21.08.28 BOSS FIGHT STUDIO VITRUVIAN H.A.C.K.S. SERIES Z WEVE 1 / ANTONIA AVILLES - ZOMBIE PUNCHER

そんなワケで本日は前回に引き続き、米ボスファイトスタジオ社、VITRUVIAN H.A.C.K.S. シリーズＺから、アントニア・アビレス（ゾンビ・パンチャー）をご紹介。

幼い頃のアントニアは学校でも年齢の割に身体が小さかったことから、いじめっ子を打ち負かし、プライドを守る手段としてマーシャル・アーツを学ぶことを選んだ。



彼女は故郷であるプエルトリコのアレシボにある父親のジムで脇目もふらずボクシングに打ち込み、アマチュア時代に20戦無敗のキャリアを築いた後、プロモーターによってスカウトされる。



しかし、ラスベガスでのエキシビションマッチの夜、試合の途中で発生した疫病により、観客のおよそ4分の1が３ラウンドの間にグールへと変わってしまったのである。



アントニアはリングから降りるとその拳で並みいる人喰いの化け物共を次々と打ち倒し、数十人の生存者達を安全な場所まで導いた。彼女のその功績は全てカメラに捉えられており、期せずしてアントニアは有名人の仲間入りを果たすことになった。



アントニアは前回紹介したマイケル（ターンバックル・バイター）と対をなすキャラクターとなっている。
とは言っても、彼女のエキビジションマッチの相手がマイケルだったかどうかまでは不明。



フィギュアは現代風にタンクトップを着用した女性素体を使用。
ゾンビ・ラボでは結構な頻度で使用されていた女性素体のようだが、管理人が手にするのはこれが初めて。

プロポーション及び造形は良好。
タンクトップは胸部と一体成型なので脱がすことはできない。
胸とシューズの部分だけパーツが異なるが、残りの部分は全て女性の汎用共通素体が使用されている。



カラーリング及びペイントも問題なし。
坊主頭と下半身のタイツはペイントで表現されているだけだが、ピッチリした素材だけに違和感はない。



可動に関しては汎用共通素体に同じ。



アクセサリーとして短髪のコンパチヘッドと、



シリーズＺ共通のフィギュア・ベース及び食い散らかされた人間の胴体のオブジェクト、



その他、可動方向の異なる左右の替えの手首、モップや大小の刃物が付属。
死体の裏には２か所の突起があり、フィギュア・ベースに空いた穴に挿し込んで固定する。



そしてやはりなんといっても、このボクシング・キット。



ショッキング・ピンクのヘッドギアとグローブがポップだが、グローブのナックルパートが血まみれなのが地味にグロく、ブラック・ユーモアが利いてて実に楽しい。



残念ながらヘッドギアは坊主頭専用で、短髪のコンパチヘッドには着用できない。



グローブはターンナックルバイター同様、手首を引っこ抜き差し替えるタイプ。



ボクシング・キット着用した時のトータルのカラーリングも秀逸。



左フック。



右ストレート。



超テキトーなポーズでも何となく様になるのは決して管理人のセンスが良いわけではなく、フィギュアのクオリティが高いお陰。



試合中にゾンビと化したという割にはやけに年季の入ったマイケルと。



単体でもいいが、こうして２体を絡ませるとなおのこと楽しい。



ストレート一閃。



管理人のイマジネーションの限界であっけなく一撃ノック・ダウン。



ゾンビのパンツの緑の部分を水色で塗りつぶしてフツウのゾンビにしようかな、くらいの軽いノリで購入したのだが、こうして２体並べると、もうそれだけで妄想が暴走してしまうくらいの素晴らしいクオリティ。
ゾンビ好きはもちろん、ゾンビに興味のない方にもオススメしたい近年希に見る“買い”なフィギュアであるといえば褒めすぎか。