21.10.04 MARVEL LEGENDS SERIES : INFINITY SAGA / THOR RAGNAROK : SURTUR

っとにアメトイやる奴ぁいないのかッ
(ノ｀Д´)ノ彡┻━┻！！

…というまるでナマハゲのような某名前を言ってはいけないけいたさんはさておき、本日は米ハズブロ社、マーベル・レジェンズ・シリーズ　インフィニティ・サガ　ソー・ラグナロクからサーターをご紹介。

サーターは、マーベル・コミックスに登場する、かつては「マイティ・ソーの最も凶悪な敵の10人のうちのひとり」とも呼ばれていたスーパー・ヴィランである。
北欧神話に伝わる火の巨人、スルトから着想を得て、スタン・リーとジャック・カービーによって考案された。
コミック初出は“ジャーニー・トゥ・ザ・ミステリー”誌の97号（1963年10月刊）。



サーターの元ネタとなったスルトは、古代ノルド語で「黒い者」または「狡猾な者」を意味する。
世界の南の果てにある灼熱の国、ムスペルヘイムの入り口を守る巨人で、世界にまだムスペルヘイムとニヴルヘイムしかなかった時代から存在していた。
ラグナロク（神々の黄昏）ではムスペルの一族を率いて神々の国アスガルドを襲撃し、最後まで戦いに生き残り、炎の剣もて世界を全て焼き尽くすと言われている。



映画「マイティ・ソー　ラグナロク」（邦題はバトルロイヤル）では、サーターはムスペルヘイムを統べる炎の悪魔であり、アスガルドに破滅をもたらすとされる“ラグナロク”の予言では、その中心人物とみなされていた。
この不吉な予言の成就を防ぐため、神々の王オーディンはサーターに戦いを挑み、激しい戦いの末に彼を打ち負かすと、その力の源である「永遠の炎」を奪い取ってアスガルドの宮殿の地下にある宝物庫へと封印してしまった。
一方、戦いで脚と腕にひどい傷を負ったサーターは衰弱したままの状態で何千年もの間ムスペルヘイムに幽閉され、オーディンとアスガルドに対する復讐を企てていた。



さて、フィギュアに関しては、とにかくデカいの一言。

６インチ、というよりも1/18スケールなのだから大きいのは当然だが、それにしてもデカい。角まで含めたら５５センチ程ある。ここまでくるともうマーベル・レジェンドじゃなくてマーベル・セレクト並みである。



プロポーション及び造形は良好。
大きさ的にも他に流用はできないであろうから、このフィギュアのためだけに造られた素体と考えると感慨もひとしお。さすがは大手。

ちなみにアップだと顔はこんな感じ。



カラーリング及びペイントもまずまず。
全体にクリア素材が使用され、全身炎に包まれた体躯を再現。



可動に関しては、さすがに大きいだけあって、首（ボールジョイント）、両肩（ヒンジ）、両上腕、両肘（ダブル・ジョイント）、両手首（ヒンジ）、胸（ボール・ジョイント）、胴、両股関節（ヒンジ）、両大腿、両膝（ダブル・ジョイント）、両脛、両足首（ヒンジ＆ロール）とかなり豊富。



しかしながら、凸凹したディティールが仇となり、肩の上げ下げはかなり制限されてしまっている。画像のとおり、肩が僅かにしか上がらない。（回転には支障なし）
また、膝関節がやたらと固く（もちろん、へたれるよりはマシなのだが）、股関節を支えるバーの強度が今ひとつ頼りないため、膝を曲げる度に折れやしないかとヒヤヒヤしてしまう。



アクセサリーとして炎の剣と、



開いた状態の右手と拳を握った状態の左手が付属している。
ちなみに右手首の可動は垂直方向、左手は水平方向になっている。



炎の剣は最初見た時には劇中とデザインが異なっていたため（映画では両刃の直剣）、撮影の途中で設定が変わったのかな、と思ったら（映画ではよくあることらしい）、どうやら剣から吹き出す炎を表現しようとしてこのような形なったようだ。



足首にロールこそないが脛に回転軸を設けてあるので接地性が高く、自立時も比較的安定。 足首にロールがありました。（2021.10.06訂正）



肘関節がダブル・ジョイントのおかげで炎の剣の両手持ちも可能。



映画序盤で登場したシーンでは痩躯で、弱々しく見えたが、あれはオーディンとの戦いの傷がまだ癒えてなかったからなのね。



デカいデカいとばかり言ってるが、なら実際どれくらいデカいのかというと、４インチとくらべてこれくらいデカい。

まぁ、映画の終盤に登場した姿とは比べるべくもないが。