或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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スター・ウォーズ偽りの仮面
ジェームス・ルシーノ著、ソニー・マガジン社、2001年刊。
本書はSWのスピンオフ小説のひとつで、映画EPⅠ“ファントム・メナス”以前を描いたエピソード。
映画で言及のみに留められた通商連合による通商封鎖、ナブー侵攻のきっかけとなる“関税法案”成立の経緯や“ヴァローラム最高議長の汚職疑惑”について解明されており、クワイ=ガン・ジンの活きたフォースへの拘りや、それが引き起こすジェダイ・カウンシルとの軋轢、間に挟まれたオビ・ワンの葛藤などについても描かれている。
内容についてはいちいち興味深く、映画を補足する格好の材料となるのだが、前述したとおり“解明”と“補足”が前面に出ており、「ああ、なるほど」という興さはあっても、エンターティメントとしての面白さに欠ける感がある。ルシーノは他にも『悪の迷宮』や『暗黒卿ダース・ヴェイダー』などの作品を手がけており、そちらが抜群に面白かっただけに、ちょっと肩透かしを喰らった気分。
しかし、本書から続く『ダース・モール 闇の狩人』、『エピソードⅠ ファントム・メナス』と続いて読み進めていけば、映画のみでは得られなかった、SW新3部作の新たな面が発見できるのではないだろうか。
ジェームス・ルシーノ著、ソニー・マガジン社、2001年刊。
本書はSWのスピンオフ小説のひとつで、映画EPⅠ“ファントム・メナス”以前を描いたエピソード。
映画で言及のみに留められた通商連合による通商封鎖、ナブー侵攻のきっかけとなる“関税法案”成立の経緯や“ヴァローラム最高議長の汚職疑惑”について解明されており、クワイ=ガン・ジンの活きたフォースへの拘りや、それが引き起こすジェダイ・カウンシルとの軋轢、間に挟まれたオビ・ワンの葛藤などについても描かれている。
内容についてはいちいち興味深く、映画を補足する格好の材料となるのだが、前述したとおり“解明”と“補足”が前面に出ており、「ああ、なるほど」という興さはあっても、エンターティメントとしての面白さに欠ける感がある。ルシーノは他にも『悪の迷宮』や『暗黒卿ダース・ヴェイダー』などの作品を手がけており、そちらが抜群に面白かっただけに、ちょっと肩透かしを喰らった気分。
しかし、本書から続く『ダース・モール 闇の狩人』、『エピソードⅠ ファントム・メナス』と続いて読み進めていけば、映画のみでは得られなかった、SW新3部作の新たな面が発見できるのではないだろうか。
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