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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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にゅるにょろ~

そんなワケで本日は香港チャップメイ社、ヴァイキングス レジェンド・オブ・ザ・ノース・ウォリアー モンスター・アサルトプレイセットから、ノルウェジアン・サーペントをご紹介。

拍手[3回]




やたらと長いタイトルで、いったいどこからどこまでがシリーズ名だか商品名だかイマイチよくわからないのだが、ヴァイキングスがシリーズ名で、レジェンド・オブ・ザ・ノース・ウォリアーがサブタイトル、モンスター・アサルト・プレイセットがこの商品の名前。
ちなみにNorth Warrior(北方の戦士)ではなく、Norse Warrior(ノルウェイの戦士)なのでお間違いなきよう。
全然関係ないがNORWEGIANで検索すると高確率でNorwegian Wood、つまり村上春樹の“ノルウェーの森”がヒットする。



総じてこのヴァイキングスシリーズはチャップメイ社の製品の中でもかなり人気が高いのだが、なぜか生産量はそれほど多くなかったらしく、現在ではいずれも比較的入手困難なアイテムとなっている。
斯く言う管理人も、たまたまeBayのオススメで発見し、ベルギーの出品者からお譲りいただいた。



出品者もまさか日本から問い合わせがあるとは思わなかったようで、真っ先に「送料高いけどいいですか?」と尋ねられてしまった。
ちなみにベルギーから日本に発送する場合、ゾーン4に相当し、一番軽いサイズ(0.5kgまで)でもン千円もかかってしまう。
未開封で、ほぼ定価、しかも即決ということもあり、今後入手できる機会に恵まれるかどうかわからないので一抹の不安を感じつつも思い切ってポチった次第。



管理人は寡聞にして知らなかったが、ベルギーの郵便局はあまり評判が良くないらしく、加えて悪天候による遅配の警告もあったのだが、商品は10日余りで無事到着。自分で書いててアレだがフィギュアのレビューじゃないなこれ。



さて、肝心のフィギュアはと言えば、ノルウェーの船乗りや漁師の間では実在すると信じられていた伝説の怪物シーサーペント(大海蛇)。
同シリーズのパッケージではNORWEGIAN SERPENT(ノルウェーの大海蛇)として紹介されているのだが、ではなぜノルウェーなのかと言うと、実のところ、世界で最初にシーサーペントについて挿し絵入りで言及した書物(のひとつ)が『ノルウェーの博物誌』だったから。
故にシーサーペントと謂えばノルウェーが本場になったとかならなかったとか。
同書によれば一般的にシーサーペントは長さ200フィート、太さは20フィートを超えるとされ、ベルギー周辺の海岸に面した岩山や洞窟に住んでいる。晴れた夏の夜には塒(ねぐら)から這い出して子牛や子羊、豚を食らうか、海に入って頭足類や甲殻類、果ては珊瑚まで食べるらしい。
首の周辺からは人の腕の長さほどの鬣(たてがみ)と鋭い鱗が垂れさがり、黒く燃え盛るようなギラつく目で船乗りを震え上がらせ、帆柱のような首をもたげて人間を捕らえ、貪り食らうとのこと。



その『ノルウェーの博物誌』を著したのは、デンマークの司教ポントピダン。
彼は1747年から1754年までノルウェーで司教をしており、王立デンマーク科学アカデミーの会員でもあった。
ポントピダンがこの本を出版したのは1752年と1753年のことだから、バリバリ現職中にあたる。
彼はまた、この本の中でクラーケンや人魚と共にシーサーペントがあたかも実在する生物であるかのごとく紹介している。
現職の高位聖職者にして王立科学アカデミーに名を連ねる科学者がこれらの怪物の存在を肯定したことは、当時のヨーロッパ社会にかなりの衝撃を与えたらしく、それ以降の海図には当前のように海の怪物が描かれるようになった。



プロポーション及ぶ造型は秀逸。
デザイン的にはどちらかというとシーサーペントというよりもドラゴン、それも東洋の龍のイメージに近い。
思わず七つの球を集めてしまいそうになる。いやならないか。



カラーリング及びペイントも良好。
いつものごとく必要最低限のペイントしか施されていないのだが、それなりに見えてしまうチャップメイ・マジック。



可動に関しては、首、胴体、尾の三か所に回転軸が設けられており、



顎も開閉。



アクセサリーとして首にビニール製のロープが巻かれており、拿捕された状態(?)を再現。



ヴァイキングならぬ4インチの古代ギリシア兵と比較するとこれくらいの大きさ。
波の形状をしたオブジェクトは魂エフェクトのウェブ(ブルーバージョン)。そちらの紹介はいずれまた。

実は何を隠そう、このシーサーペント、チャップメイの中でも一番欲しかったフィギュア。
ずっと探していたのだが、なかなか見つけることができず、半ば諦めかけていたところで、こうして手に入れることができたのは嬉しい限り。

それでは皆さんご一緒に、

にゅるにょろ~
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無題
( ゚Д゚)/にゅるにょろ~

海外からのオークション品の発送と言えば、
以前ヘルボーイのぬいぐるみ(30センチ四方)を落札した際、
届いた箱がティッシュ箱くらいの大きさで「詐欺!?」と訝しむも、
中にみっちみちにヘルボーイが詰め込まれていて、
送り主さんが送料かからぬよう配慮してくれたことに驚いた&感謝したことがありましたっけ。
自分で書いててアレですがフィギュアのコメントじゃないですなこれ('ω')
NT URL 2021/03/16(Tue)22:00:58 編集
Re:無題
NTさん、にゅるにょろ~(=゚ω゚)ノ

はっ?! この挨拶もしかしたらバズるかもっ?!

以前拙ブログでもネタにしましたが、海外ヲクで落札してくれた感謝の気持ちなのか、出品者の方がノリノリで箱にポップな文字とイラストを描きまくって送って来てくれたことがありました。
私は嬉しかったのですが、不在の間にそれを受け取ったヨメは、
「イヤがらせかっ?!」
ってプンプンしてましたね。
って、自分で書いておきながらアレですがレスじゃないですね、これ。
【2021/03/16 22:19】
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ばん
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