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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は、米ハズブロ社、マーベルユニバース・コミックパックス・シリーズ、ガンビット&ミスター・シニスターからガンビットを紹介。



ガンビット(Gambit)は、マーベル・コミックに登場するヒーローで、X-メンのメンバーのひとり。

本名はレミー・エティエンヌ・ルボー(Remy Etienne LeBeau)。

ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのケイジャン。そのためケイジャン・フレンチも話せる。
ケイジャン(Cajun)とは、「アカディア人」を意味する「アケイディアン」(acadian)が転訛したもので、北米にあるフランスのアカディア植民地に居住していたフランス語系の人々の うち、ルイジアナ州に移住した人々とその子孫を指す。



物心がついた頃から身寄りのない孤児であり、その日その日をスリで食いつなぐ貧しい生活をしていたが、ある日、ニューオリンズを拠点とする盗賊ギルドの頭領ジャン=リュック・ルボーの財布を盗もうとして、何故か彼に気に入られ、養子として迎え入れられる。レミー・ルボーの名前はこの時ジャンより与えられた。



成人したガンビットは、以前から盗賊ギルドと抗争を繰り返していた暗殺者ギルドのブードロー一族の娘であるベラドンナと結婚する。(当時18歳)
これにより、両ギルドは和解するかに見えたが、ベラドンナの兄ユリアンが結婚に猛烈に反対、ガンビットに決闘を申し込んだ。
ガンビットは決闘には勝利したものの、誤ってユリアンを殺害してしまう。



両ギルドの協定に、“頭領の血縁者を殺害してはならない”との規約があった為、和解が解消される事を恐れたガンビットは自ら姿をくらませ、あての無い放浪の旅を始めることになる。



ガンビットは放浪の旅の途中、シャドウキングに子供の姿にされ、記憶を無くしたストームと出会い、追っ手から彼女を助ける。気の合った二人はしばらく盗賊家業で生計を立てていたが、やがてストームの記憶が元に戻ると、彼女に釣れられる形でX-MENに加わる事になった。

また、こうした経緯もあって当初はストームに好意を寄せていたようだ。



ストームに知り合う以前に、ミスター・シニスターによるマローダーズのモーロックズ虐殺事件の道案内をした事があり、ガンビット自身は計画の内容を一切知らなかった上に、虐殺が始まると蛮行を止めようとして、逆にセイバートゥースに半殺しにされている。(この当たりの詳細は付属コミックに記されている。)



ガンビットはその事実を長い間誰にも打ち明けた事が無かったが、やがてローグと恋仲となり、キスした際にローグの能力により事件の首謀者であるシニスターと面識がある事のみがローグに伝わってしまい、その後ローグはX-MENを抜けてしまったため、二人の関係は疎遠になってしまった。



『オンスロート』事件の最中に二人は再会を果たすが、ローグがジョセフ(実は若返り、記憶を無くしたマグニートー)と一緒にいた為、関係を修復するには至らなかった。



更に、『ゼロ・トレランス』において、宇宙帝国シャイアから帰還する際に南極に不時着したガンビットは、復活した本物のマグニートーに事件の全容を暴露され、激怒したローグとX-MENメンバーにより、一人だけ上半身裸のまんま南極に置き去りにされ、半ば強制的にX-MENを脱退させられるハメになる。合掌。(いや、生きてるから)



ガンビットは手に持った物体にキネティック・エナジーと呼ばれる破壊エネルギーをチャージする能力を持つミュータントであり、普段はトランプを使うがことが多いが、実際には破壊するパワーは物体の質量によって増減するため、より質量の高い(つまり固くて重い)物ほど威力が大きい。また、質量が大きくなるほど、エネルギーをチャージするために費やす時間が長くなる。なお、生物に破壊エネルギーをチャージすることはできない。



ミュータント能力以外には、棒術と投擲武器を使用して戦う。



他のX-メンのような専用のコスチュームではなく、大抵トレンチコートを着用している。



特徴的な赤い眼は女性を誘惑させる催眠効果を持ち、盗賊ギルド時代には、その外見から、“白い悪魔”の異名で周りから恐れられていた。



さて、フィギュアに関しては、なるほど、X-MENイチの伊達男の名にふさわしくイイ男ぶりに仕上がっている。



プロポーション及び造型は秀逸。
特に裾のはためいたトレンチコートの造型はパッケージの状態は素立ちでは不自然だが、一端躍動的なポージングをつけさせると非常に見栄えがする。



しかし、右手の保持力がないせいで、棒をポロポロ落としてしまうのが難点。



カラーリング及びペイントもまずまず。顔の部分は多少個体差があるかもしれない。



可動に関しては、手首、足首の可動部がオミットされている。
おかげで棒の両手持ちができない。これはちょっと残念なところ。
また、胴部は横回転のみで、頭部も髪型のせいか横にしか動かない。



映画版のウルヴァリンでも同じ素体のフィギュアが単品販売されているが、そちらは首のスカーフがなく、代わりにキネティック・エナジーがチャージされたトランプが付属している。頭部の造形やカラーリングも多少異なるようだ。



セットのミスター・シニスターと。
公式設定ではガンビットが187センチ、シニスターが196センチのハズなのだが…シニスター、デカ過ぎだろ。



既に比較の定番と化した、キャプテン・アメリカと並べるとこんな感じ。
伊達男だけに細身。

総じて、可動に難はあるものの、造形的には非常に優れたフィギュアなので、X-MENのメンバーを集めるならば、個人的には単品よりもコチラをオススメしたい。

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