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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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SWベーシック・フィギュア、サガ・シリーズ(ブルーカード)から、03年に発売されたタスケン・レイダー(タトゥーイン・キャンプ・アンブッシュ)。
映画EPⅡ“クローンの攻撃”に沿って展開されたこのサガ・シリーズでは一部のフィギュアで新たにアクション・ギミックと3Dスキャン技術が導入されている。
おそらく、映画EPⅠ“ファントム・メナス”でのフィギュアの売り上げ不振を踏まえて、従来のコアなマニアに加え、SWフィギュアに初めて接する低年齢の購買層を取り込むため、“集める”だけではなく、“遊ぶ”ことも視野に入れたのだろう。
しかし、安易なギミック導入はプロポーションの崩壊を招き、3Dスキャンにより役者の顔を取り込んだものの、ペイントが稚拙なあまり、似ていない上に不細工という最悪のデキになってしまったものも少なからず存在した。
結局古くからのファンからはスカンをくらい、新しいファンにもあまり評判はよくなかったのだろう、シリーズ中盤から後半にかけては、以前のようにオーソドックスなフィギュアに立ち返ったようだ。

さて、個人的にハズレ感が強いため、何かと酷評してしまうこのサガ・シリーズだが、その中でなかなか良いデキなのが、このタスケン・レイダー。
砂漠の惑星タトゥーインの荒地に住まう凶暴な種族で別名“サンド・ピープル”と呼ばれる。映画EPⅣ“新たなる希望”から登場しており、ルークに襲いかかるシーンが印象的だった。
何度かフィギュア化されてはいたのだが、今までの中で個人的には一番イメージに近い。カラーがやや明るめなのは、劇中同様、焚き火に照らされている様子を再現したのだろう。武器であるガフィ・スティックは軟素材でできており、ポージングの妨げにならないようになっている。
また、残酷だという理由で映画ではカットされてしまった、アナキンに首を刎ねられたシーンが再現できるように、頭部と胴部はマグネットで繋がっている。簡単に外れるので失くさないように注意が必要かも。

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