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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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思い出したように古きよき時代のPCゲームを紹介。
本日は今はなき米3DO社の『レクイエム』。
本国では’98年にリリースされたが、日本でも’99年にイマジニアより完全日本語版が発売されたのでちょっと古いゲーマーならご存知かも。
キリスト教の世界観を背景にして人間界における天使と悪魔の戦いを描いたファーストパーソンビュー・アクション・シューティング。
プレイヤーは神によって人間界に使わされた天使マラカイとなって、人間の武器やエンゼル・パワーで人間界を裏で支配する堕天使や悪魔達と戦うというストーリー。
私はいち早く英語版をプレイしたので、クリアこそしたものの、結局ストーリーについては全く理解していない
ちなみにマラカイ(Malachi)とは、預言者の名前で、旧約聖書の中でもマイナーな12冊の預言書の最後の1冊を著した人物のことだといわれている。ヘブライ語で“私のメッセンジャー”を意味する。

さて、ゲームについてだが、当時の標準レベルに照らし合わせても、やや難があった。
素人目に気がついた点だけでも挙げると、停止している状態で手にした武器が画面上をユラユラ動くにはいいのだが、移動をはじめると突然正規のポジションに移動してしまい、ものすごく不自然で興覚め。
また、マップの造りがイマイチで、背景のテクスチャは決して悪くないのだが、建物自体の造りが実にいい加減で、人間の都市が舞台のはずなのに、生活感がまるで感じられない。マップの攻略に重点を置きすぎてリアリティを損なってしまっている。
操作性も悪いといえないまでも決して良いとはいえない程度。
サウンドもややチープで、迫力に欠ける。
それから、これはちょっと評価の分かれるところかもしれないが、主人公の天使がモヒカンでヒゲ面のおっさんというのもどんなもんかと思うが…。
ストーリーについては、前述したとおり語学力の不足のため、個人的には評価ができないので割愛。

悪口ばかり書いてしまったが、ここまでなら、せいぜい良くても100点中、50点くらいである。
しかし、このゲーム、海外でもそこそこ評価が高い。
それは何故か?
実は意外に敵キャラクターのグラフィックがカッコいいのである。
特に人間系はザコから始まって中ボスキャラまで、結構良くできている。
ポリゴン数が多いわけではないので、結局テクスチャとデザインのセンスなのだろうが、フツウの人間キャラは男と女の区別が付かないくらい酷いデキなのに、こと敵キャラだけは、まるでデザイナーが違うのかのようにレベルが高いと感じた。ゲーム全体の質がやや低めなだけに、逆にそこだけ飛び抜けて見えるため、どうしてもチグハグな印象が拭えない。
しかも、動きが妙にリアル。この場合の動きとは、AIのことではなく、敵のやられ方
弾があたったときの反応のバリエが豊富で、場合によっては叫びながらのた打ち回ってなかなか死なない。また、頭や腕が吹っ飛ぶこともある。これはさすがに家庭用ゲーム機では表現できないリアルさである。
もう、このゲームは敵キャラのグラフィックだけで保(も)っているといっても過言ではないくらいで、結局のところ褒めているのか貶しているのか自分で書いてても良くわからないというのが正直な感想。

ゲームは95/98対応だが、D3D用のv1.3のパッチを当てることによりXPでも問題なく動作する。また、ある程度のグラフィックボードなら、ムリヤリ画像を補整できるので、今でも決して“見るに耐えないグラフィック”というほど悪くないレベルでプレイできる。
もし中古屋で見かけたら、ヒマ潰し程度にプレイしてみても悪くないかもしれない。

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