19.03.28 BOSS FIGHT STUDIO VITRUVIAN H.A.C.K.S. SERIES 2 : WAVE 5 / ELIGOR AND GOMORY - DEMON PROFITEERS

前回の更新からだいぶ間が空いてしまいましたが、本日は米ボスファイトスタジオ社、VITRUVIAN H.A.C.K.S. シリーズ２、ウェイブ５、エリゴア＆ゴモリー（悪魔の商人）をご紹介。

なお、今回は同じ悪魔繋がりでＮＴさんとのコラボになる予定です。（独断専行）

地獄と言えばまるで別世界のことのように思えるが、その考えは間違っている。
事実、地獄と呼ばれる世界と私たちの住む街は次元間を隔てるごく薄いカーテンによって仕切られているに過ぎない。



そこには悪魔として知られている存在がいて、お金の代わりに“魂”を富の尺度として使用している。
悪魔達は彼らが取得した魂から力を得ており、最も純粋な魂は人智を超えた利益を産み出すのである。



彼らにとっては例えそれが人殺しの汚れた魂でさえも計り知れない価値がある。
そして世界は常に様々な懊悩や困難な問題に満ち溢れており、多くの人々は物質的な富や安全を得るための見返りとして、自分の最も貴重な所持品である魂を手離すことさえ厭わないのである。



魅力的で、カリスマ性があり、温和で、話上手。―――　そう、まるで悪魔のように。

エリゴアとゴモリー、この双子の悪魔は差し迫った問題を解決する代償として、魂を手離すことに対するメリットについて教化するために地球を訪れている。



彼らは非常に丁寧で礼儀正しく、ビジネスに於いては常に率直であり、決して顧客を騙すようなことはしない。



もし、あなたの名前が彼らの顧客リストに加わる事を厭わないなら、魔法の剣、クエストの手助け、または愛する人の病を癒す等、まさに今あなたが望むものを手にすることができるだろう……そして彼らもまた、その見返りとして彼らの望むもの、つまりあなたの魂を得ることになる。



この悪魔の兄弟のふたり組のうち、エリゴアは主に渉外担当であり、彼は生まれながらにしての交渉役である。
かたやゴモリーは専ら経理担当で、目的を遂げるまで上手にビジネスを切り盛りする役割を担っている。



彼らは純粋なエネルギー的な存在だが、人間の前に顕現する際の外観は彼らを取り巻く人々の先入観によって影響を受けるため、ある文化的背景を持つ人々にとっては天狗のように、また別の人々にはジニー（ランプの精）のように見えるかも知れない。



双子の悪魔のビジネスにより、彼ら訪れた町や村は活気づいている。
彼らの顧客となった人々は裕福となり、満足を得ることができるが、そこには必然的に運命づけられた破滅の傷痕が遺されている。



さて、フィギュアに関してはご覧の通り非常によくできている。

プロポーション及び造形は秀逸のひと言。
頭部、上着、左手の枷、尻尾、ブーツの折り返し部は新造型。
つまり、逆を言えば残りの部分は全て既存のパーツの流用である。



カラーリング及びペイントも良好。
赤い肌に黒と紫に金の繍の豪奢なコスチュームがいかにもといった感じ。
ペイントも細部まで丁寧に塗られている。



可動に関しては上着を脱いだ上半身はシリーズ１からの汎用男性素体、下半身もシリーズ２からのズボンを着用した素体が使用されている。
男性素体で翼があるものは初めてたが、翼自体は以前紹介したケイヴ・フェアリーやガーゴイルと同じである。
尻尾はベルトから伸びており、ペンタブルではないので残念ながら自由自在に動かすことはできない。

余談だか、撮影中に翼や尻尾がポロポロとれてストレス溜まり捲り。



このフィギュアには、コンパチヘッドを始め、多様なアクセサリーが付属しているが、長くなりそうなので次回に譲ることとしたい。



以前紹介したナイト・オブ・アスペリティーと。

キャラクターの位置付けがイマイチよくわらないが、フィギュア自体はとても気に入っている。
双子の悪魔という設定で、コンパチヘッドも付属しているので、できれば二体揃えて飾りたいところ。

ちなみに、どちらがエリゴアでどちらがゴモリーなのかは不明。