或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は米ハズブロ社、G.I.ジョーファンクラブ、ヴィーナスフライトラップ(シールド・トキシック・ミュータント・クラム)をご紹介。
一度捕らわれたら脱出不可能な突然変異の猛毒二枚蓋食虫植物といったところか。
ヴィーナスフライトラップとはハエトリグサ(ハエトリソウ、ハエジゴク)のことであり、二枚の葉を素早く閉じて獲物を捕食する北アメリカ原産の食虫植物である。
英語の“Venus Flytrap”(女神のハエ取り罠)は、二枚の葉の縁にある「トゲ」を女神のまつ毛に見立てたことに由来するらしい。
管理人はてっきり有名なサンドロ・ボッティチェッリの絵画「ヴィーナスの誕生」の二枚貝に例えたのだとばかり思っていたのだが、よく調べてみたらあの絵には貝殻が一枚しか描かれていなかった。
実はこのフィギュア、かつてハズブロ社のG.I.ジョーのライセンスを取得していた、英パリトイ社のアクションマン・シリーズが初出。
アクションマンはイギリス軍将校やSAS等、英国色の強い独自の商品を多数展開することで本家との区別化を図っていたが、1978年にはついに基幹パーツであるボディやヘッドまでが新たに設計し直され、後頭部のレバーを操作することで眼球を動かす『イーグルアイ』というギミックが追加された。
しかし、1984年にパリトイ社の閉鎖により敢えなく同シリーズも終了。
1993年にハズブロより新たにオリジナル設定のSFテイストを加えて再開され、このシリーズは2006年まで継続していた。
日本でもツクダにより1985年にパリトイ版の一部が正式に発売されていたらしい。
このヴィーナスフライトラップのフィギュアはハズブロ版アクションマンの“ジャングルミッションアクセサリーセット”として1999年にリリースされたもの。
同セットには他にも12インチフィギュア用の迷彩柄のパンツや、ジャングルブーツ、ナイフ、ボウガン等、いかにもそれらしいアイテムが付属していた。
ちなみにこのフィギュアのリペイント版は同シリーズが終了した翌年の2007年ジョーコン(G.I.ジョーコンベション)で限定販売されている。
さて、フィギュアに関しては思わず購入してしまったはいいが評価に困るところ。
いずれにせよ、管理人はこういうの大好き。
プロポーション及び造形はご覧のとおり。
予想していたよりも大きかったり小さかったりというのは通販やオークションあるあるなのだが、これは前者。
まぁ、12インチスケールなのだから当たり前といえば当たり前か。
カラーリング及びペイントに関しては地味ながらもまずまず。
ネットに残っていた画像で確認した限りではオリジナルの1999年版はほぼ緑の成型色にところどころ赤が吹かれたごくシンプルなものだったようだ。
可動に関しては、蔓が四本と葉が三枚。
蔓はペンタブルでこそないが軟素材なのでグニグニとよく動く。
蔓の先はリング状になっており、切れ目が入っているのでそこに物を挟ませたり、絡ませたりすることが可能。
もちろんホンモノのハエトリグサにはそんな蔓はない。
二枚の捕食葉は開いた状態でロックし、基部の脇にある“A”と描かれたボタン(これはもちろん、アクションマンの“A”である)を押すことで、勢いよく閉じるギミックが仕込まれている。
縁は尖ってるしバネも強力なので指を挟まれると結構マジで痛い。
捕食葉は両葉でも、いずれかの片葉だけでも開くことができるが、中途半端な状態で止めておくことはできない。
ブレンダン・フレイザー主演のセンター・オブ・ジ・アースにも似たような植物が出ていたし、食虫植物系のクリーチャーはSFの定番なのだろう。
両葉を倒してロックした状態。
例によって、4インチのフィギュアと絡めるとこんな感じ。
あ、けいたさんのために予め断っておくけど、サフランでもグリーンモンスでもトリフィドでもリトル・ショップ・オブ・ホラーズでもオテサーネクでもパラサイト・バイティングでもパックンフラワーでもないからね?
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