或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は米ハズブロ社、マーベル・ユニバース ジャイアントサイズ X-MEN 35周年記念6体セットから、ストームを紹介。
“ジャイアントサイズ X-MEN”とはいわゆる人気低迷のために事実上休止状態に陥ったオリジナル版X-MENのためのテコ入れとして、新たに多国籍メンバーで編成しなおされた第二期のX-MENのタイトルである。
まさに進撃のX-MEN。
最も有名な黒人女性のスーパーヒロインであり、X-MENの傑出したリーダーのひとりとして良く知られている(らしい)ストームの本名は、オロロ・マンロー(Ororo Munroe)。
長く続くアフリカの巫女(シャーマン)の家系の末裔であり、白い髪の毛、父親譲りの青い瞳を持つ。
オロロはケニアの王女とアフリカ系アメリカ人の写真家デイヴィッド・マンローの娘としてニューヨークで生を受けた。
彼女が生まれてから半年後、家族はエジプトへ移住したが、その5年後にアラブ・イスラエル紛争に巻き込まれ、スエズ危機の際、戦闘機が家に墜落。瓦礫と化した家の中で家族共々生き埋めになってしまう。
オロロ自身は辛くも生き延びたものの両親を失い、同時に極度の閉所恐怖症となってしまった。
孤児となったオロロはエジプトのカイロでスリをしながら生計を立てたが、十代の頃に内なる衝動に突き動かされ、何かに引き寄せられるようにサハラを目指した。
1年で2000マイルを踏破した彼女は、心の故郷、ケニアへと辿り着き、 そこでオロロは初めて天候を操る能力に目覚め、プロフェッサーXにスカウトされるまでセレンゲティで雨の女王として崇められて過ごした。
ストームの持つ能力の最たるものは天候を操作する能力である。
彼女はマーベル・ユニバースで最も強力なミュータントの一人であり、潜在的なオメガレベルとされている。
あらゆる形態の天候を操作する能力を持ち、周囲の気温を変化させ、風を操作して身体を持ち上げ高速で飛行し、毒性の大気汚染物質を融合させて酸性雨や毒性の霧を作り出し、稲妻や他の電磁力による大気現象を発生させることができ、気圧の操作さえ可能である。
それどころか、地球の大気だけではなく、宇宙嵐や太陽風、海流、電磁放射を含む自然の力を操る能力もあり、太陽風を操作してセンチネルを破壊したことすらある。
また、彼女は自分の視覚を、森羅万象をエネルギーのパターンとして捉えられるように変化させることができ、気象現象や機械、神経系の電気の流れを感じ取れる。
更に宇宙では惑星間および銀河間にある物質に影響を及ぼし、操作することができるらしい。
さすがにここまでくると原作者が「あの設定はやりすぎた」って後悔したという話も頷ける。
さて、フィギュアに関しては、造形及びプロポーションはまずまず。
カラーリング及びペイントについても特に問題なし。
管理人が購入したフィギュアは、コスチュームの腹部にあるはずのリングのプリントがないエラー品だが、さして気にするほどのことでもない。
問題は可動。
マーベルユニバースの標準的な女性版の旧素体を使用してはいるのだが、コスチュームが原作コミックのデザインを忠実に再現するあまり、マントが手首がと繋がっているため、腕がほとんど動かない。
後にシングル版でリリースされたフィギュアは、マントと腕が切り離され、その点は改良されているのだが、個人的にデザインとカラーリングは今回紹介したフィギュアの方が好みである。
同じセットのサイクと。
実写版映画三部作ではオスカー女優のハル・ベリーがストームを演じていたが、一時スピン・オフで彼女を主人公にした映画の制作が取り沙汰されたものの、ハル・ベリーが固辞してお流れになったとか。ハル・ベリーといえば、同じくアメコミの実写版バットマンのスピンオフであるキャット・ウーマンで大コケ、ラジィ賞で最低主演女優賞を受賞している。
たぶん、その経験がよほどショックだったのかもしれない。
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