18.05.31 GOD OF WAR ACTION FIGURE SERIES 1 : HERCULES

心配ないさ～♪

そんなワケで本日は、拙ブログと相互リンクを貼ってくださっている奇特な御尽、ＮＴさんのごくさりげない無茶ぶりから始まったコラボ企画。

その名も「≡･ｪ･≡ﾗｲｵﾝ♪やれやっ！」

ということで、米ＤＣアンリミテッド（ＤＣダイレクト社）のゴッド・オブ・ウォー・アクションフィギュアシリーズから大西ライオンヘラクレスをご紹介。

ヘラクレスはギリシア神話の英雄で、同神話に登場する多くのデミゴッズ（半神半人）中でも最大最強の存在である。
メデューサを退治したペルセウスの子孫であり、ミュケナイ王家の血を引く。
生前こそ女神ヘラに憎まれていたが死んでから後は和解してオリュンポスの神々に連なったとされる。

幼名をアルケイデスといい、祖父の名をそのままにアルカイオスとも呼ばれていたが、有名な１２の難行を行っていた際、デルポイの巫女が 「ヘラの栄光」を意味するヘラクレスと呼んでからは本人もそう名乗るようになった。

古代ギリシア各地で神として祀られ、古代ローマに於いても信仰は盛んであった。
その象徴は弓矢、棍棒、鎌、獅子の毛皮である。



ゲームではゴッド・オブ・ウォーシリーズの三作目に登場。
神々に仕え多くの蛮勇を誇ってきた怪力の戦士だが、主人公のクレイトスの方が高名となり、人間でありながら神の座に就いたことから激しく嫉妬している。

アレス神を屠ったクレイトスを破り、自身が戦の神にならんとして、ヘラにそそのかされクレイトスの前に敵として立ちはだかる。

獅子を象ったガントレット、ネメアのカエストスを武器にオリュンポスでクレイトスを待ち受けていたが、クレイトスにカエストスを奪われ、揚げ句の果てにそのカエストスで顔面崩壊するまでタコ殴りにされて死亡。

なお、ゲームの北米版では地下水路に落ちた時には首ごと千切れ飛んでいたらしいが、あまりにも惨（むご）い表現のため、日本版では修正されたとのこと。合掌。



このネメアのカエストスは、元々はヘラクレスの１２の難行のうち、最初の「ネメアの獅子討伐」に成功した際、その活躍を称えてゼウスとヘラによって贈られた武器であり、他の武器では壊せないものを破壊したり、「ネメアの雄叫び」と呼ばれる強力な衝撃波を起こすこともできる。

また、カエストスとは英語でいうセスタス（CESTUS）のことであり、ローマの拳闘士が殺傷力を高めるために拳に巻いた革紐に由来する。



さて、フィギュアに関しては、以前紹介したハデス同様、ほぼスタチュー。
プロポーション及び造形は良好。



カラーリングも問題なし。



可動部は少なく、両上腕と両脛に回転軸があるのみ。



ヘルメットとカエストスは着脱可能。
カエストスは同シリーズのクレイトスに着用することも可能。



４インチのフィギュアと比較するとこれくらい。

ちなみにヘラクレスが戦ったネメアの獅子なのだが、一説によるとヨーロピアン・ケイブ・ライオンと呼ばれる種類らしく、このライオンにはオスも鬣（たてがみ）がなかったとか。