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或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮、マイケル・ベイ監督『トランスフォーマー2:リベンジ』。
米国でのサブタイトルは「リベンジ・オブ・ザ・フォーリン」。
ナニが違うかは観てのお楽しみ。

さて、日本での公開1週目の興行成績は“ターミネーター4”より劣り、1作目よりも低いとのこと。

しかし、

内容的にはダントツでコッチの方が面白い。
ターミネーター贔屓の管理人が言うのだから間違いない。
オートボット達は相変わらずカッコイイし、街と言わず、世界文化遺産と言わず、惜しげもなく壊して回ってくれる。
普通、手間ヒマ考えた場合、大型ロボット同士が昼日中、現代の街しかも都会で派手に暴れまわるシーンなんか絶対に映像化しない。
しかし、敢てそれをやってしまうところがスゴイ。力でねじ伏せる、変化球なしの直球勝負に脱帽。さすがメリケン国。
今週末に本国で公開されるようだが、恐らくブッチギリで1位ではないかと予想される。

しかし、なぜ日本ではあまりウケないのだろうか。
ロボット好きの国民性からしても比較的、受け入れやすい土壌ではあるはずだ。
原因として考えられるのは、まず、オートボットのデザイン(特に顔)が原作とかけ離れ、かつ日本人の感性に合わないこと。
次に、原作トランスフォーマーのプロット自体が、単純な勧善懲悪モノであり、深みに欠けること。大人でも充分観賞に堪えうる設定と、練り込まれたストーリー展開こそが、日本のロボット・アニメの魅力であり、派手な映像だけでは集客には繋がらないということなのだろう。

しかし、迫力は説得力となる。

現実には絶対ありえないと分かっていても引き込まれてしまう力技の映像技術は是非1見の価値アリ、である。

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