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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は前回に引き続き、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース、ジャイアント・X-MEN 35周年記念6体セットから、ナイトクロウラーを紹介。



ナイトクロウラーはX-MENに登場する、ミュータントで、本名はカート・ワグナー(Kurt Wagner)。
ドイツのバイエルン州にあるウィンゼルドーフという小さな村で生まれた。

生まれながらにして、既に全身青黒い毛皮に覆われ、手足には独特な3本の指、長い犬歯、黄色い目、尖った耳、物を掴むことのできる尖った尾を持つ特異な姿であった。
その悪魔的な容姿に反して、彼は敬虔なクリスチャンでもある。



ジプシーの魔術師マルガリ・スザダロスは、バイエルンのアルプスの道ばたの小さなテントで、生まれて間もないワグナーと、テントのそばで心臓発作を起こして死んでいる彼の父親エリック・ワグナーを見つけた。
また、母親も彼の隣に横たわって死んでいた、とマルガリは証言しているが、後に彼の両親は全く別の人物であったことが発覚しているため、その話は疑問視されている。

マルガリはワグナーをバイエルンの小さなサーカスに連れて行き、そこで占い師として働きながら、ワグナーの乳母の役割と務めた。
マルガリの機転が功を奏し、ワグナー自身はサーカスの団員達から、その奇妙な身体的特徴に対して決して偏見を持たれることなく、幸せに育つことができた。



ワグナーはマルガリの実子のステファンとジメインと幼馴染として兄弟同然に育った。
彼はとても俊敏であり、成人するまでにサーカスの花形アクロバット曲芸師となっていた。
また、サーカスの客も彼のことを悪魔じみたコスチュームを纏った普通の人間だと思い込んでいたようだ。



数年後、フロリダを拠点に大きなサーカスを経営するテキサスの富豪アーノス・ジャーディンが、ワグナーが所属するサーカスを買収する。
ジャーディンはアメリカのサーカスに優秀な団員たちを移籍させるつもりだったが、ワグナーに対してはサーカスの見世物小屋にいるように要求した。



失望したワグナーはサーカスを抜けてステファンがいるドイツのウィンセルドルフに向かったが、そこでステファンが狂気に捕われ、罪のない子供達を殺害している事実を知る。

彼等がまだ小さかった頃、「もしも自分が罪のない命を摘んでしまうようなことがあれば、自分を殺して欲しい」と約束していたことを思い出したワグナーは、ステファンを見つけ出して争いになるが、揉み合ううちに意図せずして彼の首の骨を折って殺してしまう。



村人たちはワグナーの悪魔のような外見から子供殺しの犯人と勘違いして彼を殺そうとしたが、彼をスカウトに来たチャールズ・エグゼビア教授(プロフェッサーX)によってその命を救われる。
その後、教授に請われるままX-メンに加入し、ナイトクロウラーとして活躍することとなる。



ナイトクロウラーの最も優れた能力は、そのテレポーテーションである。
彼は短時間、別の次元に入り込む事ができ、再び望んだ場所に出現できる。
最大で2キロの距離をテレポートすることが可能だが、距離に応じて体力を消耗する。
また、テレポートの移動先にある液体や気体は自動的に排除できるが、固体の中へテレポートしてしまうと大怪我をしたり、場合によっては死んでしまう危険が生じるため、自分がよく知っている場所か、はっきりと見る事が出来る範囲にしかテレポートしない。



彼自身だけではなく、他の人間を一緒にテレポートすることもできるが、同伴者には、かなり過酷な忍耐力を強いることになる。
彼自身は経験によりテレポートに対する耐性を持っているが、当然のことながら殆どの者はテレポートの未経験者である。
それを逆手に取って、敵をつかんだまま何度も素早いテレポーテーションを繰り返すことで、相手の体力を消耗させ、気絶させてしまうことができる。



もっと残酷な方法としては、敵の一部分だけ(例えば頭のみ)をテレポートさせて抹殺することもできるのだが、ナイトクロウラーは、暴力や殺人を好まないため、この残忍な手段を選ぶような事は滅多にない。



ナイトクロウラーがテレポートする時は、煙と、わずかな硫黄の臭いを残す。
これはテレポート時に通り抜ける次元の大気の一部であるらしい。彼が存在した空間に空気が流れ込むことによって大きな音が発生し、コミックでは「bamf」という擬音で表現されている。



また、ナイトクローラーはその他にもオリンピック体操選手をもしのぐ肉体的な能力、限定的だが影と混じり合う能力、暗視能力があり、卓越した剣士であり、近接戦闘の達人でもある。



さて、フィギュアに関しては、マーベル・ユニバースの標準的な旧素体を使用している。



プロポーション及び造形に関してはフツウ。



カラーリング及びペイントに関してもまずまず。



可動に関しても特に問題はない。
尻尾は軟素材でペンタブル仕様ではないが、付け根の部分から回転させることは可能。

















同じ素体のフィギュアが、コミックパックスでストームとセットで販売されている。

単品では、X-フォース版のコスチュームもリリースされているが、こちらはエイジ・オブ・アポカリプスの世界から連れて来られた二代目。外見や能力はほぼ同じだが、シビアで冷酷な性格であるらしい。

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