或いはヨメさんとの不毛な戦いの記録
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散々迷った挙句、DVD購入。
なぜ迷ったかと言うと、いずれ"スペシャル・エクステンデット・エディション"が発売されると聞いたからである。
本編は映画館でじっくり堪能したので、今更同じものを16インチの液晶ディスプレイごときで見る気にはならない。(…見たけど。)
しかし、モノの愛し方は十人十色千差万別だが、リメイクを試みる際のオリジナルへの畏敬の念や、それでもなおかつ自分なりのやり方への固執ってはどうやって折り合いつけてるんだろうか?
映画のところどころ挿入されたオマージュカットや、元・ホラー映画監督らしい悪ノリした蟲の群は、やっぱり何かしらのこだわりの顕現なのだろう。
実のところ今回購入に踏み切った真の目的は本編にあらず。付録の『THE WORLD OF KONG』が欲しかったのである。
約120ページ余りの小冊子であるが、オールカラーでスカル・アイランド(髑髏島)の歴史、地理、生態について詳しく解説している。
これ一冊あれば海難事故でスカル・アイランドに漂着しても生存確率が大幅にアップすること間違いなしなので、1家に1冊は常備しておくべきだろう。(島はもう無いらしいんだけどね。)
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魔法使い、狼男、吸血鬼…伝説につたわる特殊能力を持つ“異種族”は、自分の能力に目覚めた時点で、光か闇どちらの側に属するかを選択しなければならない。1000年に及ぶ休戦が続く光と闇の軍勢はお互いに協定違反を監視しあい、それぞれナイト・ウォッチ、デイ・ウォッチと呼ばれた。
そして現代のロシア。予言された“災いの乙女”が現れたことにより、力の均衡が崩れ、光と闇、最後の戦いが始まろうとしていた…。
単純なようでいて難解な設定、マトリックスばりのスタイリッシュな映像、情けないの一言につきる主人公、(あくまでも)ロシア的美人。
まぁ、3部作の1作目ということなので、その分を割り引いたとしてもなかなかムツカシイ映画であることには違いない。取り扱い説明書が必要な映画は勘弁願いたい。
でも、傍迷惑な“災いの乙女”は、程度の差こそあれ、どこにでもいそうで、なかなか笑える。
日本語と英語の字幕同時表示はなんとかならんもんかね?
アイアンロア社のRPG『タイタン・クエスト』の所でも紹介したが、特撮の神様レイ・ハリーハウゼンの(今のところ)最後の作品となった映画『タイタンの戦い』。
ハリーハウゼンは先ごろピーター・ジャクソンによってリメイクされた、映画『キング・コング』のオリジナル(1933年製作)で特撮を担当したウィリス・オブライエンの弟子にあたる。
CG技術がまだ影も形もなかった頃、映画の特撮はダイナメーションと呼ばれる人形アニメーション技術が活用されており、オブライエンやハリーハウゼンはその第一人者であった。
日本のゴジラ等に代表される“着ぐるみ”には表現しえない、ダイナメーション技術で命を吹き込まれた数々のギリシア神話のモンスターの姿は必見。まさに職人芸である。
余談だが、ファンタジー映画が見向きもされなくなった時期、その技術は専らB級ホラー映画に活用されていたため、ホラーやスプラッタが死ぬほどキライなクセに、特撮見たさに半泣きになってビデオ鑑賞したものだ。