22.10.09 MEGA CONSTRUX MASTERS OF THE UNIVERSE : SNAKE MOUNTAIN / THUNDER PUNCH HE-MAN

ゾンビがくるりと輪を描いた（謎

そんなワケで本日は、前回、前々回に引き続き、米マテル社、メガコンストラックス、マスターズ・オブ・ザ・ユニバース・シリーズ、スネーク・マウンテンの付属フィギュア第三弾、サンダーパンチ・ヒーマンをご紹介。

スケルターはランダー王を虚空の次元デスポンドスへ追放すると、今度はヒーマンの偽物であるフェイカーを使ってヒーマンの正体が青い肌の種族、“ガー”であるばかりか、ランダー王の "死 "も彼に責任があると人々に信じ込ませた。



スケルターの策略によりエターニアの人々をヒーマンに敵対させたことで、仲間であるマスターズもまた反逆者として見做されてしまう。
マスターズはツンドリアの地下洞窟へと逃れ、エターニアに平和を取り戻すため、新たな精鋭アタックチームとして再編された。



一方、王が不在となったエターニアでは、スケルターのみならず、キング・ヒスや復活を遂げたホーダックらが支配権を巡って争いを繰り広げていた。



そして新たな戦いに備え、ヒーマンは悪と戦うためにグレイスカルの力を使って武器にエネルギーを与え、“サンダーパンチ”のパワーを手に入れたのである。



さて、フィギュアに関しては、邪悪の軍勢と戦うためにソーサラーから“サンダーパンチ”という新しいパワーを授けられたヒーマン。

サンダーパンチ（雷の鉄拳）の名は、その名の示すがごとく強力無比な拳による一撃に由来するが、まず、せっかくグレイスカルのパワーで武器を強化したにも関わらず、なぜ素手で戦うのかその理由からしてよくわからない。

しかも、オリジナルのフィギュアではハーネスの背後にあるバックパックの中に火薬（！）の詰まったキャップを装填し、腰の回転に合わせてパンチを振るう際に破裂音（と煙）が生じるという、今なら規制に引っ掛かって完全アウトであろう狂気のギミックが仕込まれていたらしい。

正直、ちょっと何を考えているのかマジで良くわからない。



プロポーション及び造形は良好。
ハーネスと盾は新造型。胸マークのＨとＭをかけあわせたようなデザインは以前のバトルアーマー・ヒーマンでも使われていた。



カラーリング及びペイントも問題なし。
イエローのクリア素材となっているパワー・ソードは雷をイメージしたものか。



可動に関しては、同シリーズの他のフィギュアと同じ。
残念ながら件のパンチ・ギミックはオミットされている。スケール的にも当然と言えば当然か。



アクセサリーとしてパワー・ソードとシールド、フィギュア・スタンドが付属。
パワー・ソードはハーネスの背面にこそ挿せないが、代わりにシールド前面のソケットに装備できるようになっている。



ノーマルタイプのヒーマンと比較するとこんな。
ハーネス以外は同じ造り。



サンダーパンチ・ヒーマンなのに拳が握れないのが非常に残念だったりする。

次回はこのサンダーパンチ・ヒーマンと対を為すとされるあのフィギュアを紹介予定。
あまり期待せずして待つべし！