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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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…とかなんとか言いつつ実は既に購入してましたよ、と。

そんなワケで本日は、米フォーホースメンスタジオス社、フィギュラオブスキュラ・シリーズから孫悟空(スン・ウーコン)をご紹介。

拍手[7回]




孫悟空とは言わずと知れた中国三大奇書のひとつ『西遊記』に登場する仙術を会得した猿の妖怪。
東勝神州にある傲来国の沖合、花果山と言う活火山の山頂にあった岩の産み落とした石の中から誕生した。



石から生まれたこの猿は、他の猿の群れに混じって生活していたが、ある時、滝の中に打ち捨てられたかつての仙人の住処「水簾洞」を発見し、その功績から美猴王として猿の王に君臨する。



しばらくは仲間の猿と楽しく暮らしていた石猿だったが、自分もまた定命の存在のひとりに過ぎないと気が付き、やがて不死を求めて神仙を目指すようになる。
そして人間に変装し、とある仙人に弟子入りした際に師から与えられたのが孫悟空の名である。



元々才能があったのか、厳しい仙術の修行の末に遂に神通力に目覚め、十万八千里をひと飛びする觔斗雲の術や、七十二通りの変幻術を習得するが、無闇に術を見せびらかした咎で仙道の道場を破門されてしまう。



水簾洞に帰還した悟空は部下の猿たちが混世魔王に襲われているのを見て、これを撃退。
再び王座に納まると部下に自軍の強化を命じた。
そして自らも相応しい武器を求めた悟空は四海の龍王の元へと赴き、そこで伸縮自在の神器「如意金箍棒」を手に入れたのである。



その後、牛魔王を含む六大魔王と義兄弟の契りを結んだ悟空だが、ある時、冥府の使者が現れ、自分の寿命が尽きたと宣告されてしまう。納得のいかない悟空は地獄で大暴れして閻魔大王を脅し、閻魔帳から自分の名前を消してしまった。



このようにやりたい放題したい放題の悟空に危機感を覚えた天界は彼を召し抱え、懐柔しようとするが、自分に与えられた役職が「弼馬温」という身分の低い位であるということを知った悟空は激怒して地上に帰ってしまう。



更に増長した悟空は「斉天大聖」を名乗って天界の追手と大喧嘩を繰り広げる。手を焼いた天界は再渡、悟空を召し抱えるが、いわゆる飼い殺し状態で暇をもて余した悟空は蟠桃会で共されるはずの仙界の桃を喰いつくし、仙酒に酔った勢いで貴重な不老不死の金丹まで全て貪り食ってしまった。



仏の顔も三度までと激怒した天界は遂に全軍で悟空を討伐することに決定。
負けじと悟空も天界軍相手に大暴れするが、最後には捕らえられてしまう。
しかし、あらゆる手段を講じても既に不老不死となった悟空を殺すことはできず、仕方なく高温の八卦炉に放り込まれるが、それとても煙に燻された目が赤くなっただけであった。



そこに釈迦如来が現れ「もし私の掌から逃れることができれば自由にしてあげましょう」と賭けを持ちかける。
悟空は觔斗雲で宇宙の果てまで達し、そこにあった五本の柱のひとつに「斉天大聖到此一游」と書いて意気揚々と戻り、その事を得意げに報告する。
しかし、釈迦如来の指に同じ文句の書かれているのを見せられ、賭けに負けたと覚った悟空は逃げる間もなく法力によって調伏。その後、五百年に渡り五行山の岩山に封印されてしまうのである。



のちに三蔵法師に助け出されてその供をし、多くの困難を克服して天竺からありがたい経典を持ち帰ったのは皆さん御存知の通り。



さて、フィギュアは西遊記の孫悟空を見事に立体化。
プロポーション及び造型は秀逸。
手が長いのは猿だから。
実はペンタブルの尻尾もあるのだが、なんとなくイメージにそぐわない気がして、敢えて着けていない。



カラーリング及びペイントも良好。
金色の鎧に赤い布素材が良く映えている。
どちらかと言うと孫悟空が斉天大聖を名乗っていた頃の衣装っぽい感じか。



可動に関しては同社の他のフィギュアとほぼ同じなので割愛。肩の鎧は軟素材で、背面の肩甲骨の辺りの穴に挿し込んで固定。
腰回りの帯状の布は帯留の脇の輪に通してあるだけなので長さは自由に調整できる。



アクセサリーとして口閉じ、口開け顔のパーツ(二種)と京劇風の隈取りの施された顔のパーツ(二種)や、



伸ばした状態の如意金箍棒、



縮めた状態の如意金箍棒(二種)、



蟠桃会の仙桃の他、瓢箪、可動方向の異なる替えの手首、素足の状態の足首など、多数付属。



と、ここまで記事にしておいてなんだが、実は管理人の購入した製品にちょっとした欠品があり、現在メーカーさんと交渉中だったり。

孫悟空といえば近年はドラゴンボールで有名だが、意外と元ネタの西遊記もアメリカでは結構、知名度が高いらしい。
是非この調子で猪八戒や沙悟浄もリリースして欲しいものである。
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無題
沙悟浄ってカッパじゃないんですよね(*'ω'*)

と言うか、ああやっぱり買っていましたか。おのれ羨ましい(←感情ダダ漏れ(*´Д`)
おサルの頭部はもちろん、全身の鎧の造形も塗装も相変わらずのフォー(略)メンクオリティで素晴らしい♪
良いモノを見せて貰いました。眼福です。
NT URL 2023/07/18(Tue)22:20:35 編集
Re:無題
NTさん、おはです(*'ω'*)

ゴリラ、ゴリラと来たらやはりサルでしょう。(意味不明)
沙悟浄は和尚なので頭頂部を剃っているだけであって頭に皿があるわけではないのかと。加えて水妖なので日本では子供にわかりやすく河童扱いされてますよね。
円安のピークなのに、散々迷った挙げ句につい買っちゃいましたよ。かなりのスグレモノです。
【2023/07/19 07:16】
無題
こんばんわ

これはまた良いお猿さん
鎧の造り、色合いも素晴らしいですが
何よりも牙剥き顔が迫力あっていいですね〜

格好いいなぁ
ムタクトカテカ 2023/07/18(Tue)22:32:46 編集
Re:無題
ムタクトカテカさん、おはようございます。

なかなか良い表情をしていますよね。
隈取り顔も良い感じです。
中国風の鎧のデザインも新鮮味があって、非常にカッコいいフィギュアです。
【2023/07/19 07:19】
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