21.09.06 PAPO : KRAKEN

牛やれや！└( ﾟ皿ﾟ)┘

と相手方（つまり管理人）の都合をまるで考慮することなく、やたらと恫喝してくる某名前を言ってはいけないけいたんさんは（お互い様なので）さておき、本日は牛とはまるで関係なく、仏パポ社から海産にゅるにょろ系クリーチャー、クラーケンをご紹介。
ハイ、皆さんご一緒に、

にゅるにょろ～♪

クラーケンは北欧の民間伝承で語り継がれてきた海の怪物の一種で、その姿は巨大なタコやイカなどの頭足類を模した形で描かれることが多い。

身体の大きは諸説あり、とにかく巨大で、島と間違えて上陸した人間が、そのまま一緒に海中に沈んで消えてしまった、という話も多々伝わっている。
また、船を襲い、その触手で乗組員ともども海に引きずり込むとも言われ、原因不明で消息を絶った船は、しばしばクラーケンのせいとされた。



一説によるとクラーケンの名は「捻じれた」を意味する“crook”に由来し、頭足類の持つ湾曲性の腕（触手）から来ているらしい。

拙ブログでも以前引用させていただいた18世紀デンマークのベルゲン司教、エリック・ポントピダンが著した『ノルウェー博物誌』には「クラーケンの吐いた墨で辺りの海が真っ黒になった」と記されている。
ちなみにクラーケンの名が固有名詞として登場したのも、この『ノルウェーの博物誌』が初めてらしい。



さて、フィギュアに関しては、いつものことながらよくできている。
プロポーション及び造形は良好。
殻があるのでタコやイカというよりも、むしろアンモナイトに近いデザインか。
脚は八本あり、吸盤もしっかり造形。殻に錆びた鎖がからみついているのが何気に芸コマ。



カラーリング及びペイントも良好。
全体的に色調はモスグリーンで、黄色い目がアクセントになっている。



可動部はなし。アクセサリーもなし。



下から見たところ。中央には牙の生えた口が造形されている。
ちなみによくタコの絵によく描かれているヒョットコのような口は実は口ではなく「漏斗」と呼ばれる器官。この漏斗から体内に取り込んだ海水を吐き出して移動したり、墨を吐くするのに使用する。



海産生物繋がりでサファリのリヴァイアサンと。



同じくプラストイのシードラゴンと。



４インチのフィギュアと比較するとこれくらいの大きさ。
島くらいあるという伝承からすればかなり小さいが、昨今ではクラーケンといえば頭足類系モンスターの代名詞みたいなものだから特に拘る必要もないのでは。



そういえば年末にスターエーストイズから「タイタンの戦い」のクラーケンがリリースされるそうな。高さ３５センチ、長さ５４センチということで、管理人が持っているジェントル・ジャイアント版よりもひと回り大きいサイズということになる。
買ったら買ったでまた置き場所でひと悶着ありそうな予感。