或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は、米ハズブロ社、マーベル・ユニバース・シリーズからプロフェッサーXを紹介。
プロフェッサーXの本名は、チャールズ・フランシス・エグゼビア(Charles Francis Xavier )。
地上最強のテレパスで、人類とミュータントの平和的共存を願い、親から相続した莫大な遺産でニューヨーク州セイラムセンター郊外にミュータントの子供達のために「恵まれし子らの学園」を設立。
ミュータントを探知する“セレブロ”を開発して、世界各地に点在する子供のミュータントを保護し、力の正しい使い方を説いた。
エグゼビアは表向きには自身がミュータントであることを公表せず、ミュータント学の権威として知られていたが、人間に対して悪意を持つミュータントの存在や、人間のミュータントに対する偏見が日増しに強くなっていくことから、これらに対抗するため学園に集ったミュータントの中から特に強力な者を選抜し、“X-MEN”を結成。
テレパシーを通じてチームの司令塔の役割を果たす。
X-MENの語源はEXTRA-MEN、つまり、“特別な(能力を持つ)者達”を意味する。
エグゼビアは、読心力、記憶操作、精神波を放つなど、様々なサイオニック能力を持つ。
自らの能力を決して悪用しないという人格者であり、学園の生徒達から尊敬を得ているが、その一方で、持論は曲げず、頑固な面もあり、その結果としてX-MENのメンバーを含め、色々な相手と意見が衝突させることもある。
10代の頃に自分の持つ能力に目覚めたが、当時はそのパワーを上手くコントロールできず、ストレスによって若くして頭が禿げ上がる。
しかし、オックスフォード大に入学した頃にはパワーをコントロールできるようになり、その能力により「精神医学の魔術師」とさえ呼ばれた。
戦争のため米軍に入隊し、除隊後、ホロコースト生存者のために診療所で医者として働いていた頃に、エリック(マグニートー)と出会い、共にミュータントの未来を語りあう親友となる。
しかし、一度戦いとなると敵に対して無慈悲に力を行使するエリックの姿を見て、結局袂を分かつこととなる。
また、看護婦だったガブリエル・ハラーと付き合い、リージョンを設けたのだが、妊娠のことはエグゼビアに知らされておらず、後に息子の存在を知る。
エリックと別れた後、凶悪な宇宙人ルシファーと闘い、これを撃退こそするが、戦いにより脊髄を損傷したため半身不随となり、その後は車椅子を用いるようになった。
さて、フィギュアに関してなのだが、
かつて、これほどまでにフルポーザブルの意味のないフィギュアがあっただろうか?
というか、プロフェッサーXと言えば、やはり車椅子のイメージが強いため、下半身の可動なぞ、ハッキリ言ってあってもなくてもさして変わらないと思うのだが。
ちなみにこのフィギュアに付属しているのは車椅子ではなく、星間帝国シャイアの女帝、リランドラから贈られたホバーチェア。
真ん中で分割した状態でパッケージングされているが、組み立てる前に接合部分を良く見て、穴が詰まってないか確認した方が良いかもしれない。
プロポーション及び造型はまずまずだが、スーツを着た普通の人間のようにしか見えないので非常に地味。
カラーリング及びペイントも特に問題はないが、やはり地味。
可動に関しては、素体自体はG.I.ジョーからの流用で、良くできてはいるのだが、キャラがキャラだけに派手なポーズなぞつける意味もないので、まさにトイレの100W状態。
なんというか、レビューに窮するフィギュアではある。
そういえば、ストレスのあまり暴走してオンスロートになったり、自分の失態を隠すために勝手にチームの記憶を操作したことがバレて一気に信頼を失ったりと、毀誉褒貶に激しい人物である。
愛弟子であるサイクロプスと。
最近はフェニックスパワーで暴走したサイクロプスに殺されたりとかしているらしい。
多分そのうちまたテキトーな理由で復活するんだろうけど。
ちなみにフランシス・エグゼビアは日本に初めてキリスト教を伝えたオランダ人の宣教師、フランシスコ・ザビエルの英語名であるとのこと。確かに似てるかもしれない。頭とか。
