或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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本日は、米DCコレクティブルズ社、DCコミックス スーパーヴィランズ・シリーズから、デストロークを紹介。
マルチプラットフォームのビデオ・ゲーム、“バットマン:アーカム・アサイラム”とその続編、“アーカム・シティ”に続くシリーズ第3作、“アーカム・ビギンズ”に登場するヴィランとして、ゲームのシネマティック・トレイラーでも脚光を浴びているので、ビジュアル的にはご存知の方も多いのでは。
デストロークの本名はスレイド・ジョセフ・ウィルソン(Slade Joseph Wilson)。初登場は「New TeenTitans#2」(1980年)。
元はスゴ腕の傭兵で、アメリカ軍の極秘実験により、スーパーヒーリングファクター(超回復能力)と、優れた身体能力を手に入れる。特に回復能力の方は、脳ミソさえ無事であれば、どんな大怪我でも完治するとさえ言わている。
…どこかで聞いたような話だな。
さらに、元傭兵だけあって、明晰な頭脳から組み立てられる戦略と、どのような武器でも使いこなす多彩な戦闘技術を持ち、過去何度かバットマンを窮地に追い込んでいる。普段は主として両刃の剣と、金属製の棍棒を使用。
…どこかで聞いたような話だな。
初登場時には「デスストローク・ザ・ターミネーター」と名乗っていたようだが、シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター」の大ヒットにより、“ターミネーター”が名乗れなくなったばかりか、カートゥーン(アニメ)のティーンタイタンズでは「デスストローク」という名前が、卑猥なスラングに聞こえるという理由から、本名のスレイドを名乗らざるを得なくなったという悲惨な経歴を持つ。
しかし、悲惨なのはそれだけではない。
デスストロークは、元々、妻子持ちだったのだが、兵士としての自分が忘れられず、妻や息子に黙ってデスストロークとして活動した挙句、彼に恨みを持つ人間によって息子が喉を切り裂かれて言語障害になり、激怒した妻に右目をえぐられて失明している。
つまり、最強で最狂で最凶で最恐なのはヨメ。異論は認めない。
先程から、どっかで聞いたことがある話だな…と連発してきたが、外見といい、経歴といい、能力といい、ライバルであるマーベルコミックに登場する“デッドプール”と瓜二つである。
デスストロークの本名がスレイド・ウィルソンなのに対して、デッドプールはウェイド・ウィルソンである。
先に誕生したのはデスストロークだったが、デッドプールを作り出した生みの親自身が、デスストロークのパクリであることを公言しており、苗字が同じウィルソンなのは、親戚だったら面白いなという、スタッフの悪戯心によるものらしい。
ちなみに、デッドプールは“狂人”だが、デスストロークは“変態”として広く認知されているようだ。
原因は、バットマンと仲違いしたロビンを、自身の後継者にすべく追い掛け回した挙句、色々と腐女子が喜びそうな思わせぶりなセリフを連発したから…らしい。
さて、フィギュアの方は、標準的なDCコレクティブズ・クオリティ。
プロポーション及び造型は文句なしにカッコいい。
カラーリング及びペイントも良好。さほど手の込んだ色使いはしていないので、シンプルにまとまっている。
可動に関しても、標準的な出来栄え。
首部(ボールジョイント)、両肩部(ヒンジ)、両上腕部、両肘部、両前腕部、両股関節部、両大腿部、両膝部、両足首と比較的豊富だが、腰に回転軸がないのがちょっと残念なところ。
アクセサリーとして、両刃の剣、ハンドガン、ナイフが付属。
両刃の剣は背中に、ハンドガンとナイフは大腿のホルスターに収納可能。
アーカム・ビギンズでも同キャラクターのフィギュアがリリースされる予定だが、ビジュアル的にコチラのフィギュアの方が好みだったため購入してみたのだが、まさか本国では変態キャラ扱いとは露ぞ知らなかった。
可動面ではやや物足りないものを感じるが、プロポーション重視の手堅いデザインはDCコレクティブルズならではのデキ。
ところで、同ゲームに登場するヴィランはなかなかマニアック過ぎて、名前を聞いてもあまりピンとこないのだが…。
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