17.01.14 STAR WARS BASIC FIGURE : THE BLACK SERIES 2015 / #19 HAN SOLO (IN CARBONITE)

本日は、米ハズブロ社、ＳＷＢＦ、ザ・ブラックシリーズからハン・ソロ（イン・カーボナイト）をご紹介。

カーボン冷凍とは本来、ティバナ・ガスを長距離輸送用に貯蔵するため、カーボナイト内に冷凍保存するための技術である。



冷凍プロセスでは、冷凍室内に排出されたガスが固形のブロック内で溶解したカーボナイトと混合され、瞬間冷凍によってブロックへと成形されたガスは、後に目的地または加工センターで再度解凍され、放出されることになる。



ちなみにこのティバナとはガスで満たされた風船のような巨大生物ベルドンの排泄物であり、この生物が消費した気体の副産物として大気中に放出される。

ベスピンの大気中に含まれるティバナ・ガスは、クラウド・シティのユニポッドを通過する上昇気流の中から大気成分の1つとして抽出され、その後、この気体は加工によりカーボナイトに封印されて惑星外へ輸送されている。



映画ＥＰⅤ“帝国の逆襲”で、ダース・ヴェイダーはルーク・スカイウォーカーをパルパティーンのもとへ運ぶにあたり、あらゆる逃走の可能性を排除するためにこのカーボン冷凍による拿捕を選択し、ベスピンのクラウド・シティで冷凍装置の改造を命じている。

この時、ハン・ソロによって人体への冷凍処理のテストが行われ、ソロが冷凍プロセスを生き延びることができたため、そのまま賞金稼ぎであるボバ・フェットに下げ渡された。

ソロはボバの手によってジャバ・ザ・ハットの元へと送り届けられたが、ジャバはこの趣向を大いに気に入り、冬眠状態となったソロのカーボナイトは、後にルークらによって救出されるまでジャバの宮殿を彩る悪趣味な装飾品のひとつとなっていた。



さて、長々とカーボン冷凍とカーボナイトの解説してしまったが、フィギュアは囚われのハン・ソロとカーボナイト。
ただし、どちらが付属品なのかは不明。



以前、ザ・サガコレクションで同じような商品があったが、意外なことに今回はすべて新造形。
ハン・ソロのフィギュアについては以前のものより格段に良くなっている。



プロポーション及び造形はまずまず。
カラーリング及びペイントも良好。



可動に関しては首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両肘（ヒンジ）、両前腕、腰、両股関節、両膝（ヒンジ）、両足首（ヒンジ）。



アクセサリーとして、手錠と上腕の拘束具が付属。
残念ながらいずれも設計ミスで非常に使い勝手が悪い。



カーボン冷凍されたハン・ソロは非常に良いデキ。



ザ・サガコレクション版と比較すると、一見流用のようでいて細部が異なるのがよくわかる。



厚さも異なり、



背面もしっかりと覆われている。



ザ・サガコレクション版のハン・ソロと。
ザ・サガコレクション版はウェザリングがあるので、どちらかというとＥＰⅥ“ジェダイの帰還”を意識したものか。



ボバ・フェットと。

ザ・サガコレクション版がカーボン冷凍が解除される際の中途半端な状態であるため、ノーマル版のカーボナイトのハン・ソロが欲しいと思っていただけに、これはこれでやっぱり嬉しい。