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本日は、米ハズブロ社、マーベルユニバース・シリーズ4からサイロックを紹介。
サイロックの本名は、エリザベス・ブラドック(Elizabeth Braddock)。通称はベッツィー。
イギリスのマルデンで大富豪ブラドック家に双子の兄ブライアンとともに生まれた。
兄ブライアンは後にイギリスのヒーロー、キャプテン・ブリテンとなる。
明らかに東洋系の容姿を持つサイロックが、なぜイギリス人なのかについては、実は紆余曲折がある。
父親は実は異次元人であり、母親ともどもこの世界に居る時間は少なかったため、彼女は寂しい少女時代を送っていた。
異次元人である父親の遺伝子を次いだことで、強力なサイオニック能力を持つ彼女は兄同様のスーパーヒーローを志し、引退を希望していた兄の後を継いで新たなキャプテンとなったが、 不幸にも最初の闘いで兄の宿敵であったスレイマスター に両目を潰され失明してしまう。
しかし、異次元世界モジョー・ワールドの支配者、モジョーによって潰された両目の代わりに機械の義眼を仕込まれ、更にモジョーの手引きによって X-MENに加わるように仕向けられる。
義眼はモジョーがX-MENをスパイし、同時にその活躍を記録するためのものであったのだ。
その後、X-MENとともにダラスに降臨した魔神アドバーサリーにとの戦った彼女は、仲間とともにオーストラリアに新拠点を構えたが、そこでサイボーグ軍団リーバーズの猛攻に晒され、他のメンバーとともに次元の門を潜って危機を回避する。
だが、彼女が次元の門を潜りぬけた先はなぜか日本の関西であり、時空移動の影響で彼女のサイオニック能力が暴走、運悪くその場に居合わせた女忍者、カンノン (観音) の肉体と自身の精神を強引に融合させてしまったのである。
つまり、そのことが原因で、サイロックの容姿が東洋人のそれとなってしまったわけである。
カンノンとともにそこに居合わせていた自称・日本のビジネスマン、実は陰では忍者軍団ザ・ハンドを操る首領、そしてカンノンを愛人にしていたマツオ・ツラヤバは、モジョー配下のミュータント、スパイラルの協力を得て二人の精神を分離・安定させたばかりか、そのままサイロックを拉致し、改めてニンジャの技術を仕込んだ。
東洋系イギリス人にしてサイキック・ニンジャ、サイロックの誕生である。
そしてマツオは洗脳したサイロックをアイアンマンの宿敵マンダリンに供与した。
マンダリンはサイロックに自らの所有する魔力を秘めた10個のパワー・リングを貸し与え、彼女はそれらの力と新たに体得したサイブレイドの威力をもってレディ・マンダリンとして香港の暗黒街に君臨する。
しかし、香港に現れたウルヴァリンが、彼女の正体がサイロックであることを看破し、壮絶な戦いの末に彼女を救出、戦いの中で彼女自身の洗脳も解かれ、晴れてウルヴァリンと共にX-MENに復帰を果たす。
しかし、この頃の彼女は、まだ奔放なカンノンの影響のせいか、度々サイクロプスを誘惑したりしている。
ちなみにかつてのサイロックは金髪碧眼の絶世の美女であったが、カンノンと精神融合してからはアジア系の肌と美貌に紺色の長い髪をたなびかせた絶世の美女で、コミックにおける、お色気担当だったらしい。
ちなみに、かつてのサイロックの肉体を持ち、サイロックとしての記憶すら備えているルバンシェというキャラクターがX-MENに加わり、一時は戦々恐々としたのだが、後にプロフェッサーの精神走査により、ふたりともホンモノというオチがつき、ふたりは仲直りしたものの、ルバンジェが実はレガシーウィルスに感染していたことから、発症とともにチームを離れている。
サイロックは異次元人の父親譲りの強力なサイオニック能力者である。
その能力を攻撃的に洗練させ、精神波を相手の脳に直接叩き込み失神させるメンタルボルトや、両手にサイオニック・エネルギーの刃を発生させ相手を貫くサイブレイド等の技を使うことができる。また、ザ・ハンドでニンジャの修行も積んでいる。
さて、フィギュアに関しては非常によくできた部類…ではないだろうか。
基本的に女性フィギュアはあまり所持していないので比較しようがないのだが。
プロポーション及び造型は秀逸。
