20.06.24 DEAD POOL LEGENDS : SAURON SERIES / SAURON

クリムゾンダイナモ？　誰それ？　知らない子ですね。

なぜかＮＢＫチームのマーベル担ということで、本日は米ハズブロ社デッドプール・レジェンド、ソウロン・シリーズからビルドフィギュアのソウロンをご紹介。

ソウロンはマーベル・コミックに登場するヴィランのひとりで、中の人はカール・リコスというお医者さん。
ライターのロイ・トーマスとアーティストのニール・アダムスによって創造され、初登場は1969年8月に観光されたX-メン59号である。



ソウロンはエナジーヴァンパイアであり、皮膚の接触を介して他の動物の生命力を吸収する。

リコス医師がミュータントの生命力を吸収して翼竜（プテラノドン）に似た姿へと変身し、その過程において体力やスピードも増加したが、リコスの意識はソウロンに支配されてしまった。

普段はマーベル世界の南極に存在する秘境の島、サベッジランドのジャングルに住んでいる。
コミックではX-メンの敵として描かれることが多い。
人間の姿でいる時は常識人なのだが、強い生命力の持ち主を前にすると誘惑に負けてエナジードレインの能力を使用してしまい、度々ソウロンと化すジキルとハイドのようなキャラクターである。



カール・リコスは十代の頃、探検ガイドであった父の助手として付き添っていたが、南米のティエラデルフエゴでアンダーセンとその娘のターニャを顧客として案内していた際に変異型の翼竜の群れに襲われ、ターニャを庇ってそのうちの一匹に噛まれてしまう。

以来、カールは生きるために他の生物から生命エネルギーを奪わなければ生きていけない身体となり、エナジードレインの能力を行使する衝動と誘惑に駆られ続けることになる。



カールの父親が亡くなった時、アンダーセン氏は娘の命を助けられた恩義を感じて彼を自宅に引き取った。
年が経つにつれカールとターニャは恋に落ちたが、アンダーセンは身分違いを理由に交際を認めようとはしなかった。

ターニャから引き離されたカールはアンダーセンの歓心を得るために医学部に通い、やがて、医師、遺伝学者、そして催眠療法士の資格を取得する。
彼は催眠療法で多くの患者を治療しつつも、その陰で密かに患者の生命エネルギーを奪い取っていたのである。



医者として身を立てた頃の彼の見た目はまだ通常の人間と同じだったが、チャールズ・エグセビアの知遇を得てハボックを診察した際に彼のエネルギーを吸収する。そして、その副作用でプテラノドンに似た翼竜人間へと変貌し、人間の知性と超人的な催眠能力を持つエナジーヴァンパイア、ソウロンと化してしまう。

ちなみにソウロンの名前は指輪物語に登場する冥王サウロンとサウルス（トカゲ）をかけているらしいが、日本語訳ではなぜかソウロン一択である。



ソウロンとなったカールはXメンと戦ったが、自身の変化がターニャをも脅かすことにもなりかねないと悟り、全ての発端となったティエラデルフエゴへと逃げ込んだ。
吸収できるエネルギーがなくなったことでソウロンは元の姿に戻ったが、彼の身を案じて後を追って来たターニャがカールを見つけた際、彼は彼女を傷つけることを恐れ、人間の姿のまま崖から身を投じてしまったのである。

実に悲しい話だと思いませんか？

まぁ、結局生きてたんですけどね？



さて、フィギュアに関しては、ルーズで購入のためパッケ画像はなし。しかも、


パンツを履いていない。

別に今は亡き某大御所俳優を真似たわけではないのだが、最初からなかっただけである。
実はこの商品、海外オクで落札したのだが、出品時からパンツ（ホントは腰布）がないという条件付きだったので無問題。



プロポーション及び造形は良好。
いかにもトカゲトカゲした肌の質感が非常に良き。
どうやら、スパイダーマン・レジェンドに付属していたリザードのリデコらしいのだが、そちらは所持していないので検証のしようがない。



カラーリング及びペイントも特に問題なし。
翼の膜はクリア素材になっており、うっすらと光が透けるようなっている。



可動に関しては、頭（ボールジョイント）、首（前後）、顎、両肩（ヒンジ）、両上腕、両肘、両手首（ヒンジ）、胴（ボールジョイント）、両股関節（ヒンジ）、両膝（ダブルジョイント）、両足首（ロール）、尻尾（上下及び回転）とかなり豊富。
そして特筆すべきはなんといってもやはりこの三重構造の翼。
翼を広げるとかなりの大きさで、いつもの撮影セットには収まらないので食卓で撮影。



アクセサリーの類は付属していない。
パンツ（というか腰布）があったはずなのだがそれは前述の通りである。



足首にロールがあるだけでなく、何気に尻尾がスタンドの役目を果たしていたりするので自立時も余裕で安定。



ちなみに直立時に４インチのフィギュアと比較するとこれくらいの大きさ。
ビルドだけあって、通常のＭＬよりもかなりデカい。



例によってこんな感じに並べて飾ってみたりする。