19.02.02 MORTAL KOMBAT : GORO

格ゲーなんぞやらない（できない）のに格ゲーキャラを紹介する漢のブログ、その名も“ばんず　これくしょん”。

本日は米ストーム・コレクティブルズ社、モータルコンバット　シリーズからゴローをご紹介。

モータルコンバット (Mortal Kombat) は、ミッドウェイゲームズが1992年に開発・発売した対戦型格闘ゲーム、および同シリーズの総称である。

従来のドット打ちされた絵によるアニメーションではなく、俳優を実写撮りしたキャラクターによる2D対戦型格闘ゲームであり、欧米にありがちな勘違い東洋的世界観とキャラクター、フィニッシュで対戦相手を惨殺するフェイタリティ・システムが特徴となっている。
（ちなみに1997年発売の『モータルコンバット４』以降は全てポリゴンによる3Dキャラクターに変更されている。）



タイトルの『MORTAL KOMBAT』の““KOMBAT”のスペルが本来の“Ｃ”ではなく“Ｋ”から始まっている理由は単なる誤字…ではなく、“KILL”（殺す）を意味しているらしい。
ブラピ主演映画でも『Kalifornia』ってのがありましたね、そういえば。



モータルコンバットを一躍有名にしたフェイタリティ・システムのフェイタリティとは「暴力的な致死」を意味し（日本語版では「究極神拳」と翻訳されていた）、プレイヤーが規定数のラウンドを先取すると相手は倒れずに立ったままフラフラの状態となる。
この時にダメ押しとして使用する技（正確には演出）がフェイタリティであり、目を覆いたくなるような奇抜かつ残虐な方法で相手を惨殺するシーンが堪能できる。



このシステムをはじめとしてモータルコンバットシリーズのオーバーゴアな演出はかなり強烈で、人権保護団体やPTAがドン引きして、ESRB（エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会）やCERO（コンピュータエンターテインメントレーティング機構）の設立にも一役買ったのではないかという話がまことしやかに伝わっている。



ゲームのストーリーは中国拳法の秘密結社である白蓮会のメンバー、リュウ・カン（劉鋼）らが、地球の守護者である雷神ライデンに導かれて魔界の侵攻から地球を守るために一対一の死闘モータルコンバットに参戦する、というもの。なぜ総力戦ではなく一対一なのかは不明。



ゴロー（ＧＯＲＯ）はモータルコンバットに登場する中ボスのひとりで、魔界の半竜人族「ショカン族」の王子。年齢は２,０００。デーモン閣下に比べれば青二才もいいところである。
魔界の支配者であるシャオ・カーンに仕え、少林寺の破戒僧にして妖術師でもあるシャン・ツン（尚宗）と共にモータルコンバットの王座に君臨してきた。

四本の腕と筋骨隆々とした肉体を持ち、圧倒的な攻撃力と防御力を誇る。
長年にわたり無敵とされていたが、リュウ・カンらとの戦いで敗北し瀕死の重傷を負ってしまう。さらにシャン・ツンまでもが敗北してしまったことにより、一時的に魔界へと撤退した。
ちなみに初期のゲームではこのゴローのみは俳優ではなくクレイモデルを使用して撮影したらしい。腕が四本もあるから仕方ないよね。



さて、フィギュアに関しては非常によくできている。
ゲームは全くプレイしたことがないが、デザインが気に入ったので購入に踏み切った次第。
パッケダメージ品だったので、かなり安く入手できたのもありがたい。



プロポーション及び造形は秀逸。
７インチスケールにしては大きく、値段もやや割高かもしれないが、やはり造形は素晴らしい。
四本腕なのに全く不自然なプロポーションにならないのがなにげにスゴイ。



カラーリング及びペイントも良好。
背中の斑点が半竜人族っぽい感じになっている。それがどんな感じかと聞かれるとそれはそれで困るのだが。



可動に関しても、首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、上腕、両肘（ダブルジョイント）、両手首（ヒンジ）、胸（ボールジョイト）、胴、両股関節（ヒンジ）、両膝（ダブルジョイント）、両足首、両足先と非常に豊富。
四本ある腕のうち、上の２本は付け根が二重構造になっており、下の２本に干渉しないように配慮されている。
また、胸やパンツ、リストガードは軟素材でできており、やはり可動の妨げにならないように工夫されている。

反面、足首にロールこそしこまれているが、ヒンジではないので上半身のボリュームが祟って自立させにくくなっているのが残念。



アクセサリーとして口を閉じたコンパチヘッドと辮髪、開き手の替えの手首が４つ、名前はわからないが、パンチのエフェクトが２つとエフェクト用のスタンドらしきものが付属している。



ちなみに４インチのフィギュアと比べるとこれくらいの大きさ。

出て来いシャザーン！



モータルコンバットＸでは、ファンタジー風の衣装を身にまとっていたので是非そちらもフィギュア化して欲しいものである。