カラーリング及びペイントも良好。
可動も無難なところである。
アクセサリーとして、サイオニック・パワー視覚化したパーツが付属。
身長は確か180センチくらいと女性にしてはかなり大柄。年齢は30歳強だとか。
ハンドの忍者と比較するとやや小柄か。
サイクロプスと。
コミックでは、ジーンと会話中のサイクロプスが、湖で泳ぐ彼女の水着姿に見とれて生返事ばかりして怒られる、というシーンがあるらしい。さもあらん。
本日は、前回に引き続き、米ハズブロ社、マーベルユニバース、コミックパックス・シリーズ、ガンビット&ミスター・シニスターから、ミスター・シニスターを紹介。
ミスター・シニスターは、X-MENに登場するミューンタントのヴィランのひとりで、人間だった頃の名前はナザニエル・エセックス(Nathaniel Essex)。
19世紀に生きた異端の生物学者であったが、その才能を魔神アポカリプスに見込まれ、彼の弟子として不死の肉体を与えられ、怪人ミスター・シニスターとなる。
しかし、後に彼は自分自身で世界を征服したいという欲望に駆られてアポカリプスと袂を分かち、世界征服のためにアポカリプスをも倒せる能力を持つ究極のミュータントを創造することを生涯の目標とする。
そのため、最大出力では山をも崩すと言われるオプティック・ブラストの能力を持つ少年、スコット・サマーズ(サイクロプス)には早くから目を付けており、彼の遺伝子情報を入手すべく、いろいろ暗躍したこともあったらしいが、彼が早々にX-MENに参加したために断念。
少年の遺伝子情報とかって怪人というよりむしろヘンタ(以下略
また、同じくもう一人の最強ミュータント因子を秘めた少女、ジーン・グレイ からは首尾よく遺伝子情報を手に入れている。
研究の末にサイクロプスとジーンの子こそが最強のミュータントたりうると確信した彼は、ジーンが死んだと思っていたサイクロプスに、ジーンの遺伝子情報から造り出したクローンであるマデリーン・プライヤーを近づけ、ネイサン(ケーブル)を生ませることに成功。
しかし、皮肉にも、そのネイサンをアポカリプスによって奪い去られてしまう。
その後も諦めるこなく究極のミュータントを創造するべく暗躍していく中で、レガシーウィルスを世に解き放ってしまうなど、厄介ごとのタネをバラまいている迷惑な変人。
ミスター・シニスターはアポリプスによって不死の肉体を与えられたが、他にもマインドコントロール能力 、超人的なパワーと回復能力を持つ。その巨魁な容貌に反して、頭脳派ヴィランである。
また、凶暴なミュータント達を多額の報酬によって集めて結成したミュータント暗殺集団「マローダーズ」を配下に置いている。メンバーはスクランブラー、セイバートゥース、マリス、スカルプハンター、バーティゴ、ハーブーン、リップタイド。
シニスターは自分の研究に役に立たないような惰弱なミュータントを嫌悪しているらしく、マローダーズに命じてマンハッタン地下に密かに居住しているミュータント達(モーロックス)を襲わせている。
ガンビットもそうとは知らずに案内人を務めさせられことがある。
X-MENはモーロックスを助けるためにマローダーズと死闘を繰り広げるのだが防ぎきれず、モーロックスに多数の死傷者を出してしまう。
マローダーズ側にも死者は出たのだが、シニスターは予め彼らの遺伝子情報からクローンを作っており、欠員が出る度にクローンで穴埋めしているので欠員はない。
さて、フィギュアに関しては、非常によくできた部類
プロポーション及び造型は秀逸。
ただし、いくらなでもガタイがデカすぎ。それもそのはずで、コロッサスの素体を流用しいてる。
特徴的なマントは着脱可能。脱がすとモロにコロッサス。しかもマントが重すぎて安定が悪い。
脱がすとこんな。
カラーリング及びペイントに関しては問題なし。ほとんど紺一色だし。
可動に関しても標準的なマーベル・ユニバースのレベルはクリア。
アクセサリーの類は付属していない。
セットのガンビットと。
どうみてもオーバースケールだが、まあ、素体の流用元が流用元だし、これはこれで是としておく。
本日は、米ハズブロ社、マーベルユニバース・コミックパックス・シリーズ、ガンビット&ミスター・シニスターからガンビットを紹介。
