16.12.29 STAR WARS BASIC FIGURE : THE BLACK SERIES 2014 / #28 REE YEES

先日、映画「ローグワン」を鑑賞してきたので、その感動の冷めやらぬうちに。
本日は超久々のＳＷＢＦ、ザ・ブラックシリーズから、グランの無法者、リー＝イーズをご紹介。

パッケ画像はなし。

別にルーズで購入したワケではないのだが、このフィギュアの含まれるウェブ５は総じてブリスターとバックカードの接着が弱く、リー＝イーズに至ってはフィギュア本体も重いせいか、簡単にバックカードが剥がれてしまうというショップ&未開封派泣かせなアイテム。
しかもシリーズ自体が、フェイズ１（オレンジライン）からフェイズ２（ブルーライン）に移行する過渡期だったためか、出回った数も異様に少なく、意外とレアだったりもする。



日本でも当然のように正規代理店版は販売されておらず、並行輸入版もセットのみ定価も当初からバカ高かったので一旦スルーし、後に海外オクでブリスターの剥がれたものを比較的安価で入手。

購入したはいいが、しばらく押し入れの中で眠らせていたところ、どうやら引っ越しの際にバックカードをどこかに紛失してしまった模様。



グランは惑星キニエンに棲む3つの突起した黒い目を持つベージュ肌のヒューマノイド型エイリアンである。
突起した目の下には長い顎骨があり、頭骨の頂点と後ろには隆起した筋と小さな角を持っている。どことなくヤギに似た彼らはその外見のとおり草食動物から進化しており、2つの胃袋を持つため食事には時間をかけて、よくかみ砕いた上で味わう。



また、グランは極めて優れた視力を持つことからより多くの色を分解することができ、裸眼のままでも赤外線のスペクトルを認識できる。
それゆえ、彼らは特に視覚的な芸術を好み、色をふんだんに使った装飾を楽しむ傾向にある。



グランは銀河系を旅してまわるよりも、故郷の惑星で暮らすことを好む、極めて社会帰属的な種族である。
ほとんどのグランは親切で親しみやすく、そう簡単に怒ることはない。
たとえ種族の仲間を外敵から守るときであっても、平和的かつ非暴力的に振る舞おうとする。



グランは仲間から長い時間離れていると、精神が不安定になり、ついには発狂してしまうことすらある。
彼らにとっての追放や放逐は極刑であり、滅多にないことではあるが、古郷から追い出された犯罪者や追放者は、大抵の場合グランらしかぬ黒い衣装を纏っているので一目でそれとわかる。



リー＝イーズは映画EPⅥ“ジェダイの帰還”の序盤、ジャバ・ザ・ハットの宮殿に登場したグランの犯罪者である。
グランには珍しい突然変異に苦しんでおり、そのため手が変形している。

1日の大半を酒を飲んで過ごして、醜悪で、下品で、粗暴で、不潔極まりなく、いつもよだれを垂らして酔いつぶれていた。
居ても何かの役に立つというわけでもないのだが、ジャバは正気を失った彼を見ていて楽しいからという理由だけで宮殿に置いていた。
最後はジャバや彼の乗ったセールバージと運命を共にしている。



リー＝イーズに関してはハスブロではニ度目、ケナー時代を含めると三度目のフィギュア化となる。

その特徴的な風貌のせいか、ビデオ・ゲームでは悪役エイリアンとして登場し、近づいてはパンチ攻撃、離れてはサーマル・デトネーター（小型爆弾）を投げつけてきた。
やや強めのザコ・キャラで、集団で現れたりしたので、平和を愛する種族のイメージはまるでない。



プロポーション及び造形はまずまず。
特徴的な頭部の造形はよくできている。



カラーリング及びペイントも特に問題なし。



可動に関しては、首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両肘（ヒンジ）、両手首、腰、両股関節、両膝（ヒンジ）。足首の可動はオミット。



アクセサリーとして、ブラスター・ピストルとブラスター・ライフルが付属しているが、劇中では使用していないし、また、銃を収納するホルスター等もない。



標準的なストーム・トルーパーと比較すると こんな感じ。

同じグランの種族としては、他にも銀河共和国の議員であるアスク・アックや、ポッドレーサーのマーホニックなどがフィギュ化されている。
どちらも所持していないが、特にパーツを流用しているわけではない模様。