或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最近、昔のゲームを引っ張り出して遊んだりしている。
コレは、2000年にマイクロプロス社から発売された、映画「スターシップトルーパーズ」の3Dリアルタイム・ストラテジー。
当方の環境はXPなのだが、95互換モードで稼動した。
なお、先頃発売されたFPS版とは全く違うゲームなのでご注意頂きたい。
さて、1997年に公開された映画の方は、オランダの変態監督ポール・バーホーベンが、ロバート・E・ハイランの原作を無視し、軍国主義をおちょくったようなコンセプトで制作したB級SFだった。おかげで原作ファンからはかなりブーインが飛んだようだ。
予算の都合で原作には登場するパワード・スーツが映像化されなかったが、これは映画通の知人に言わせると、「ただ単にバグが人間を引きちぎるシーンが撮りたかっただけぢゃない?ハハハ。」との事であった。
ゲームでは映画の設定を踏襲しながらも原作通りパワード・スーツを導入しており状況によっては離陸して戦線から離脱できるようになっている。
ゲームはミッション形式で、途中セーブはなし。1ミッション15~30分くらいなので、終盤で失敗するとかなり痛い。まぁ、その分緊張感が高まるのだが。
グラフィックに関しては7年前に出た時からポリゴンがショボイだの、動きがぎこちないだの言われていたが、別にそれほど気にならない。解像度もディスプレイのマックスいっぱいまで引き上げられるし、全て3D画像なのでアンチアライズも有効。グラフィックボードの方で強制的に適用すればゲーム中にも反映され、見た目には十分許容範囲と言える。
襲いかかるバグに向けて発砲される兵器のグラフィックの表現ががそれぞれ異なるのが心憎い演出だ。
キャラクターのAIは並で、兵士達は移動中に障害物に引っかかって置いてかれる事があり、気がつかないとミッション終了時に戦死扱いを受けてしまう(合掌)。フォーメーションが散開するとカメラの目線も引くので、ヘンな散らばり方をすると画面が見にくくなってしまうのが欠点。
しかし、バグが襲ってくれば攻撃しながらもジリジリと後退するし、バグの方でも仲間を呼んだり、孤立した兵士を狙って襲ってきたりとなかなかエグい。いくらパワードスーツを着用しても、所詮人間の兵士一人では巨大なバグに勝てないので常に一対多を心がけなくてはならない。
映画同様、輸送船が到着するまでの篭城戦のミッションもあり、次から次へと現れるバグに囲まれて盛り上がること必至であるが、やっぱりムシがキライな方には向かないゲームだろうね。
PR
この記事にコメントする