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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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新帝都物語 維新国生み篇

最近は仕事が滅茶苦茶忙しいので更新も滞りがち。すまんこってす。
全国一千万のビジターの皆さんに深くお詫びします。(いない、いない)

さて、本日は荒俣宏著、角川パプリッシング刊の『新帝都物語』。
以前紹介した『帝都幻談』同様、何年も前からタイトルと、出るぞ出るぞという話(だけ)は聞いていたのだが、とりあえず掲載雑誌のバックナンバーを図書館で借りるようなことはせず、ひたすら首を長くして出版を待ちわびていたところこのほどやっと発刊。
何をおいても表紙が丸尾末広ってのがいいねぇ。(確か角川書店から出版された新書版『帝都物語』も初版は丸尾末広が装画と挿絵を担当してたはず。)
物語は幕末、佐幕に組して官軍と戦う新選組の生き残り、土方歳三と斉藤一は会津の戦場で、鬼門遁閘の術を遣い加藤十重衛と名乗る旗本に出会う。
加藤は榎本武揚に対し、官軍を退け、幕府を守るためには蝦夷の地に新たな幕府を開き、五芒星を象った城を築く必要があると説く。一方、官軍に強奪された将門縁の秘宝“如蔵尼の瑠璃尺”を奪還すべく、平田門下生と篤胤の娘おちょうも蝦夷の地に向かうのだった。

今回、『帝都幻談』では伏せられていた加藤の字(あざな)が“保憲”であると明かされ、予想していたとはいえ、やっぱりちょっとびっくり。
屍解仙の術を使い不老不死という設定とはいえ、この男一体いくつなんだろう?

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