或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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嶋田久作演じる怪人・加藤保憲の名セリフ「我を崇めよ」で、一世風靡(死語)した、荒俣御大の代表作、『帝都物語』から遡ること百年。
徳川太平の世を揺るがす黒船とは別に、遠く蝦夷の地から江戸に妖怪を呼び寄せ、幕府転覆を謀る謎の人物が居た。そしてまた、加藤重兵衛と名乗り、清明判を家紋に頂く謎の剣客も江戸の闇を暗躍する。
迎え撃つは幽冥学の白皙・平田篤胤、水戸藩の傑物・藤田東湖、刺青奉行・遠山左衛門尉景元。
稲生武太夫が東の妖怪総大将・山ン本五郎左衛門から譲り受けたとされる槌と、謀らずも坂上田村麿に欺かれ祟神となった蝦夷の英雄・悪路王(アテルイ)を巡り、100年後に帝都となる江戸の町を舞台に壮絶な霊界戦争の火蓋が切って落とされる。
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