23.10.03 MATTEL MEGA CONSTRUX MASTERS OF THE UNIVERSE / ETERNIA BATTLE GROUND : NINJOR

拳銃は最後の武器だ

そんなワケで本日は米マテル社、マテル・クリエイションズ限定、メガコンストラックス、マスターズ・オブ・ザ・ユニバースシリーズ、エターニア・バトルグラウンド・ビルドセットの付属ミニフィギュアからニンジョールをご紹介。

ヌンチャク、刀、弓で武装したこの恐ろしい暗殺者はスケルターの呪文によって別世界から召喚された悪の“忍び”である。中の人の名前は不明。
ニンジョールの任務はヒロイック・ウォリアーズ（英雄的戦士）をひとりずつ排除し、ヒーマンがエターニアを守ることができなくなるまでチームを弱体化させることであった。



敵からは「ニンジョー」とも呼ばれるこの忍者戦士は、迅速かつ巧みに、そして全く音を立てることなく任務を遂行する。
彼の得意とするのは獲物を待ち伏せし、どこからともなく姿を現して不意打ちを与える事である。



ニンジョールは目の部分を除いた全身を黒いコスチュームで覆い隠している。
彼はまた恐ろしいほど腕の立つ武道家であり、刀、弓、ヌンチャク等の武器を自由自在に使いこなす。

スケルターと同盟を結び、服従しているかに見えるニンジョールだが、その真の目的は密かにスケルターの弱点を探り、彼の真のマスターであるホード・プライムに報告する事であった。



ニンジョールは1980年代のトイ・ラインの最後期にリリースされたせいもあってか知名度も低く、あまりMOTUの世界観にはそぐわない、いわゆるイロモノ系キャラクターなのだが、なぜそんなものがわざわざこのセットに含まれていたかというと、実はそれなりに関連性というか理由らしきものがある。

というのも、コミックではキング・ヒスとスケルターの手によって地上に復活した古代の三基の塔のひとつ、“蛇の塔”で、ニンジョールはスケアグロウとコンビを組んでヒーマン達に襲いかかる、という描写がある。



ちなみにニンジョールの奇襲は勘の鋭いクラム・チャンプと言うヒロイック・ウォリアーによって見破られている…ということはもしかしたら次のセットに（察し



さて、フィギュアに関しては個人的には特に思い入れもないせいか、可も不可もない感じ？
プロポーション及び造型はまずまず。
以前アナウンスされたプロトタイプ（？）よりは格段に良くなってはいる。
素体の流用なのだろうが、足が三本指というのはどうかと思うが。



カラーリング及びペイントも問題なし。胸には何やら日本刀に巻き付くドラゴンのエンブレムが。
手足が赤いのは目立ってしまうので、忍者としてはいかがなものか。

可動に関しては、例の如く同社の他のミニフィギュアに同じ。



アクセサリーとして日本刀の他に



弓と、



なぜかヌンチャクが付属。
念のために断っておくが、忍者はカンフーを使わないし、ヌンチャクも振り回したりしない。



ヌンチャクは二本のバーを軟素材の鎖で繋いでいる。今時の若い子はヌンチャクと言われてもあまりピンとこないかも知れないが、管理人より少し上の世代ではブルース・リーの影響で、空手とヌンチャクがもんのすごく流行していたらしい。



弓には軟素材の弦を張り、更に矢をつがえて構えさせることも可能。とても２インチとは思えない拘り。



日本刀は腰の帯に佩くこともできる。
いくらなんでも抜き身のままでは危険だと思うが。



スケアグロウと不意打ちコンビ。

ニンジョールがあまりメジャーなキャラにならなかったのは、マテルがステレオタイプな東洋人のイメージが定着しないように配慮したからとかとかなんとか。
それにしても欧米人のニンジャ好きはちょっと異常。