或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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「世界を脅かす脅威から人類を護るためにニック・フューリー将軍によって集められた最強チーム“アルティメッツ"――アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ワスプらは、様々なトラブルを抱えながらもチームの力を集結し、滅亡の危機から世界を救った。しかし、その1年後、彼らは更なる波瀾の時を迎えていた。主張がぶつかり合い反目する仲間たち……、虎視眈々と彼らを狙う新たな強敵たち……。彼らを脅かすそれらの火種の裏には、邪神ロキの暗躍が……!? そして訪れる最大の脅威を前にして、彼らは再び世界を救う事ができるのか!! 」
マーク・ミラー脚本、ブライアン・ヒッチ画による、“アルティメッツ”日本語版第2弾。
アルティメッツは、マーベル・ユニバースの数ある並行世界のひとつ、「アルティメット・ユニバース(アース1610)」におけるヒーロー・チーム、つまり、通常のマーベル世界(アース616)におけるアベンジャーズである。
前作では、研究が捗らず、恋人につれなくされ、ピム夫妻にポストを奪われ嫉妬に狂ったハルク(ブルース・バナー)の暴走を食い止めて一躍時のヒーローとなり、宇宙に害を為す(と考えられた)人類の滅亡を企てる宇宙人チタウリの侵攻を食い止めて世界の平和を救ったアルティメッツだが、今回は彼らに更なる危機が訪れる。しかもそれは味方同士の不協和音から始まった。
極秘機密であったハルクの正体が何者かによってリークされ、その嫌疑がヒーローの国外派遣に反対してアルティメッツを脱退したソーに向けられた。
しかも、ソーの正体は、キャプテン・ブリテンらが所属する“ヨーロッパ防衛計画”のノルウェーチームが雷神のパワーをイメージして開発したバイオメカを盗んだ、ただの看護師であったことが判明する!
ブルース・バナーは800人の民間人を殺傷した罪で死刑が確定、パニックでハルク化を懸念したニック・フューリーによって太平洋上で人知れず爆殺、ソーはかつてのチーム・メイトであったアルティメッツによって身柄を拘束された後、今度はホークアイの自宅が何者かに襲撃され、妻子は射殺、自身も拉致されてしまう。そして隠しカメラに映された映像には、キャプテン・アメリカの姿が…。
全ての歯車が狂い始めた時、拘束着姿で独房に収監されたソーの前で、彼の弟、ガンナー・ゴルメンを名乗る人物が静かに告げる。
「かわいそうにな、ソー・オーディンサン。弟に現実をかき乱されなんの手出しもできぬとは…」
だが、監視カメラにはその姿は映っていなかった。
裏切り者は誰なのか?ソーは本当にただの狂人なのか?アルティメッツを陥れる陰謀の正体とは?
前作を遥かに凌ぐ盛り上がりを見せるアルティメッツ。
お値段はやや高めだが、枕にでもなりそうな厚みと、全ページオールカラーで、しかもこの内容なら納得していいだろう。
謎が謎を呼び、疑惑が疑惑を生む。早く先を読みたいのに、細部まで描き込まれた豪華なアートが目をクギ付けにし、しかもストーリーは二転三転。まさに至福のジレンマ。
予想を裏切り、期待を裏切らないエンターティメントの理想のような作品。
いやいや、じっくりと堪能させていただきました。ごっつぁんです。
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Re:無題
けいたさん、こんばんは
>タイトル見てドゥームズデイのレビューかと思ったら違いました(´・ω・`)
残念!!
年度末で公私ともに忙しかったのでなかなか更新ができませんでしたが、
これからはちょくちょく更新したいと思いますのでよろしくお願いします。
>タイトル見てドゥームズデイのレビューかと思ったら違いました(´・ω・`)
残念!!
年度末で公私ともに忙しかったのでなかなか更新ができませんでしたが、
これからはちょくちょく更新したいと思いますのでよろしくお願いします。