或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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マザーハーロット(Mother Harlot)とはゲーム内の呼称で、モデルとなったのは“大淫婦バビロン”。
キリスト教の新約聖書『ヨハネの黙示録』に登場するアレゴリー(象徴)の一つで、“大いなるバビロン”、“淫婦共と地上の憎むべき物らとの母”とも呼ばれる。
『ヨハネの黙示録』17章1節から19章2節にかけて登場し、その姿は七つの頭と十本の角を持つ緋色の獣に騎乗した女性として描かれる。
大淫婦バビロンは、紅と紫の衣を着用し、黄金と真珠、宝石で出来た華美な装飾品を身に着け「憎むべきもの」と自身の姦淫で汚れた黄金の杯を持っている。
また、彼女はキリスト教徒の血に酔い痴れているとも言われている。
大淫婦バビロンを背に乗せているのは「 黙示録の獣 」と呼ばれる赤龍。
天界より堕ちた「竜」の支配下に置かれる破滅の代行者であり、世界を42ヶ月間に渡り支配する権利を有し、あらゆる聖人を打ち斃す力を持つ。
人々に獣の数字と呼ばれる「666」の刻印を刻み、神を冒涜する言葉を吐かせ、背徳的な行為に手を染めさせるとも言われる。
映画「オーメン」に登場するダミアンの髪の生え際に記された「666」の文字はこれに由来する。
獣の七つの頭は七つの山、そして王冠は七人の王を象徴し、そのうち五人は既に倒れ、残りの一人は今、生きており、もう一人はやがて現れる。
十本の角もまた十人の王を指し、彼らはまだ支配する国を持っていないが、獣によって一時的にその権威が授けられることになっている。
”それから、七つの鉢を持つ七人の御使のひとりがきて私に語って聞かせた、「さあ、おいでなさい。多くの水の上に座している大淫婦に対する裁きを見せよう。地の王たちはこの女と姦淫を行い、地に住む人々はこの女の姦淫のワインに酔いしれている」”――『ヨハネの黙示録』17章1-2節
この大淫婦が座る“多くの水”とはあらゆる民族、国民、群集、言語を指している。
意外なことに獣とその十本の角は自らの背に乗る大淫婦を憎んでおり、最期には裸にして喰らい、炎で焼き尽くすと予言されている。
18章2節では「大いなるバビロンは倒れた」と唱えられる。
続いて、バビロンの崩御がもたらす崩壊と荒廃が記され、彼女と「姦淫」した王たち、彼女と富の売買をしていた商人たちは嘆き悲しむ。
楽人たちと職人たちはいなくなり、日常のひきうすの音も失せ、花嫁と花婿も姿を消す。
これらの情景は神の裁きによる帰結として記されている。
さて、フィギュアに関してはゲームのデザインを見事に立体化している。
特に“黙示録の獣”は、“七つの頭に十本の角”という、よく考えて見れば矛盾した設定もちゃんとクリアしてあるのが地味にスゴい。
カラーリング及びペイントも“緋色で多頭・有角の獣にまたがる紅と紫の衣の女性”という、原典に忠実な配色。
可動部はないが、両翼と尻尾、マザーハーロットは別パーツで成型されており、取り外しが可能。
画像はマザーハーロットがよく見えるように右の翼を取り外したところ。
黙示録に大淫婦バビロンの顔や年齢の記述はないが、ゲームオリジナルの設定で顔が骸骨というインパクトのあるビジュアルになっている。
黄金の盃と、そこから立ち昇る怪しげな湯気(?)もしっかり造形。
マザーハーロットはダボ穴に差し込んで固定してあるだけなので、
着脱は簡単。
外すと当然、ダボ穴が顕になってしまうが。
4インチのフィギュアと並べるとこんな感じ。
さすがにギリシャの戦士だとちょっと時代設定的に違和感がある。
実はこのフィギュア、今夏にリリースされるボスファイトスタジオ社のファンタジーシリーズを視野に入れて購入したもの。
本当は先日紹介したコンスタンティンと並べるために入手したベルゼブブを紹介する予定だったのだが、ヨメが虫が嫌いだという理由で掲載を却下されてしまい、急遽代打をアップした次第。
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Re:無題
マザーハーロットはオレのヨメ、ではなく、オレのヨメがマザーハーロット?!
Σ( ̄□ ̄||)
Re:無題
あばれんぼうι(`ロ´)ノ
Re:無題
(。-`ω-)ノ⌒縄 ポイッ
Re:無題
よぉぉぉぉ~っく見ろ、よぉぉぉぉ~っく
(´゚ω゚`)
ちょぉ~っと違うだろ(´゚ω゚`)