
全然興味ないと言ってます。
(。-`ω-)