19.04.01 BOSS FIGHT STUDIO VITRUVIAN H.A.C.K.S. / GLADIATORS DELUXE ACCESSORY KIT PartⅡ

遂にけいたさんが重い腰を上げる？！
まぁ、もしかしたら、また、いつもの、エイプリルフールネタなのかも知れませんが。

そんなワケで本日は、前回に引き続き、米ボスファイトスタジオ社、 VITRUVIAN H.A.C.K.S.シリーズ、グラディエイター・デラックス・アクセサリーキットをご紹介。

前回は男性素体用のキットだったので今回は、



やはり以前紹介したアマゾネス・アーチャーにご登場いただき、



女性用グラディエイターのパーツを装着。



装備はヘルメットと、ガレールス（青銅製の肩にかける防具）を着用した左腕、胸と腰のスケールメール、左足の脛当。
装備が左側に偏ってるのは、恐らく右側はローマ軍兵士の長盾で覆われることを想定していると思われる。しかしながら本キットに大型の盾は付属していない。
胸部と腰を覆う防具は魚鱗鎧のようなデザインで史実に基づいているわけではなさげ。



ヘルメットは交換型ではなく頭からすっぽり被れるタイプで、男女兼用。
今回使用したアマゾネス・アーチャーの場合は、お下げ髪を外す必要がある。



記録によれば、女性の剣闘士も実在したらしく、そちらはグラディエイターではなく、 グラディアトリクスと女性形で呼ばていたらしい。
女性剣闘士の試合はローマ帝国の第１１代皇帝であるドミティアヌスによって始められ、セウェルス朝を開いたセプティミウス・セウェルス帝が禁止するまで続いた。



男女を問わず、１対１で戦う剣闘士にはいくつかのスタイルがあり、通常はグラディウスの他に、もう一方の手には盾を持つのがオーソドックスなスタイルだが、あえて盾を持たずに剣身の付いた籠手を着けたものをスキッソール、



一般的に、魚を象った特徴的な兜を被った剣闘士をムルミッロ、



スキッソールに似ているが、左右の手にそれぞれ剣を持って戦う二刀流の剣闘士をディマカエリ、



漁師のようにレテ（網）とファキナス（三つ又槍）もしくは銛、そして敵にとどめを刺すための短剣を持って戦う剣闘士をレティアリイと言った。

レティアリイは他の剣闘士と違って兜を被らず、素顔をさらすことから凛々しい若者が多かったという。



網を広げた状態はこんな。
網はナイロン製で把手を引っ張ることによって閉じることもできる。



また、ベスティアリイと呼ばれる者達は剣闘士競技の前座として野獣と闘ったが、その多くは剣闘士養成所での厳しい訓練についていけなくなった落伍者だった。



ちなみに刀身の中ほどで折れ曲がった独特の形状の剣はシーカと言い、トゥラケスと呼ばれたトラキア人兵士風の武装をした剣闘士が用いた武器である。



剣闘士自体、当初は異民族の戦争捕虜同士を戦わせたのが始まりであることから、実際の出自如何にかかわらず、サムニテ（サムニウム人）、ガリー（ガリア人）、ホプロマキ（ギリシア人）など異民族の武装で戦うスタイルが存在していた。



……２回も引っ張った割にあまりフィギュアの紹介になってないのはさすが管理人クオリティ。