ガンビット(Gambit)は、マーベル・コミックに登場するヒーローで、X-メンのメンバーのひとり。
本名はレミー・エティエンヌ・ルボー(Remy Etienne LeBeau)。
ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのケイジャン。そのためケイジャン・フレンチも話せる。
ケイジャン(Cajun)とは、「アカディア人」を意味する「アケイディアン」(acadian)が転訛したもので、北米にあるフランスのアカディア植民地に居住していたフランス語系の人々の うち、ルイジアナ州に移住した人々とその子孫を指す。
物心がついた頃から身寄りのない孤児であり、その日その日をスリで食いつなぐ貧しい生活をしていたが、ある日、ニューオリンズを拠点とする盗賊ギルドの頭領ジャン=リュック・ルボーの財布を盗もうとして、何故か彼に気に入られ、養子として迎え入れられる。レミー・ルボーの名前はこの時ジャンより与えられた。
成人したガンビットは、以前から盗賊ギルドと抗争を繰り返していた暗殺者ギルドのブードロー一族の娘であるベラドンナと結婚する。(当時18歳)
これにより、両ギルドは和解するかに見えたが、ベラドンナの兄ユリアンが結婚に猛烈に反対、ガンビットに決闘を申し込んだ。
ガンビットは決闘には勝利したものの、誤ってユリアンを殺害してしまう。
両ギルドの協定に、“頭領の血縁者を殺害してはならない”との規約があった為、和解が解消される事を恐れたガンビットは自ら姿をくらませ、あての無い放浪の旅を始めることになる。
ガンビットは放浪の旅の途中、シャドウキングに子供の姿にされ、記憶を無くしたストームと出会い、追っ手から彼女を助ける。気の合った二人はしばらく盗賊家業で生計を立てていたが、やがてストームの記憶が元に戻ると、彼女に釣れられる形でX-MENに加わる事になった。
また、こうした経緯もあって当初はストームに好意を寄せていたようだ。
ストームに知り合う以前に、ミスター・シニスターによるマローダーズのモーロックズ虐殺事件の道案内をした事があり、ガンビット自身は計画の内容を一切知らなかった上に、虐殺が始まると蛮行を止めようとして、逆にセイバートゥースに半殺しにされている。(この当たりの詳細は付属コミックに記されている。)
ガンビットはその事実を長い間誰にも打ち明けた事が無かったが、やがてローグと恋仲となり、キスした際にローグの能力により事件の首謀者であるシニスターと面識がある事のみがローグに伝わってしまい、その後ローグはX-MENを抜けてしまったため、二人の関係は疎遠になってしまった。
『オンスロート』事件の最中に二人は再会を果たすが、ローグがジョセフ(実は若返り、記憶を無くしたマグニートー)と一緒にいた為、関係を修復するには至らなかった。
更に、『ゼロ・トレランス』において、宇宙帝国シャイアから帰還する際に南極に不時着したガンビットは、復活した本物のマグニートーに事件の全容を暴露され、激怒したローグとX-MENメンバーにより、一人だけ上半身裸のまんま南極に置き去りにされ、半ば強制的にX-MENを脱退させられるハメになる。合掌。(いや、生きてるから)
ガンビットは手に持った物体にキネティック・エナジーと呼ばれる破壊エネルギーをチャージする能力を持つミュータントであり、普段はトランプを使うがことが多いが、実際には破壊するパワーは物体の質量によって増減するため、より質量の高い(つまり固くて重い)物ほど威力が大きい。また、質量が大きくなるほど、エネルギーをチャージするために費やす時間が長くなる。なお、生物に破壊エネルギーをチャージすることはできない。
ミュータント能力以外には、棒術と投擲武器を使用して戦う。
他のX-メンのような専用のコスチュームではなく、大抵トレンチコートを着用している。
特徴的な赤い眼は女性を誘惑させる催眠効果を持ち、盗賊ギルド時代には、その外見から、“白い悪魔”の異名で周りから恐れられていた。
さて、フィギュアに関しては、なるほど、X-MENイチの伊達男の名にふさわしくイイ男ぶりに仕上がっている。
プロポーション及び造型は秀逸。
