19.12.20 BOSS FIGHT STUDIO VITRUVIAN H.A.C.K.S. SERIES Z : IRRADIATED ZOMBIE

やはり大物の次は小物でしょ。

そんなワケで本日は、米ボスファイトスタジオ社、VITRUVIAN H.A.C.K.S.シリーズＺ、イラディエイテッド（放射線）ゾンビをご紹介。

このフィギュアの元になったのは、香港ロッカートイズ社の『ゾンビ・ラボ』シリーズ。
当節流行りのキック・スターターによるクラウド・ファンディングによって出資を募り、目標額に達したことから実際に商品化された企画である。



ゾンビ・ラボでは、ゾンビだけではなく、ゾンビに立ち向かうサバイバー（人間の生存者）もフィギュア化されており、いずれもボスファイトスタジオ社が原型を作製していることから同社のVITRUVIAN H.A.C.K.S. シリーズとも互換性がある。



ロッカートイズ社はアジア地域におけるボスファイトスタジオ社の代理店だったことから、恐らくこのゾンビ・ラボについても提携業務の一環だったのだろう。



管理人としてはゾンビ・ラボについても決して興味がなかったわけではないのだが、VITRUVIAN H.A.C.K.S.に比べて価格が割高だったこともあり、購入を躊躇っていたが、今回ボスファイトスタジオ社から新たに“シリーズＺ”としてリリースされると聞き及んで、ファンタジーフィギュアに流用できないかと密かに期待していたところでもある。



そして、シリーズＺの露払いとして最初に登場したのが、このイラディエイテッド・ゾンビである。
本商品は、ＮＪＣＣのイベント会場で先行販売された残りをボスファイトスタジオ社のオンラインストアで購入。

どうでもいいけど、パッケの表には IRRADIATED UNDEADと書いてあるのだが、商品名はなぜかIRRADIATED ZOMBIEなんだよね。



さて、フィギュアに関しては、まずパッケージが非常に秀逸。
まるで往年の名作ゾンビ映画「バタリアン」のタールマンを彷彿させるビジュアルとなっている。

梱包か輸送の段階で中身がズレてしまったらしく、メーカー側の意図に反してウィンドウからはゾンビの胸の部分しか見えなかったので、撮影に当たりわざわざ入れ直したというのは内緒の話。



プロポーション及び造型は良好。
前述の通りゾンビ・ラボのフィギュアは購入していないので、丸ごと新規の素体を手にするのは久しぶり。
スケルトンと人間の中間くらいの肉付きで、ところどころに傷がある。
下半身は破れたパンツを着用した状態だが、個人的にはベルトもポケットもなく、時代を特定しないデザインとなっているのがありがたい。



カラーリング及びペイントも問題なし。
素体はクリア素材で、傷口から流れる血の色は緑。放射線を放ちながら仄かに光り輝くイメージか。



スタンドを使用して浮かせれば半透明のゴーストに見えないこともない？



可動部は、首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両肘（ヒンジ）、両手首（ヒンジ）、胸部（ボールジョイント）、胴、両股関節（ヒンジ）、両膝（ダブルジョイント）、両足首。



唐突だが放射線といえば、やはりこの御方。




そしてアクセサリーの鉄パイプと、



デッキブラシを持たせてみる。

なぜ、わざわざラジオアクテブマンにご登場いただいたかというと、もちろん放射線繋がりもあるのだが、ゾンビには開き手しか付属していないため、折角のアクセサリーを持たせることができないから。
いずれも緑色の液体が付着しているので、もしかしたら今後発売される予定の人間フィギュア用なのかも知れない等と考察してみたりする。

ちなみにもうひとつ、床を象ったフィギュア・ベースも付属しているのだが、ピンの大きさがフィギュアの足の裏のホールと合っていないのでゾンビには使用できない。



以前紹介したスケルトンと並べるとこんな。まるでレントゲンコンビ。

たまたま２５％引きのセール日と重なり、単体では送料がもったいないとばかりに３体まとめて購入したら、直後に品切れ状態になり少しばかり罪悪感。

とはいえ、今回の出荷分はイベント用に少量だけ生産されたもので、いずれ再入荷する予定とのことなので、一足違いで買い逃された方も安心していただきたい。