或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は前回に引き続き、米ハズブロ社、旧マーベル・ユニバース シリーズ5から、ダーク・アベンジャーズ版ホークアイ(ブルズアイ)を紹介。
ダーク・ホークアイの中の人はブルズアイで、本名はレスター(Lester)。姓は不詳。
父親であるキングメーカー、名前を知られていない母親、ネイサンと言う名の兄弟がいたが、家族は既に死去し、里親のもとで育てられた。
肉体的には常人であるが、狙った標的は絶対に外さない驚異的な投擲技術を身に付けている。
手裏剣やダーツなど、投擲の腕前はまさに百発百中で、投擲用武器に限らず棒切れや花瓶など、手に持って投げることの出来るあらゆるものを凶器に変える暗殺の達人である。
デアデビルの宿敵としてつとに有名だが、この謎に包まれた殺し屋については、ほとんど何も知られていないに等しい。
ブルズアイが合衆国の刑務所に囚われ、尋問を受けた際、彼がまだごく若い頃、彼の兄弟が虐待を受けていた父親を殺そうとして家に火を放った、と証言をしている。
だが、実際のところ、彼のその証言はあてにならず、家に火をつけたのはブルズアイ自身ではないかと疑いを持たれている。
その後ブルズアイは刑務所から脱走。父親の収容されていた刑務所に火を放ち、今度こそ本当に父親を死なせている。
また、酔って前後不覚になった父親の額に“的(ブルズアイ)”を描いてから撃ったとも言われているが、真偽は定かではない。
ブルズアイ自身の語るところによると、傭兵としてキャリアを積む以前、その投擲の腕をメジャーリーグで活かせないか試したことがあるらしい。
しかし、あまりにも利己的で、かつサディスティックな性格であった彼は、僅か三試合の後、彼の投げる球を誰も打てないことに対して次第に我慢ならないほど退屈し、ついには苛立ちのあまりバッターボックスに立つ打者に故意にボールをぶつけて殺してしまった。
しかしその代わり、国家安全保障局のエージェントとして、そしてそれからまもなくしてフリーの暗殺者となり、敵を殺すことに喜びを覚える彼にとって天職ともいえる生業を見つけることとなる。
ブルズアイの代名詞ともいえる、“物を投擲することにより敵を殺傷する方法”は、彼が最初に傭兵として戦場に趣いた際に編み出された。ベトナム兵を相手に銃を発砲できない状況で、代わりに銃そのものを敵に投げつけ、その先端についた銃剣で相手を刺殺したのだ。
ちなみにブルズアイとは英語で“大当たり”の意味もあり、本人も命中した際のキメセリフとして好んで口にしている。
アメリカに帰国後、ブルズアイはニューヨークで一連の恐喝や殺人でその名を売り、同時に犯罪者でありながらデイリー・ビューグル紙のインタビューに応じるなど、その気まぐれな態度が喧伝された。
弁護士であるマット・マードックを殺すために雇われた際、マットが実はデアデビルである事実を知らずに失敗。自分の仕事を邪魔をされたことを根にもって、デアデビルに復讐を誓い、以後も何かにつけ命をつけ狙うようになる。
ブルズアイが裏社会を牛耳るキングピンの暗殺を依頼された時、逆に標的であるキングピンから依頼人が示したもよりも条件の良い提案をされたことで彼の為に働くようになった。
暫くの間、ブルズアイはキングピンのお抱えの暗殺者の中でもナンバー1の地位を得ていたが、デアデビルとの何度目かの戦いに敗れ刑務所に収監されている間に、エレクトラにその地位を奪われたことを逆恨みし、彼女を殺害。彼女の恋人であったデアデビルの猛烈な怒りを買って、完膚なまでに叩きのめされ、その際背骨を折るほどの重傷を負った。(後に折れた背骨にアダマンチウムを注入して復活。)
クロスオーバー、シビル・ウォーの間、ブルズアイはノーマン・オズボーンに脅され、デアデビルを殺すチャンスを与えるという条件と引き換えにサンダーボルツ(第二期)のメンバーとして働くことを強要される。
ブルズアイは過去の犯罪歴と強い殺人衝動があることから、表向きはヒーローチームであったサンダーボルツとの関係は秘密にされ、サンダーボルツが登録制度に反対した非合法のヒーローを捕らえるのに失敗した時や、ノーマンが誰かを傷つけるか命を奪う必要がある時に奥の手として使われた。
ブルズアイが任務に就いている間は、2人の監視員に付き添われ、それ以外の時間も誰も彼に会うことができないように独房に閉じ込められ、鎖で床に繋がれるか、さもなくば椅子に縛り付けられるかして常に拘束されていた。
クロスオーバー、シークレット・インベーションの後、アベンジャーズの統括責任者になったノーマンは、ブルズアイをダーク・アベンジャーズに起用し、その際にホークアイの衣装とコードネームを与えた。ノーマンの指示でアレスにどつかれ、こづかれながら精神安定剤を摂取する描写がある。
クロス・オーバー、シージではダーク・ホークアイとしてアスガードの攻撃に参加したが、セントリーの暴走と、ロキの裏切りにより敗戦。ムーンストーン共々逮捕される。
しかし、連行される最中に護衛を片付け自力で脱走した。
さて、長々と解説してきたわりに、ダーク・ホークアイというよりも、むしろブルズアイ時代の経歴が長いのは、キャラクターの性質上、いたしかたないところか。
フィギュアに関しては、以前紹介したホークアイの素体を流用し、腕と頭部がリデコとなっている程度。ダークだけにカラーリングも暗め。
歯を向いて笑っている表情が確かにヴィランっぽいかも知れない。
元の素体が秀逸なので、このダーク・ホークアイも当然デキが良い。
矢筒は着脱が可能。アクセサリーは矢筒の他に、弓と矢があるのだが、ルーズで購入したため、矢は付属していなかった。
本家ホークアイと。ちなみに本家の方は、ローニンという別のコードネームとコスチュームで、ニューアベンジャーズに参加して活躍していた。
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