特に裾のはためいたトレンチコートの造型はパッケージの状態は素立ちでは不自然だが、一端躍動的なポージングをつけさせると非常に見栄えがする。
しかし、右手の保持力がないせいで、棒をポロポロ落としてしまうのが難点。
カラーリング及びペイントもまずまず。顔の部分は多少個体差があるかもしれない。
可動に関しては、手首、足首の可動部がオミットされている。
おかげで棒の両手持ちができない。これはちょっと残念なところ。
また、胴部は横回転のみで、頭部も髪型のせいか横にしか動かない。
映画版のウルヴァリンでも同じ素体のフィギュアが単品販売されているが、そちらは首のスカーフがなく、代わりにキネティック・エナジーがチャージされたトランプが付属している。頭部の造形やカラーリングも多少異なるようだ。
セットのミスター・シニスターと。
公式設定ではガンビットが187センチ、シニスターが196センチのハズなのだが…シニスター、デカ過ぎだろ。
既に比較の定番と化した、キャプテン・アメリカと並べるとこんな感じ。
伊達男だけに細身。
総じて、可動に難はあるものの、造形的には非常に優れたフィギュアなので、X-MENのメンバーを集めるならば、個人的には単品よりもコチラをオススメしたい。
ヨメからたまにはブログで褒めろと指令が出た。
仕方ないので褒めることにする。
…
…
…
…
固い瓶のフタを開けるのがうまい。以上。
そんなワケで本日は、先日に引き続き、米DCコレクティブル社のバットマン アーカム・シテイ・シリーズ、2体セットからペンギンを紹介。
ペンギンはバットマンに登場する著名なヴィランのひとりで、本名は、オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット(Oswald Chesterfield Cobblepot)。
短躯に、シルクハット、片眼鏡、・モーニングコートにタキシード、武器の仕込まれたコウモリ傘がトレードマーク。
その名の通り、見た目もまさにペンギン。
ペンギンの語源も“太っちょ”という意味らしいので、まさにピッタリなネーミングである。
原作コミックでは、生まれつき尖った鼻と小さい体のせいで、同級生から苛めを受けていたオズワルドにとって、母親の経営していた鳥類専門ペットショップの鳥たちが唯一の友達だったが、そのペットショップが苛めっ子達に荒らされ、鳥が死んだことで、彼は犯罪の道に走った。
ペンギンという名は、この頃彼につけられたあだ名である。
オズワルドは父を肺炎で亡くしたことから、母親は雨に当たったのが原因だと決め付けて、幼いオズワルドにいつも傘を持たせていたため、長じてからも常に武器を仕込んだ傘を携えることになったらしい。
鳥を操ったり、鳥をモチーフにした犯罪に手を染めるようになり、暗黒街のボスの一人となった。
表向きは「アイスバーグ・ラウンジ」という高級レストランを経営するビジネスマンだが、裏で違法な取り引きも手がけ、またレストランには様々な悪党もやってくるため、バットマンは情報源として彼を利用することもある。
なんらかの理由で、狂気に陥ったヴィランの多いバットマンの作中で、ペンギンは珍しく正気な悪党である。
ただし、彼の行動原理には「尊敬されたい」という幼い頃、周りの人間から愛されなかったことへの裏返しの動機があり、彼もまたトラウマを抱えた人物である。
しかし、悲しいかな、現在の暗黒街のボスとしての地位をもってしても、部下からはまるで尊敬されていない。
さて、フィギュアに関しては、アーカム・シティ・シリーズ全般に言えることだが、多少、グロ目になっている。
プロポーション及び造型は良好。イメージ通り。
シルクハットの下は禿頭になっている。チビデブハゲというある意味でヘレン・ケラー並みの三重苦。
カラーリング及びペイントも良好。
傘の先に血糊がベッタリついているのがある意味でブラック。
可動に関しては少なめ。首、両肩、両手首、腰のみ。
アクセサリーとして、シルクハットの他、コウモリ傘と葉巻が付属。
葉巻は小さいので紛失しないよう注意が必要。
コウモリ傘の柄の部分がペンギンの頭を象っているのが芸コマ。
セットのシックルと。シックルが大柄なだけに逆にペンギンの矮小さが際立つ。
バットマンと比較してもこの通り。