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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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原作フランク・ミラー、監督ザック・スナイダーの“300(スリー・ハンドレッド)”。
先に米NECA社でアクション・フィギュアが発売されていたので、タイトルくらいは知っていたが、あまり興味は沸かなかった。タイトルの“300”も「西暦300年」を意味するのかと思ったが、後に全くの勘違いである事が判明。まぁ人間、興味がなかったらそんなものである。
先日、別の映画を見た時に衝撃的な予告編を目にし、一気に意識を改めた。これは何を置いても観なくちゃならん、という訳で、本日モーニングショーに直行した次第。

ペルシア軍数千万の侵略に対し、迎え撃つはレオニダス王率いるスパルタ兵の精鋭300人。数の上では圧倒的な不利な条件の中、それこそ“スパルタ教育”の語源となるほどの死と隣り合わせの試練を潜り抜けてきた一騎当千のツワモノ達が果敢に戦う。
援軍に駆けつけたギリシア兵にその数の少なさをなじられると、「“兵士”の数ならこちらの方が多い。」とうそぶくレオニダス王のふてぶてしさに思わずニヤリ。

セピア色を基調とした独特の美しい色彩、ストップ・モーションを活かしたド派手なアクション、歴史物かと思えば、“ロード・オブ・ザ・リングス”を彷彿させる数々のクリーチャーが登場したりと、長いとも短いとも言える120分間を飽きさせずに十分満喫させて頂いた。
R15指定なのでTV放映はないだろうし、やはり映画館のスクリーンでこそ見たいといえる作品だ。

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