或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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映画『スターウォーズ シスの復讐』直前のストーリーを描いたスピン・オフ小説。
新3部作からしてそうなのだが既に結末の分かっている物語というのは犯人のわかっている推理小説のようなものであり、いかにして読み手にその"過程"を楽しませるかは全て作者の力量にかかっている。
この作品に関して言えば、既に分かりきっている事実をあえて隠すことによって、この後に続く『シスの復讐』から読んでも、コチラから先に読んでも十分に楽しめるようになっている点が高く評価できる。
公式設定としてカートゥーン(あれは断じてアニメではない)で製作された『クローン大戦Vol.2』とは、ややストーリーが異なる部分があるが、個人的にはこの小説の方がより映画の流れに近い雰囲気を持っていると思う。
物語の流れとは関係ないものの今まで詳らかでなかった、グリーヴァス将軍登場の背景や、謎のジェダイ、サイフォ・ディアスの正体が明らかにされている点でもファンとして実に興味深い作品である。
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