或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
監督・脚本アンドリュー・ニコル、主演ニコラス・ケイジの「ロード・オブ・ウォー」(2005年)。
少年時代に一家揃ってウクライナから渡米し、才覚だけで世界的な武器商人に昇りつめた男の物語。
妻に秘密にしていた商売がバレた時、動機は金ではなくて才能なんだと言い切った主人公に拍手。
派手なアクションはなし、謎解きもなし、どんなオチがあるのかと期待していたが、結局家族の理解を得られずにひとり戦場に戻る。ビジネスマンの辛いところだね。
不器用な男を演じさせたら天下一品、ニコラス・ケイジの淡々とした演技にはいつも関心させられるが、最後までコケにされまくったインターポールの熱血刑事(イーサン・ホーク)の方が感情移入しやすいってのは、やっぱりモラルの問題なんだろうな。
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